就職活動でもっとも重要なのが「面接」です。特に、介護業界では、書類審査にはさほど重きをおかず、面接で採用・不採用を決める、という事業者が多数。
重視される面接だからこそ、気を付けるべきポイントは知っておきましょう!
<面接の悩み>
経験者が面接でアピールすべきなのは、どんなこと?
介護の仕事の経験者なので、面接では、いままでの仕事経験について話そうと思っています。ですが、何をどうアピールすればいいかわかりません。それなりに経験してきたつもりですが、それがすごい経験なのか、ごく普通の経験なのかも、自分ではよくわからなくて…。
面接官はどんな話を求めているのでしょう?
「仕事にどう取り組んできたのか」を具体的に伝える
経験者は、
応募先の職場でどう貢献できるのかを具体的に示すことが強みになります。そのためにも
「どんな仕事に携わってきたのか」という職務経歴を、まず整理しておきましょう。職務経歴書を作成することをおすすめします。
>>「職務経歴書」書き方マニュアルはこちら<<
「わざわざ面接で言うようなことなんかない」と思う方もいるかもしれませんが、いざ整理してみると、当時の出来事・自分の工夫などを思い出すはず。
これまでの介護経験の中で、してきたこと、出来ること、得意なこと、努力してきたことを具体的に書き出してみましょう。
小さなことでも構わないのです。たとえば、「身体介助をする際の声かけを工夫したところ、利用者様がリラックスしてくださるのを感じました」など。大事なのは、
「何を、どう」という具体的な内容と、
自分の感想や利用者とのエピソードを交えること。そうすることで、あなたがどう取り組んできたのかが伝わりやすくなります。
また、「介護福祉士」などの
資格取得や、
専門知識の研修への参加経験も強みに。面接でアピールする際は、話の内容に深みを出すことがポイントです。たとえば、資格取得までにどう努力したか、その資格や研修を仕事にどう活かしたか、自分の介護がどう変わったか、など。そうすれば、その人ならではの“経験”がイキイキと伝わってきます。
「協調性」や「チームワーク」のエピソードもGood!
「協調性」や「チームワーク」は介護業界ではとても重視されるポイントです。業界未経験者がいう「チームワーク」と、介護職経験者がいう「チームワーク」とでは、言葉の重みや実感が違います。
協調性に自信のある方は、ぜひアピールしてください。
ただし、「前の職場でも、みんなと協力して働きました」というだけでは伝わりません。どのように協力してきたのか、あるいは、チームワークに貢献してきたことが感じられるエピソードを交えて説明しましょう。
逆に、経験が豊富な人や技術に自信がある人は、スキルばかりアピールしすぎると、協調性という面でマイナスの印象を与えかねないので注意が必要です。
自分のスキルや経験を活かして、他のスタッフとどう協力していけるかを語るようにしましょう。
「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうことが肝心です。
「今後の目標」や「キャリアプラン」でやる気をアピール!
採用の決め手になる要素のひとつが、「熱意」です。そして、その熱意が伝わりやすいのが
「今後の目標」についてのアピールです。未経験者と違い、業界や仕事をわかった上での転職。だからこそ、その目標や熱意は具体的である方が、信頼性も増し本気度が伝わります。
これまでの経験を踏まえて、応募先の職場で「どのような仕事をしたいか」、「やってみたいこと」などを具体的に語れるように準備しましょう。挑戦したい資格や、めざすキャリアを語ることも、やる気をアピールするには効果的です。
その際、気をつけたいのは、応募先の事業所や施設が求めている人物像を確認しておくこと。熱意を語るあまり、先方が求めているものとかけ離れてしまっては意味がありません。また、目標や自分のやりたいことに合致しない職場であれば、最初から応募しない方がよい、といえます。
きちんと応募先のことを理解したうえで、
キャリアプランや目標を実現する場として応募先を選んだということを伝えるようにしましょう。
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