介護・福祉・医療業界で、履歴書や職務経歴書に関するよくある質問を集めました。
あなたが不安に思っていること、迷っていることの答えも、きっと見つかりますよ!
→【履歴書編】
→【職務経歴書編】
【履歴書編】基本的な質問
Q.どうして履歴書は手書きがいいの?
採用担当者は手書きの履歴書を見慣れていますので、パソコンで作成された履歴書に違和感を持つ人もいます。
また、手書きの履歴書からは応募者の人柄や熱意が伝わってくると感じる採用担当者も少なくありません。
さらに介護業界の場合、介護記録や連絡ノートなどはほとんど手書き。読みやすく、きちんと書けることが求められます。
字を書くのが苦手でも、丁寧に書いて読みやすければ問題ありません。できるだけ手書きで作成するのがおすすめです。
履歴書のフォーマットはこちらでダウンロードできます↓
●手書きの場合
●エクセルで入力する場合
【履歴書編】連絡先に関する質問
Q.「連絡先」の電話番号は、携帯電話の番号でもいいの?
「連絡先」は、応募先の事業者があなたに連絡する時に必要なものですので、日中連絡がとれる電話番号であれば携帯電話でも問題ありません。
連絡がとりづらい時間帯がある場合は、連絡可能な時間を追記しましょう。
Q.メールアドレスはケータイのアドレスでも大丈夫ですか?
連絡先のメールアドレスには、応募先事業者からの連絡が届くことがあります。
パソコンからのメールが受信拒否になっている場合は、当然メールを受け取ることができません。また、受信する文字数制限があると、メールが途中で途切れてしまうことがありますので、注意してください。
【履歴書編】写真に関する質問
Q.スピード写真で好印象の証明写真を撮るコツを教えてください。
証明写真は、できるだけ専門のフォトスタジオか写真専門店で撮影することをおすすめしますが、やむを得ずスピード写真(証明写真ボックス)を利用する場合は、自分自身で身だしなみや表情に気をつけましょう。
まず、服にしわがないか、襟が乱れていないかをチェック。あごを少し引き、口元を引き上げ、目をやや大きく広げることを意識するだけで、写真の印象がアップします。
【履歴書編】学歴・職歴に関する質問
Q.スペースが足りない場合はどうすればいいでしょうか?
学歴は、最終学歴の一つ前から記入しても大丈夫なので、学歴を省略してスペースをつくってください。
ただし、同郷や出身校が同じことが面接時の話題につながることもあるので、できるだけ書いた方がいいでしょう。
職歴については、用紙が2枚になっても構いませんから、省略せずに記入してください。
Q.求人情報の「学歴」を満たしていないと応募できませんか?
介護職の場合、学歴よりも実務経験ややる気、考え方などの人間的な部分が重視される傾向があります。
学歴や資格があればできるという仕事ではないため、学歴不問の求人が比較的多いことも特徴の一つです。
もし求人情報に学歴が記されていても、それは一つの目安であり、事業者が求めるスキルや熱意が感じられる場合は、学歴に関係なく採用される場合もあります。
Q.介護と関係のない学歴を書いても大丈夫ですか?
介護業界では学歴よりも、やる気や考え方などの人間的な部分が重視されます。
また、介護と関係のない学歴でも、今までの介護業界にはない能力を持つ人材として評価する事業者もあります。
あなた自身をよく知ってもらうために、ぜひ書いてください。
Q.職歴はどこまで記入すればいいですか?
正社員・契約社員の職歴を記入すれば問題ありませんが、基本的にはすべての職場を記載した方がいいでしょう。
派遣やパート・アルバイトでも、応募する仕事へのアピールにつながる経験なら、その職歴を記入することをおすすめします。
Q.転職回数が多いので、在籍期間が短い職歴を省いてもいいですか?
正社員・契約社員の職歴は、短期間であってもすべて記入してください。事実と違う経歴を書くことは経歴詐称にあたり、採用を取り消されることもあるのでご注意を。
派遣やパート・アルバイトの場合は、あまり短期間の職歴を書くのは逆効果。少なくとも2カ月以上勤務していた場合は書いた方がいいでしょう。
Q.何度も転職しているのですが、不利になりますか?
転職が多いと、採用担当者から「採用しても、すぐに辞めてしまうのでは」と思われがちですが、納得できる理由があれば、大きなデメリットにはならないでしょう。正社員・契約社員の職歴は、必ずすべて書いてください。
例えば、「家族の介護」「出産・育児」などのやむを得ない事情や、「業績不振」といった会社都合の場合は、面接などで、その旨をきちんと説明できるよう準備しておきましょう。
また、自己都合の場合も、「ステップアップのため」「新しい介護サービスに挑戦するため」など、前向きな理由を伝えられるようにしてください。
Q.職歴にブランクがある時はどうすればいいの?
履歴書には特に記入せず、職務経歴書や面接などでその理由を説明します。
職務経歴書に記入する場合は、その期間に何をしていたかを書きましょう。
【履歴書編】資格に関する質問
Q.取得している資格は全部書いた方がいいの?
ホームヘルパー、介護職員初任者研修、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー、福祉住環境コーディネーターなど…介護・福祉業界にはさまざまな資格があります。履歴書には、すべての資格を記入するのが望ましいですが、多種多様な資格を取得している場合は、応募する仕事に関係する資格のみに絞った方がいいでしょう。仕事に関係がない資格をたくさん書き過ぎると、志向に疑問を持たれたり、「資格マニア」だと思われることがあります。
【保有していれば、必ず明記する介護・福祉の資格】
・ケアマネジャー (介護支援専門員)
・介護福祉士
・社会福祉士
・介護職員初任者研修
・ホームヘルパー1級・2級(訪問介護員)
・介護職員基礎研修
・実務者研修
【仕事内容に関係しそうな場合、明記すると良い介護・福祉の資格】
・認知症ケア専門士
・福祉住環境コーディネーター1級・2級・3級
・ガイドヘルパー(移動介護従事者)
・難病患者等ホームヘルパー
・福祉用具専門相談員
・手話通訳士
・介護食士
・音楽療法士
・介護予防運動指導員
・高齢者コミュニケーター
・介護事務(ケアクラーク)
Q.介護に関する資格を持っていないのですが…。
取得をめざして勉強中の資格がある場合は、その内容や取得予定時期を記入しましょう。
あなたの熱意をアピールすることができます。
例) ケアマネジャー(介護支援専門員)資格取得のために勉強中(または受講中)
【履歴書編】自己PR・志望動機に関する疑問
Q.自己PRをどうやって書けばいいか分からないのですが…。
自分をアピールするためには、自分のことを知ることが大切です。
まず、あなた自身の長所と短所を書き出し、どうしてそう思うのかという理由を具体的なエピソードや出来事を交えて書いていきます。これらの情報を整理することで、あなたのアピールポイントが見えてくるはずです。
自分のことを振り返り、整理するのは大変ですが、あなた自身が気付かなかった自分だけのアピールポイントを発見することができるかもしれません。
Q.前の職場がイヤで転職を希望していることを、志望動機に書いてもいいですか?
転職の理由は、前向きなものばかりではありませんが、後ろ向きな表現はNG。採用担当者から考え方がネガティブな人だと思われてしまうかもしれません。
例えば「人間関係がイヤ」という理由を「チームワークのいい職場で働きたい」と言い換えたり、「評価してくれない」という不満を「仕事の成果を的確に評価されたい」と伝えることで、前向きな印象になります。
*こちらのページで、未経験転職・ケアマネジャー・生活相談員・ヘルパーなど、ケースごと・職種ごとの例文を詳しくご紹介しています。
→自己PR・志望動機の書き方
【履歴書編】本人希望欄に関する疑問
Q.待遇に関する自分の希望はどの程度書けばいいの?
勤務地や職種など、あなたにとってはずせない条件だけをシンプルに記入しましょう。
細かな内容については、面接の時などに採用担当者と話す機会がありますし、履歴書に細かく書くと融通が利かない人と思われがちです。
給与については、本人希望欄に書かず、求人情報で確認した上で面接の時などに確認するのがおすすめです。
【職務経歴書編】
Q.手書きとパソコン作成、どちらが有利ですか?
履歴書は原則手書きですが、職務経歴書はパソコンで作成するのが一般的です。
どちらが有利、ということはありませんので、無理に手書きにする必要はありません。
パソコンで入力できる職務経歴書のフォーマットをダウンロードしたい方はこちら↓
Q.「編年式」と「キャリア式」、どちらが向いているか分かりません。
介護経験が少ない人は「編年式」、経験が豊富な人は「キャリア式」が基本ですが、判断できない場合は、まず編年式で書いてみましょう。
書いた後で、職務(職種)ごとにまとめた方が、みやすくわかりやすいと感じる場合は、キャリア式にするのがおすすめです。
職務経歴書はあなたの業務知識と能力をアピールするものですので、迷った場合は両方書いてみて、どちらが自分をよりアピールできるか比較してみるといいでしょう。
Q.職務をうまく文章にできないのですが…。
あなたがどんな仕事をしていたのかを、採用担当者がイメージできるかどうかが重要なポイントですので、きれいな文章にまとめる必要はありません。
箇条書きでもいいので、できるだけ具体的な情報を盛り込むようにしましょう。
Q.職務経験があまりないので、スペースがあまってしまうのですが…。
経験が浅い場合、職務経歴に書ける内容が少なくなってしまいますが、できるだけ空白は作らないようにしてください。
例えば別枠で「自己PR」という項目をたて、転職(転身)の決意や資格取得、スキルアップのために勉強したことを書いたり、「仕事上の工夫」という項目で今までの仕事で工夫したことや成果を出したエピソードを書いてみましょう。
Q.失業中の職務経歴はどうすればいいの?
失業期間が長い場合、その期間にいったい何をして過ごしていたかを気にする採用担当者が多いようです。
失業中に経験したアルバイトや、資格取得のための勉強などをあらかじめ書き加えれおけば、意欲や前向きな印象が伝わります。
●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●
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