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2017年06月28日

介護職として評価されなかった11年、ついに転機が…転職理由Tさん3 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

同僚だった既婚女性との恋愛が、Tさんの人生を変えました。職場の寮も引き払い、両親の住む隣県へ帰郷。そこで新たに見つけた職場は、またもや介護老人保健施設でした。
しかし、くすぶる思いがあったのでしょうか。斜に構え、利用者にも高圧的な態度……。
そんなTさんを変えたのもまた、次の恋愛、そして結婚でした。

*T・Rさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



T・Rさん(35歳)のプロフィール・転職経験


●介護業界歴…15年

●介護業界での転職回数…1回

●いままでの勤務先…デイサービス、介護老人保健施設、グループホーム

●保有資格…介護福祉士


利用者さんに腹を立て、勤務態度は最悪

介護老人保健施設(老健)にこだわって転職したのは、前の職場の経験が、多少なりとも生かせ、また自分自身が発展していけると思ったからです。
夜勤があることは、むしろ歓迎でした。夜勤手当がもらえ、給料は高くなりますし、昼夜利用者さんに接することで、その人らしさがわかる。そこにも興味がありました。

また、老健は「終の棲家」と言われる特別養護老人ホームと違って、病院からの退院後、自宅に戻るためのリハビリテーションをする場です。
実際には、なかなか回復しない方も多く、老健で亡くなられる方もいますが、それでも「復帰」という希望に寄り添うことができるのが、魅力だと感じていました。

以前の職場ではデイサービスで1年、老健では10カ月しか経験がなかったので、「ここで老健職員としてのキャリアを積みたい」と思ったのです。
けれど、恋愛のもつれがきっかけで前の職場を辞めたことが、自分の中でも尾を引いていたのでしょうか。どこか素直に仕事にのめり込めない自分がいました。

この頃は勤務態度も、あまりよくなかったですね。ちょっとしたことで腹を立てていました。
たとえば、朝、着替えのサポートに入るために利用者さんのベッドに行き、粗相でシーツを濡らしていたりすると、声にこそ出さないものの「チッ!」と思ってしまい、顔にも出る。
老健の利用者さんなのだから、トイレ誘導のときにうまく立てないのはあたりまえなのに、「めんどくせえな」と思ってしまう。

ほかにも、僕以外の職員の言うことは聞くのに、僕の言うことを聞いてくれない利用者さんに腹を立てたりしていました。しかし、思い通りにいかないのは、僕が利用者さんに高圧的だったからです。

上司から、「もうちょっと利用者さんにあたたかく接しなさい」などと注意されて、「そうだよな」と思っても、心から反省できない。「いつでも辞めてやる」という態度だったし、実際にそう言っていました。
実家から通っていたので、辞めても困らない、という安易な考えもありました。今思えば、生意気で子どもだったと思います。


「この職場には自分が必要」と思えるように

そんな自分を変えたのは、やはり恋愛でした。職場の女性に惹かれ、この人と付き合いたいと思いました。
しかし、さすがに同じような展開にはなりたくない。彼女が職場を辞め、訪問介護の仕事に就いてからアタックしました。もう職場恋愛はこりごりだったのです。

付き合ってまもなく子どもができ、結婚しました。子どもが生まれてみるとかわいくて、子育てにもハマりました。それと同時に、利用者さんにも少し優しくなれた気がします。周囲の人たちからも、「結婚して変わったね」とずいぶん言われました。

ただ、この職場では、本当に出世しなかった。11年いても、副主任どまりでした。老健の一般棟、認知症の方がいる棟、両方経験しましたが、フロア長にもなれなかった。
それは僕の態度が悪かったせいでもありますが、運も悪かったのかもしれません。

上司である主任は、仕事が早いわけでもないし、責任感が強いわけでもなかった。
いつも僕がフォローし、決断すべき時期を逃すと職員全員が迷惑するので、決断を迫る役目もいつも僕がしていました。

しかし、上層部には、主任が決断しているように見えるのでしょう。お手柄は全部持っていかれ、正直おもしろくないなぁと思っていました。
2人目の子どもも生まれて、ますますお金がかかるようになり、出世したい、もっと給料がほしいと思うようになった時期でもあります。

結局この職場では主任になれませんでした。
なぜ辞めなかったのか。それは、「この職場には自分が必要」だと思えていたからかもしれません。周囲もそういう目で見てくれた。
やはり人は、必要とされることがモチベーションになるのだな、と思います。

しかし、そんな自分にも朗報が。主任になれなかったかわりというわけではないのでしょうけれども、なんと系列のグループホームの施設長にいきなり抜擢されたのです。

次回は、グループホームの施設長として活躍する様子をお伝えします。

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>



*T・Rさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



●先輩たちの職場選びの失敗事例に学ぼう
→ 「こんなはずじゃなかった…」 転職先選び 私の失敗談


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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