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介護職も納得。老人ホームの入居者には残酷だった何気ない言葉とは

2018年12月31日

毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は、「簡単に“死ぬまでに”と言うな」という話題について紹介します。

 

同じ言葉でも、相手によって受け取り方はさまざま

同じ言葉を使っても、相手によっては傷つけてしまうことがあるのが言葉というものの難しいところ。
都内の介護付き有料老人ホームで働くフクイさんは、入居者がある言葉をきっかけに怒っていると知り、理由を聞いて納得したという。

フクイさんに怒りをぶちまけたのは、入居者の中でほぼ最年少の70代の男性Tさんだ。
アルコールが原因で体を壊して入院したことをきっかけに足腰が弱ってしまったTさんは、自宅で暮らすことをあきらめ、老人ホームに入居。
しかし、頭脳に問題はなく、施設に入居後はお酒も止めて栄養バランスの良い食事を食べているため、基本的には健康そのもの。歩行の補助器具を使って散歩をしたり、スタッフとおしゃべりしたりと、穏やかな日々を送っていた。

 

本のタイトルに書かれた言葉を見て怒り出した入居者Tさん

そんなTさんには子どもが4人、孫も数人おり、交代で誰かがTさんのもとを訪ねていたが、ある日、家族からプレゼントされた本がTさんの怒りを買ったのだ。フクイさんがいう。

「Tさんは海外旅行が趣味で、部屋にはアルバムが何冊もありました。
Tさんが時々アルバムを見返していたため、喜ぶと思ったのでしょう。娘さんが、海外の絶景を収めた写真集をTさんにプレゼントしていました。
ですが、その本のタイトルにTさんが怒ってしまったのです」

家族が帰った後、プレゼントの包装を開けたところ、出てきた本のタイトルは『死ぬまでに行きたい○○』というもの。
Tさんは本をしげしげと見つめた後、フクイさんに「この本は捨ててくれ」と言い、理由を聞くとこのように言ったそうだ。

 

入居者Tさんが語った「死ぬまでに」という夢は叶わないという辛さ

「Tさんは、『“死ぬまでに”という言い方は、いずれその夢が叶うかもしれない人間には魅力的な言葉だろう。けれども、もうその夢を叶えるのが絶対不可能な人間には、本当に残酷な言葉だよ』
と言ったんです。

確かに我々は普段、『死ぬまでに1度は……』という言い方を気軽にしますが、可能性が極めて低いのと、可能性がゼロなのでは意味が違います。
Tさんは海外旅行の経験があるだけに、その写真集に載っているような所も、元気だったら行けたはず……という思いがあったようで、“死ぬまでに”というフレーズが辛かったようです」

いくらなんでも、もらったばかりの本を捨ててしまうのはもったいないので、写真集は施設内の共同本棚に置かれ、今では本がボロボロになるほど大人気なのだとか。

テレビ番組や雑誌、本では最近「死ぬまでに行きたい」「死ぬまでに見たい」というフレーズがちょっとしたブームだが、Tさんの気持ちを聞いたフクイさんは大いに納得し、軽々しく“死ぬまでに”という表現を使うのを止めようと心に誓ったそうだ。

「どんな言葉が人を傷つけるかどうかは分からない」という視点は、介護の仕事のみならず、誰でも持っている必要はありそうだ。

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