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2013年07月01日

介護保険…散歩はNGで、買い物はOK? | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo40sanpo毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は、複数の介護者から声のあがった「介護保険での散歩介助」に関する問題ついて紹介します。

足の怪我、骨折、捻挫、腰痛、関節炎、中長期の入院……何らかの事情によって歩行が困難になり、

「短い距離しか歩けなくなる」 → 「外出する気力が減退する」 → 「ますます歩けなくなる」

という負のスパイラルに陥るケースは非常にありがちな話。
実際、介護認定を受けた人の中には、何らかの事情で歩行機会が減って脚力が弱り、結果的に車椅子生活や寝たきり生活になったという例が非常に多い。

それゆえ介護シーンでは、出歩かなくなった利用者を持つ家族が、「おじいちゃんを散歩させて下さい」「少しでもおばあちゃん歩かせて下さい」などと、介護スタッフに頼む例が非常に多いのだが、これは基本的にはNG行為。
介護者がただ利用者を散歩だけのために連れて行くという行為は、介護保険では認められていない。利用者の家族に知識がなく、しかも「良かれ」と思って言っているだけに、「こう聞かされて驚く利用者家族は多い」と、東京都内の介護施設に勤務するFさんは語る。

Fさんによると、こうしたケースでは「買い物の付き添い」という“裏ワザ”があるのだとか。要するに、「買い物に行ったが、結果的に買い物をしなかった」という形にして、少しでも利用者を介助付きで歩かせるという方法があるのだが、そのあたりはかなりグレーゾーンだ。

ただし、散歩介助に関して、先ほど“基本的にはNG”と断ったのは、2009年に国が、
「『訪問介護員等の散歩の同行』は、(中略)保険者が個々の利用者の状況等に応じて必要と認める場合において、訪問介護費の支給対象となりうるものであること」
という通知を出しているためだ。
これはすなわち、それまでは「散歩=完全NG」だったものが、「散歩でも一定のケースでは報酬算定しますよ」と、改められたということ。
自治体のHPで、「訪問介護における散歩の取扱いについて」という文書を公開している例も多いので、各自ご参照頂きたい。

【参考】
・相模原市

・世田谷区 【PDF】

・京都市 【PDF】

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