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2015年08月07日

採用する人・しない人-木下の介護 井上容子さん 取材2 | 介護求人ナビ 転職お役立ち情報

介護業界で転職を考えている人にとって、事業者がどんな人材を求めているのか、採用ではどんな点を重視しているのかというのは、ぜひ事前に知っておきたいところ。そこで今回は、首都圏を中心に有料老人ホームやグループホーム、デイサービスなど幅広いサービスを展開している株式会社 木下の介護の施設長・井上容子さんにお話を伺いました。

*この記事の1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら



担当トレーナーの先輩には、技術のことや接遇のこと、キャリアのことなどをいつでも相談できます。それがスタッフの結びつきの強さにつながっていきます。
担当トレーナーの先輩には、技術のことや接遇のこと、キャリアのことなどをいつでも相談できます。それがスタッフの結びつきの強さにつながっていきます。

○●○ インフォメーション ○●○

株式会社 木下の介護

介護付有料老人ホーム/住宅型有料老人ホーム/グループホーム/デイサービスセンター/ ショートステイ/訪問介護/居宅介護支援

東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー9F
TEL:0120-88-6090(問い合わせ先)

株式会社 木下の介護公式サイト





スタッフのやる気を後押しする少人数制の研修制度

木下の介護が、質の高い介護を提供するために力を入れているのが、人材育成。「なかでも、充実した研修制度は、中途採用で入るスタッフにとっても大きな魅力になっているんですよ」と井上容子さん。

「中途で入ると、まず新入社員研修で介護の基本や会社の方針などを学びます。その後は、階層別の研修が用意され、技術やリスクマネジメント、気づきのヒントなど、テーマは様々。本社には教育・研修専任の部署があり、オリジナルの研修テキストも作っています。外部から講師を招いて研修を行うこともあります。研修は業務時間内に本社で行われるので、参加が難しいパート職員には、各施設で勉強会を開いて知識や技術をフィードバックしています」

さらに「資格取得をめざしやすい環境もある」と井上さんは言います。施設長として活躍する井上さん自身もパートで入社し、経験を積みながら介護福祉士の資格を取得、徐々にステップアップしてきた経歴の持ち主。

「研修の内容には、介護福祉士の実技試験対策に役立つ内容があり、介護福祉士をめざすスタッフにとって、非常に勉強になります。ほかにも、研修担当者によるケアマネジャーの模擬試験もあり、資格を取ってキャリアアップしたい人の背中を押してくれます。いま私が施設長を務めるホームのケアマネジャーも、パートの介護職から始めてキャリアアップした一人です」

そして井上さんの一押しポイントは、研修が少人数制だということ。

「研修を終えて帰ってくるスタッフは、みな『緊張しました~。でも、すごく頭に入りました!』と口を揃えて言います。研修は10名ほどの少人数で行われるので、気が抜けないんです。そのかわり、本当に“勉強してきた感”がありますね。研修が、一人ひとりの働く意欲を引き出してくれる気がします」


ライフスタイルに合わせて働き方を選び、キャリアアップも!

中途採用で入った新人スタッフには、ベテランのスタッフがトレーナーとしてマンツーマンでOJT(*)を行います。(*On the Job Training オン・ザ・ジョブ・トレーニング =職場で実務をしてもらいながら、その仕事を通して指導・教育すること)
独特なのは、最初の一定期間だけでなく、独り立ちした後も師弟関係をずっと続けること。

「教える側には、責任を持ってこの人を一人前に育ててあげようという気持ちが芽生えるし、教わる側だった人も、次は自分が教える側の人材になりたいと頑張る。そうやって先輩後輩の関係が順繰りにつながっていくんです」

職員の雇用形態にも、働きやすさを考慮した仕組みがあるとか。それが、「施設限定社員」という独自の雇用形態。いわば正社員とパートの中間のようなポジションだと言います。

「フルタイムで夜勤もやっていきたいが、近くで働きたいので施設の異動はできない。そういう方が働きやすい雇用スタイルです」

パートで働いていて、フルタイムで働けるようになったから施設限定社員に。その後、正社員に…というふうに、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を選べるのが魅力です。

「施設限定社員で入社し、違う施設や違うサービスでも働いてみたいという意欲が出てきたときに正社員に登用、というステップアップも可能。私もまさにそうやって施設を異動しながら経験を積んできました。他社に転職するのとは違い、施設を異動しても、同じ木下の介護ならやり方は同じなので、イチから覚える必要がありません。いろいろな方の介護を経験できたという点では、とても勉強になりましたね」

転職をしなくても前向きにキャリアアップしていけるのは、首都圏にたくさんの施設、多様なサービスを展開している木下の介護のメリットと言えるでしょう。

さて次回からはいよいよ採用に関するテーマへ。引き続き、井上容子さんにお話を伺います。

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●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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