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2016年08月17日

介護業界から、もっと広い世界に飛び出したくて…転職理由Rさん2

特養に就職したものの、施設長とそりが合わず、ケンカ別れのようになってしまったというRさん。別の特養に転職し、外出支援で介護の仕事のやりがいに目覚めます。しかし、一方で、「もっと広い世界を知りたい」という思いが強くなってきて……。今回は、介護の仕事から離れようとするRさんの心境をお伝えします。

*U・Rさんの「私が転職した理由」…1回目、2回目、3回目4回目(最終回)はこちら



U・Rさん(31歳)のプロフィール・転職経験

image001●介護業界歴…9年

●転職回数…4回

●今までの勤務先…特別養護老人ホーム、有料老人ホーム

●介護の仕事に就いた後に経験…居酒屋店員

●現在の勤務先…訪問介護事業所

●保有資格…介護福祉士


小さな「箱」で満足していいのか

image003転職して勤めた特養では、外出支援を中心に、介護の楽しさを知りました。自分なりに、介護という仕事をやっていける手ごたえをつかめました。しかし、同時に、この特養という「箱」の中だけで自分は生きていくのだろうか、という疑問もフツフツとわいてきました。

まだ23歳、小さくまとまりたくない。自分の知らない世界も知りたいし、自分をもっと成長させたい。それが、この「箱」の中でできるのだろうか。当時の職場は同僚たちも若く、人間関係も良好で、職場にそれほどの不満はありませんでした。けれど、僕は「今の自分」に不満があったのです。

そんなときに、スウェーデンの老人ホームを見学に行くというツアーがあることを知りました。「これだ! これに参加して見聞を広げよう」と思って応募したのですが、応募者が多く、選考があって、残念ながら落ちてしまったのです。

それでも、「海外に行きたい」という思いは止められませんでした。本当のところ、スウェーデンのホームを見ることが自分の希望だったのではない、世界を見てみたいと言うのが自分の希望だったのだ、と。その自覚が強くなるほどに、長期間海外に行きたいという思いもまたどんどん強くなってきました。考えた末に辞表を書き、働いて貯めたお金をおろして、西ヨーロッパへと旅立ち、3カ月滞在しました。

夜行列車やユーレイルパス中心に移動する、いわゆるバックパッカーです。13か国を回って、確実に自分が「変わった」と実感できました。世界にはさまざまな人が住んでいて、今まで出会ったことのないようなハイクラスの人もいれば、衝撃を受けるほど貧しい人もいる。自然ひとつとっても、観たことのない風景が広がっている。自分の価値観はすごく狭いと痛感しました。そして、もっと海外を見てみたい、旅することでもっと自分を変えたいという思いが募りました。

戻ってからも、介護業界に再就職することは考えませんでした。次の旅のために、一番効率よく稼げるのは何の仕事だ? 答えは居酒屋でした。朝までやっている居酒屋の店員になると、夜勤手当がついて、すごく稼げたのです。実家暮らしだったのも幸いして、1年間続けたら150万円貯まりました。そのお金を元手に、再度ヨーロッパをくまなく回り、1年でちょうどお金がなくなり、帰国しました。


介護職は、自分探しをする「手段」に

image0051年間も日本を離れると、すぐに何かを始める気にはなれなくて。帰国後は2週間ぐらいボーっとしていました。これから自分はこの日本で、何をすればいいのか、どんな仕事をしたら自分らしく生きられるのか。答えはすぐに見つからず、また海外に出たくなりました。

しかし、飲食業界の労働事情は、自分が海外に行っている間にだいぶ変わっていました。夜勤にはそう頻繁に入れなくなっていたんです。つまり、飲食業では、海外に行く資金が貯まりにくくなったということです。
色々と調べ、考えて、有料老人ホームの夜勤専門の介護士をやることにしました。社員ではなくて、夜勤だけの契約です。

これだと、一晩2万円、という計算。いろいろやりたいこともあるからと、月10日だけ入ることにしました。その他、合間で居酒屋の夜勤の仕事も入れて、またお金を貯めました。親はちょっとあきれていましたが、それでも見守ってくれました。「自分探しだね、しょうがない。十分に探して、悔いが残らないように」と言ってくれて。本当にありがたかった。感謝してもしきれません。

今思えば、当時の自分にとって、介護の仕事はお金を稼ぐための「手段」でしかなかったですね。本当に情けないし、今となっては申し訳ない思いでいっぱいです。でも、「自分が本当にやりたいこと」を探せない限りは、落ち着くこともできない。焦燥感でいっぱいの時期でした。

次回は、介護の仕事をもう一度見つめなおす様子をお伝えします。

*U・Rさんの「私が転職した理由」…1回目、2回目、3回目4回目(最終回)はこちら

●先輩たちの職場選びの失敗事例に学ぼう
→ 「こんなはずじゃなかった…」 転職先選び 私の失敗談


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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