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2017年07月26日

サ責からケアマネへ 希望通りの異動を実現…転職理由Oさん3 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

個別ケアをしたくて訪問介護事業所に転職をしたO・Uさん。しかし、先輩の仕事のやり方に疑問を持ち、彼女の下で働いていく自信を失っていく……。
Oさんは辞める決意をしますが、その働き振りを上司はちゃんと見ていました。以来15年間、同じ医療法人で働き続けてこられたのも、この転機があったからこそ。
今回は、その転機とその後のキャリアの積み方について伺いました。

*O・Uさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



O・Uさん(56歳)のプロフィール・転職体験

●介護業界歴…20年

●介護の仕事に就く前…メーカー事務職、保険会社集金

●介護業界での転職回数…2回

●いままでの勤務先…訪問入浴事業所、介護老人保健施設、訪問介護事業所、デイケア、居宅介護支援事業所

●保有資格…介護福祉士、ケアマネジャー、主任ケアマネジャー


先輩サ責のやり方に納得できず、退職を申し出る

自分のやり方にこだわり、ほかのスタッフにもそれを押し付けようとする先輩。
そのやり方に納得できれば問題がなかったのですが、どうにも真似する気になれず、悩みながら2カ月あまりを過ごしました。
でも、もう限界……。ついに上司に打ち明けました。

退職は覚悟の上でした。自分は介護福祉士になったばかりですし、彼女はずっとその職場に貢献してきたわけです。
どう考えても、職場に必要なのは彼女で、私ではありません。
11カ月で介護老人保健施設(老健)を辞め、また2カ月で退職。これでいいのかと悩みましたが、答えはひとつしかありませんでした。
「辞めさせてください」
彼女の悪口は一切言いませんでした。辞めるなら潔く辞めようと思ったのです。

すると、上司は、「君が優秀でよくがんばっていたのはわかっているよ。そんな貴重な人材を失うのは残念すぎる」と言って、異動を提案してくれました。
びっくりしました。入社後すぐに退職したいと言えば、「わがままで使い物にならない」と思われ、引き止めてもらえるわけがないと思っていたのです。異動という形で救ってもらえるとは想像していませんでした。
こんなありがたいお話をいただけたのも、私がグチを言わなかったからかもしれません。
そして、以前老健を辞めたのが夜勤と家庭との両立ができなかったから、という理由も加味してくれ、日勤だけでよいデイケアへの異動を決めてくれました。


法人内で、異動をしながらステップアップ

デイケアの事業所は若いスタッフが多く、自由で闊達な雰囲気があり、一目で気に入りました。
医療職も多く、理不尽なやり方を押し付ける人もいなくて、仕事をする上でも快適です。ここで1年あまり、管理者としての経験を積ませてもらいました。
管理者として何をしたらいいのか、上司がきめ細かく伝えてくれたこともあり、仕事に自信が持てるようになりました。

同時に私は、ケアマネジャーの資格にも挑戦しました。働きながらの勉強や受験は少し大変でしたが、なんとか合格。
またひとつステップアップができる状況になりました。

管理者として働き続けるのも不満はないのですが、資格を取ったのだから、ケアマネジャーとして働きたい、と思うのは当然です。
しかし、デイケアや老人ホームなどのいわゆる施設ケアマネは、その施設に1人しか必要のないことが多く、私がいた事業所でもすでに別の人が活躍していました。
そこで、試験の自己採点をして「合格している!」と確信できた時点から、上司に、法人内の居宅介護支援事業所への異動をお願いしました。

「今の職場に満足しています、ありがたいと思っています。でも、私はケアマネジャーとして法人に貢献したいんです」
そんな言い方をしました。
法人としては、わざわざ私のために管理者のポストをあけてくれたわけですし、「あなたが辞めてしまうと、欠員が出る」としぶられました。
それは、当然のことです。だから、「すぐに」とは言いませんでした。
「迷惑にならない形での異動をお願いします。タイミングをお待ちしますので」と。

当時、介護保険制度が始まって2年程度。急に在宅での介護サービスの需要が増え、居宅介護支援事業所は、人手不足に悩んでいる状態でした。
そんな環境が幸いしてか、話を持ち掛けて3カ月で異動が決まりました。うれしかったですね。

異動をしたいときは、自分の都合だけで物事を推し進めてはダメだと思うのです。
訪問介護事業所のサ責から、デイケアに異動したときは、先輩のやり方についていけない「自分が悪い」という言い方をしたこと、けっして先輩の悪口を言わなかったことが功を奏したように思います。

また、ケアマネの資格を取って、ケアマネとして仕事をしたいと考えたときには、法人の人事を尊重し、「今すぐ異動したい」「ここに絶対に異動したい」というような要求はしませんでした。
静かに上司と話し合い、法人の方針も尊重する。そんなやり方ができたからこそ、願いがかなったのだと思います。

最終回の次回は、主任ケアマネジャーの資格を取得し、さらにステップアップしていくOさんの様子をお伝えします。

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>



*O・Uさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



●先輩たちの職場選びの失敗事例に学ぼう
→ 「こんなはずじゃなかった…」 転職先選び 私の失敗談


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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