2019年07月20日

未経験で介護の仕事に転職！未経験での転職にありがちなお悩みとは？ | 介護求人ナビ　お役立ち情報

「人の役に立ちたい！」「未経験だけど、介護を仕事にしたい！」やりがいを求めた転職は、夢と希望にあふれていますよね。
このページでは、異業種から介護の現場に転職してきた未経験者の先輩の転職体験をご紹介。
「介護施設でやりたい職種を見つけた」「もっと介護技術を活かしたい」「管理職って難しい…」など、転職後のお悩みを介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介します。
せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください！

〈事例1〉介護職として転職したけど、相談員になりたくて。もう一度転職したい

31歳／女性／あおい

人の役に立つ仕事がしたいと思い、一般企業の事務から特別養護老人ホームの介護職に転職しました。でも今の職場で生活相談員という職種を知り、「私がやりたい仕事はこれだ！」と思ったんです。介護職も楽しいけど、すぐにでも生活相談員の仕事がしたくて…。転職してまだ半年だけど、また転職しようか迷っています。

《アドバイス》
「今すぐにでも生活相談員に」と思っているようですが、あなたの状況では、すぐに転職を考えることはあまりおすすめできません。

まず、生活相談員になるためには資格要件があり、その内容は、都道府県によって異なります。
例えば、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格などの資格を要件としたり、一定期間以上の施設での実務勤務を必要とする場合などがあります。また、特別養護老人ホームやデイサービスなどサービス形態によっても、異なる場合があります。
まず、あなたが働く地域の生活相談員になるための資格要件を確認しましょう。

また、たとえ要件となる資格を持っていたとしても、始めたばかりの介護職をすぐ辞めるのではなく、介護職として現場を経験することがプラスになるかもしれません。
生活相談員は、利用者や家族の要望にあわせて入所などの準備などをしなければならないため、相手の思いや本音を引き出し、調整するスキルが必要です。
介護職として働きながら、利用者や家族がおかれている状況や現場を知ることは、生活相談員になった時、大きな力となるはずです。今すぐに転職するのではなく、介護職として経験を積んで、生活相談員をめざしてみてはいかがでしょうか。

「介護の仕事」と一言でいっても、さまざまな職種があります。特に異業種から介護業界に転職する時は、まず介護の職種・仕事内容について詳しく調べるようにしましょう。
たとえ同じ生活相談員でも、特別養護老人ホームとデイサービスの相談員では仕事の内容が異なります。また、事業者の方針によっても、求められることは違います。
あなたが生活相談員という仕事に感じた魅力は何かを整理し、自分の希望と転職先での仕事内容をマッチングすることが大切です。

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〈事例2〉せっかく学んだ介護技術が活かせない職場。ものたりなくて、やりがいを感じない

23歳／男性／マサ

将来性がある、未経験でも歓迎されると聞いて、介護の仕事に興味を持ち、コンビニでバイトしながら介護職員初任者研修を受講しました。資格取得後、すぐデイサービスに転職。でも、移乗や清拭など、せっかく学んだ介護の技術が活かせません。手に職をつけて専門的な仕事をするんだ！と思ったのに、なんかものたりないんですよね…。この転職、失敗だったかな。

《アドバイス》
介護サービスの種類や施設によって利用者の要介護度は違いますし、それによってケアの内容も変わってきます。「想像と違ったから…」とすぐに次の転職を考える前に、まず、あなたが今の職場に満足していない理由を整理してみましょう。

「介護技術が活かせない」「ものたりない」と思っている理由は、働いているデイサービスの利用者の要介護度が低いからでしょうか。
要介護度が低い利用者が多い施設の場合、身体的な介助があまり必要ではない場合もあります。しかし、利用者が楽しく過ごしてもらうためのお手伝いや、いつまでも健康に生活するためのサポートなどはできるはずです。
身体介助だけが介護だと思うのではなく、レクリエーションの充実や介護予防ケアなど、利用者がよりイキイキと暮らしていくための新しい取り組みにトライしてみてはいかがでしょうか。それも、とても専門的なプロの仕事です。

もし「高齢者の生活全般を支えたい」と思っているなら、デイサービスなどの通所サービスではなく、高齢者が暮らす施設の方がいいかもしれません。利用者の生活と24時間じっくり向き合う特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームなどもおすすめです。

介護は「人」と接する仕事ですから、利用者によって求められるケアは違いますし、学んだことがそのまま通用しないこともあります。
まず、あなたが「やりたいと思っている介護」を整理してみれば、今の職場でできることが見えてくるかもしれません。

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〈事例3〉ベテラン介護スタッフが言うことを聞いてくれない！これじゃ管理職失格ですよね…

45歳／女性／ちふみ

飲食店の店長からグループホームのホーム長候補として転職。介護職としての経験はなかったので、6カ月間現場で介護を経験し、先月からホーム長になりました。でも、介護スタッフはベテランで年上が多く、注意をしてもなかなか言うことを聞いてくれなくて…。介護の経験が浅いと、管理職は無理なのでしょうか。

《アドバイス》
ホーム長は、「介護技術」だけではなく「施設をスムーズに運営すること」も求められます。介護施設を運営するためには、スタッフの管理や採用などの人事、経理や総務などの経営、介護に関する法律、など、幅広いスキル・知識が必要です。また、コミュニュケーション能力、判断力、実行力、バランス感覚など基礎となる人間力も重要。
介護職未経験だったあなたが「ホーム長候補」として採用されたのは、飲食店店長としてのスキルが評価されたのだと思います。

しかし、まわりの介護スタッフにとってみれば、あなたはまだ「介護の新人」と思われているのかも。
ベテラン介護スタッフに、すぐに信頼してもらうことは難しいと思います。しかし、あなたが今までの経験で身につけたスキルを活かし、スタッフが働きやすい環境づくりや利用者に喜ばれるサービスを提供していけば、必ずあなたが「ホーム長である」ことを認めてもらえるはずです。

また、介護スタッフのなかには「ホーム長の仕事」をあまり知らない人もいるかもしれません。
年上のスタッフが多いのなら、あまり肩肘をはらず、ホーム長としての苦労を正直に伝えて「介護スタッフとホーム長の仕事の違い」を理解してもらうことも一つの方法です。

ホーム長などの管理職と現場のスタッフでは、求められる業務も違います。ホーム長になってから、1カ月でギブアップするのはもったいないです。
介護経験が浅いことを引け目に思うのではなく、店長経験で身に付けたスキルや、あなたの得意なことに目を向けてみましょう。

また、ホーム長は施設のトップ。部下には言えない悩みもあるでしょう。施設の中だけにいると、相談相手もいなくて、一人でかかえこんでしまいがちです。勤務しているホームの外に、悩みを共有したりアドバイスをしあえる仲間や、ホーム長同士のつながりを持てるといいですね。
介護業界には、職場を横断した有志の勉強会や、facebookのつながりなどもたくさんあります。興味があれば、一度、参加してはいかがでしょうか。

>>介護の仕事の3つの魅力とは？未経験者歓迎のお仕事もご紹介！<<

この他にも、転職者の失敗談＆アドバイスを、以下のページでご紹介しています！

・今までと違うタイプの事業所へ　【介護業界内の転職】
・転職先の同僚との人間関係に悩み　【職場の人間関係】
・履歴書にネガティブ動機は書いちゃダメ？　【履歴書の書き方に失敗】
・面接は下調べが重要！　【面接の準備で失敗】
・職務経歴書を出さないと不利？　【転職の書類で失敗】
・応募時は入力間違いに要注意！　【転職サイトでの失敗談】

ほかにも多数の失敗談があります。すべて見たい方はこちらをどうぞ。
・こんな職場とは思わなかった！「転職先選び」失敗談　→一覧ページ
・履歴書・職務経歴書・面接・…「転職活動」の失敗談　→一覧ページ

履歴書や面接で必要になる「自分らしい志望動機・自己PR」の言葉。ぜひこちらを参考に！

・「志望動機」例文集　→一覧ページ
・「自己PR」例文集　→一覧ページ

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著者：介護求人

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