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2020年10月20日

「要支援」「要介護」ってどれくらいの状態?介護度の違いや特徴をわかりやすく解説!

要支援・要介護ってどれくらいの状態?

介護保険制度は、介護を必要とする人が介護度合いに応じて適切な介護サービスを受けられるように創設された制度です。
介護が必要であるかどうか、必要であればその必要度合いはどのくらいなのかを判断する仕組みが「要介護認定」です。

要支援や要介護って、どれくらいの状態?要支援と要介護の違いって?
介護度の違いや特徴を解説します!

「要支援」「要介護」ってどういう状態?

要支援・要介護ってどういう状態?
介護の程度の判定は大きく分類して、「自立」「要支援」「要介護」に分けられます。

「自立」とは、入浴、排せつ、食事などの日常生活における基本的な動作を自分で行うことが可能で、かつ金銭管理や自動車の運転、公共交通機関の利用など生活機能に必要な能力も有する状態のことをいいます。

それに対し、「要介護状態」とは、これら日常生活上の基本的動作を自分で行うことが困難で、常時介護を要する状態にあることをいいます。

「要支援状態」は、自立と要介護との間にある状態で、現在の状態を維持又は改善、向上を目指し、介護度合いの悪化の防止、要介護状態になることを予防するための支援を必要とする状態のことをいいます。

介護度の分類と状態の目安は?

介護度の分類と目安は?
介護度は、要支援状態が「要支援1・要支援2」の2段階、要介護状態が「要介護1・要介護2・要介護3・要介護4・要介護5」の5段階に分類されます。
「要支援1」が最も介護度が低く自立に近い状態で、「要介護5」が最も介護度が高く介護が必要な状態です。

要支援・要介護で、それぞれどのような状態か、具体的な目安は下記のとおりです。

要支援1
介護の基準では、最も低い介護度合い(自立度が高い)です。
日常生活は基本的にほぼ自分で行うことができますが、要介護状態にならないよう何らかの支援が必要な状態となります。
例えば、部屋の掃除や洗濯などに関して一部に介助が必要な状態が該当します。
介護予防サービスが利用できます。

要支援2
要支援1の状態より日常生活を行う力がわずかに低下し、何らかの支援が必要な状態となります。
例えば、身だしなみへの支援や、立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に対し何らかの支えが必要な状態が該当します。
介護予防サービスが利用できます。

要介護1
要介護状態の中では最も低い介護度合いです。
常時介護を要すると見込まれ、日常生活や身の回りの世話などに一部介助が必要な状態となります。
要介護1から利用できる介護サービスが大きく増えます。

要介護2
軽度の介護状態。
食事や排せつに介助が必要なことがあり、身の回りの世話に一部又は多くの介助が必要となります。立ち上がりや歩行に支えが必要です。

要介護3
中程度の介護状態。
食事や排せつなど身の回りの世話を自分自身で行うことが困難なため、多くの介助が必要な状態となります。立ち上がりなどが難しく、歩行が自分でできないことがあります。
要介護3以上で入所での支援が妥当と判断された方は、特別養護老人ホームに入所することができます。

要介護4
重度の介護状態。
食事や排せつなど身の回りの世話に全面的な介助が必要な状態となります。立ち上がりや歩行などもほとんどできません。
全般的に理解力の低下がみられることがあります。

要介護5
最重度の介護状態。
日常生活や身の回りの世話全般にわたって全面的な介助が必要な状態となります。立ち上がりや歩行などもできません。介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態といえます。

介護度はどうやって決めるの?

要介護認定は、コンピューターによる「一次判定」と、介護認定審査会の審査による「二次判定」により認定が行われます。

要介護認定は、介護にかかる「時間」を基準にして、判定を行っていきます。


「要支援」⇔「要介護」の分かれ目はいったい何?

介護保険で利用できる介護サービスは、「要支援」と「要介護」で大きく異なります。
そのため、境目となる要支援2と要介護1の判断が大変重要な位置づけになるのです。

■要支援・要介護を分ける基準は?
要支援か要介護かの判断の基準となるのが「認知機能の低下の評価」「状態の安定性の評価」です。

「認知機能の低下の評価」とは、認知機能や思考・感情等の障害により予防給付等の利用にかかわる適切な理解が困難であるかを評価することです。困難であると判断されれば、要介護1ということになります。

困難でないと判断された場合は「状態の安定性の評価」が行われます。
「状態の安定性の評価」とは、概ね6か月以内に心身の状態が悪化し介護の手間が増大することによる要介護度の再検討の必要性があるかどうかの評価です。

介護の手間の増加につながる変化が概ね6か月以内に発生すると判断されれば「常時介護を要する状態」として要介護1となり、要介護度の再検討の必要がない場合は要支援2ということになります。

要支援はあくまでも介護予防サービスの利用によって心身の状態が改善する可能性が高いと判断される場合が該当します。


まとめ

介護サービスを受けるには、要支援・要介護の認定が必要になります。
適切な介護サービスを受けて、高齢者が快適で安心な日常生活を送るための仕組みが「要介護認定」です。

介護度による状態の違いを知ることで、今後どのような介護サービスが受けられるかを検討する手がかりにしてみてください。

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