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2019年10月07日

訪問ヘルパーの勧誘トラブル~宗教のお誘い・退職後のセールスはOK?NG? | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は、「訪問ヘルパーが遭遇した『勧誘』にまつわるトラブル」という話題について紹介します。


勧誘行為はトラブルのもと


訪問ヘルパーには、「やらなくてはいけないこと」「やっても良いこと」「頼まれてもやってはいけないこと」が色々と定められているが、絶対にやってはいけないことの1つが勧誘行為だ。

訪問ヘルパーの仕事は利用者をサポートすること。
セールスを行うために利用者のお宅にお邪魔しているわけではないし、利用者の中には認知能力が低下しているお年寄りもいるので、トラブルのもとだ。


宗教に誘われている、とクレームが…

しかし現実的には、勧誘行為にまつわるトラブルは少なくないらしい。都内の訪問介護事業所で働くハラさんはこう語る。

「ウチの事業所で、かつて実際に起きた事件は、宗教への勧誘です。
利用者さんのご家族から、『ウチの親が最近、ヘルパーの○○さんに誘われて、ある宗教の集会に行っている』とクレームが入ったのです。

集会に誘ったヘルパーはその宗教の熱心な信者で、『雑談をしていたら相手が興味を持ったからお誘いした』『ご本人が行きたいと言ったから招待しただけ』と言い訳をしましたが、そういった行為は止めるように強く注意しました。
利用者さんから勧誘されて、やんわり断るケースは多いのですが……。」


退職後にセールスに行く悪質なケースも!


また、退職したヘルパーが引き起こした悪質なケースもあったという。

「以前うちの事業所で働いていてすでに退職したヘルパーが、自分がかつて訪れていた利用者さんのお宅を訪問し、介護用品を売るという事件がありました。
そのヘルパーは、退職後に介護用品の訪問販売の会社に転職し、“元・利用者”の家にセールスに行ったのです。

先方の会社は当初『正当な営業行為である』と主張しましたが、やがて非を認め、今後そういった営業行為は行わないと謝罪に来ました」

訪問ヘルパーは信頼を前提として他人の家庭に入り込む職業。
かなり立ち入った個人情報まで把握できてしまうため、何かを売ったり勧誘したりするのも容易となるので、プロとしての自覚は絶対に忘れてはいけない。


よかれと思って話をしたら、まさかの事態に

ただし、時には“世知辛い”と言いたくなるような場面もあるという。ハラさんはこう語る。

「私がヘルパーとして訪問している利用者さんとの会話の中で、『普段どのスーパーで買い物をしているか?』という話題になりました。

そこで『Aスーパーが安くて良い』と言ったところ、Aスーパーはその利用者さんの身内が働くスーパーのライバル店で…。『わざわざAスーパーに行くなんて!』と文句を言われてしまったことがありました。

また、あるヘルパーは、ソファーがボロボロになって困っている利用者さんに、父が家具の修繕屋であると話しました。
すると、『ぜひ修理してほしい!』と言われたため、父を紹介し、めでたくソファーはきれいに直ったものの、利用者さんが事業所にお礼の手紙を書いたため、これが勧誘行為ではないかと問題になったんです」

その時は上司が、「お礼の手紙が来るほど喜んでもらえたのだから、褒めるならまだしも、処分なんてもってのほか」と主張してくれたため、騒動にはならなかったそう。

会話の内容で神経過敏になりすぎる必要はないが、金銭が発生したり、介護以外の仕事と関係したりするような勧誘や紹介は“トラブルに発展するリスクがある”ということは、覚えておいたほうが良さそうだ。

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