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2019年08月13日

「調理補助」ってどんな仕事?介護施設の調理補助、転職者が業務の実態を教えます

介護施設で暮らしている高齢者の楽しみのひとつは食事です。その食事を提供する調理師のサポートをするのが『調理補助』の仕事。
料理は慣れているからと、簡単に考えていたらそこには意外な落とし穴が…?
このページでは、調理補助の仕事に転職した先輩に、実際の仕事内容を聞いてきました!
転職してから感じたお悩みを、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!

《事例1》利用者に合わせた調理法や仕込みのやり方が覚えきれなくて…

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41歳/女性/美枝子

主婦としての料理経験を活かそうと、介護施設の調理補助の仕事につきました。3カ月経ちましたが、施設特有の調理方法がなかなか覚えられず、凹むことばかり。利用者さんごとにおかずの柔らかさを変えなきゃいけないし、下ごしらえも細かい指示がたくさんあって、頭の中がパンクしそう…。まわりのスタッフは気持ちの良い人ばかりで環境はいいんですが、覚えが悪く、要領も悪い自分がいやで落ち込んでしまいます。

《アドバイス》
まずは一つずつできることを増やしましょう!先輩たちを頼るのも◎。

調理補助の仕事は、調理師の指示に従って行いますが、介護施設の調理には、介護施設ならではの制約や難しさがあります。
まず、施設では食事の時間は決まっていることが多いため、配膳の時間を考慮しながらの作業になります。そのため、スピード感を求められることが多いでしょう。

さらに、入居者は、高血圧などの持病や年齢からくる様々な症状を抱えている方が多く、その方に合わせた調理法をする必要があります。たとえば、噛む力や飲み込む力が弱くなった方のためには、きざみ食、ミキサー食、流動食など、介護食にもさまざまな種類があります。それぞれ下ごしらえを変えたり、とろみをつけたりしなければいけません。また、食が細くなった方のために、好き嫌いを考慮する場合もあります。レストランや社員食堂のように、すべて一律の調理法で作るわけではないのです。

介護施設ならではの調理方法を覚え、作業に慣れるまでには時間がかかります。しかし、細かな手間が必要な理由をよく考えれば、単に手間のかかる大変な作業なのではなく、介護を支える仕事としてのやりがいもでてくるのではないでしょうか。

とはいえ、最初は覚えることが多くて大変でしょう。幸い、まわりのスタッフとの関係は良好のようですから、先輩達を少し頼ってみては?
手順を覚えることに苦戦していることを正直に話せば、覚えるコツを教えてくれるかもしれません。

時間に追われる現場では、スピードはもちろん、優先順位を考えて動くことも求められます。主婦ならば、段取りの大切さは実感しているでしょう。落ち着いて見回せば、主婦の視点で動きの優先順位が見えてくるはず
無駄のない動きを心がけ、まずは一つずつ、自信を持ってできることを増やしていってはいかがですか?

超高齢社会の日本では、高齢者向けの介護食の調理や調理補助の仕事はますますニーズが高まるでしょう。介護食ならではの調理法を覚え、一人前になっておけば、きっと今後も重宝される武器になります。いまはまだ始めて3カ月。もう少し踏ん張って、1年くらいは続けてみてはいかがでしょうか?

それでもどうしても適性が感じられない、という場合は転職を考えてみましょう。その際は、面接などで、調理補助としてどのような作業を行うのか、具体的に聞いておくことをおすすめします。可能であれば、いちど現場を見学させてもらうのも良いかもしれません。

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《事例2》早く調理がしたいのに、盛り付けなどの細かなミスばかり指摘されてうんざり…

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32歳/女性/まりこ

近くの老人ホームに、調理補助のパートとして勤務しています。居酒屋やレストランの厨房で長く働いていたので、料理やスピード感には自信があります。なので早く調理を担当したいのですが、まだ盛り付けしか任せてくれません。先輩からは、仕事は早いが、ミスが多いと指摘されます。それって、盛り付ける食材の数を間違えたり、別の人のものを盛り付けちゃったりした細かなミス。本筋とは関係のないことで文句を言われ、モチベーションが下がります。


《アドバイス》
手際がいいのは良いこと。でも、食事も「介護」の一部分だと考えて。

介護施設での調理は、あなたが以前勤めていた居酒屋やレストランとは違います。料理を提供する入居者は、健康な人ばかりではありません。体調がすぐれず食欲のない人もいれば、病気や高齢のために嚥下(えんげ)機能が低下した状態の人もいます。糖尿病などの食事制限がある人もいるかもしれません。

そのため介護施設の調理では、入居者一人ひとりの体調や状態に合わせ、食材の切り方、刻み方を変えたり、塩分や脂質を変えたりするのです。これはとても重要なこと。介護施設で働くのなら、このことは理解しておかなければいけません。

盛り付けも同様。とても大事な仕事です。レストランのような美しい盛り付けも大切ですが、介護施設の食事は、利用者さんの生活そのもの。
間違って盛り付けたために、病状が悪化したり、喉に詰まらせたり、誤嚥(ごえん)による肺炎を引き起こしたり、入居者が命の危険にさらされることさえあるのです。あなたが担当している仕事は、それくらい責任のある仕事だということを肝に銘じておく必要があります。

早く調理を担当したいという意欲も理解できます。しかし、まずは上記のような責任を理解したうえで、任された仕事をミスなく完璧にできるようにすることが先決。そうでなければ、まわりに評価してもらい、さらに仕事を任せようと思ってもらうのは難しいでしょう。

仕事が手早いのは素晴らしいことですね。でも、ちょっと振り返ってみましょう。
正確さを軽視していませんか?
盛り付けたものを確認していますか?
食べる方のことを考えて、安全においしく召し上がっていただけるよう細心の注意を払いましょう。

どんなに仕事が早くても、ミスがあればそれをやり直す手間がかかり、結果的には効率化できていない可能性があります。
まずは、任された仕事に責任を持って取り組み、ミスなく完璧にできるように取り組みましょう。それができるようになった時点で、調理をやりたいと上司に相談してみては。その時には、あなたの頑張りをきっと認めてくれるでしょう。

ただし、一人ひとりに合わせた調理に興味が持てない、やりがいを感じないのであれば、介護施設での調理の仕事にはあまり向いていないかもしれません。
自分がなぜ調理の仕事をしたいのか、どうして介護施設で働くことを選んだのか、をもう一度じっくり考えてみてはいかがですか?

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