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2014年08月28日

『言えないコトバ』 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

言えないコトバ

■書名:言えないコトバ
■著者:益田ミリ
■発行所:集英社
■発行年月:2012年6月初版第1刷 2013年4月第6刷

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聞こえないコトバに耳を澄ますことの大切さ

<口に出しているコトバよりも、あえて口に出していないコトバのほうが、その人物を知ることができるのではないだろうか?>と、本書の著者、益田ミリさんはいう。あえて口に出さないコトバというのは、その人がそこに何かこだわりがある、ということを意味している。コトバを知らないから口に出さないのではなく、何か理由があってそのコトバが「言えない」のだ、と益田ミリさんはいう。

たとえば、「元気だけが取り柄です」というコトバ。<このコトバを聞いてなんにも感じない人は、現在、元気な人なのだ>と益田ミリさんは思う。それは、彼女がこの原稿を書いているとき猛烈な歯痛に悩まされ、<ああ、健康とは、元気とは、なんとありがたいものだったのだ!>と思っていたからだ。

<だけど、わたしの歯の痛みなど、治る目星がついている、いわば短期集中型。もっともっと大変な人がいるのだと思うと、「元気だけが取り柄です」だなんて、安易な気持ちでは言えないコトバだなって思うのである。>

介護でもコトバの問題は大事なテーマで、「言ってはいけないコトバ」をテーマにした本が最近はよく読まれている。「言ってはいけない」とされるのはもちろん、そのコトバで相手の気持ちを傷つけてしまう可能性があるからだが、益田ミリさんがいうように、一見なんの問題もなさそうなコトバなのに、心ないコトバと受けとられることもたしかにあるから、コトバの使い方はむずかしい――。

本書は著者自身の「言えないコトバ」を、本業であるコミカルなイラストと短文で解説したもの。「おひや」からはじまって「忙しい」で締めくくられる39の「言えないコトバ」は、介護とは直接には関係がないが、人とコトバの関係の深さと、聞こえないコトバに耳を澄ますことの大切をさりげなく教えてくれる。介護のプロのための読んで楽しい“副読本”として、ぜひおすすめしたい。

<佐藤>

著者プロフィール

益田ミリ(マスダ•ミリ)さん。1969年、大阪生まれ。イラストレーター。絵本『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。著書に『泣き虫チエ子さん』『ふつうな私のゆるゆる作家生活』など多数

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