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2017年09月20日

妊娠中にケアマネ資格を取得し、出産後は介護業界に復帰…転職理由Oさん3 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

病院による患者さんの命の扱い方にショックを覚え、「もう医療の現場にかかわるのはいやだ」と辞表を書いたO・Uさん。その後、結婚・出産を経て、介護の世界に戻ってきました。
なぜ介護なのか、介護業界で何をしたいのか。Oさんはターニングポイントを迎えます。

*O・Uさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



O・Uさん(42歳)のプロフィール・転職体験

●介護業界歴…17年

●介護の仕事に就く前…福祉系大学院

●介護業界での転職回数…5回

●いままでの勤務先…社会福祉協議会(デイサービス、介護老人保健施設)、デイサービス、病院、特別養護老人ホーム、居宅介護支援事業所、訪問介護事業所

●保有資格…社会福祉主事、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャー


転職先は、引継ぎも業務の説明もない特別養護老人ホーム

病院に辞表を書いたのは、医療の現場がいやになったことが一番ですが、結婚生活を充実させたい、という理由もありました。
最初のデイサービス時代の同僚と長くお付き合いをしていましたが、病気になってしまったので、結婚はあきらめていたのです。
しかし、病院での勤務にも慣れた頃に、幼馴染みに病気を理解の上でプロポーズされて結婚していました。

これまで忙しすぎて、家庭をおろそかにしていました。でも、もう少し家庭を大事にしたい、子どももほしい。そんな気持ちもあったのです。
退職後は体調を崩しましたが、病院をやめて時間的にも余裕ができたおかげか、健康状態もよくなりました。そして、仕事をやめて半年後には妊娠しました。

仕事をやめてからは、ただ家事や育児をする毎日ではなく、取れる資格は取っておこうと思いました。

最初の自治体の福祉部門に5年間勤務し、そこでは介護の現場にいましたし、社会福祉主事の資格を持っていたので、ケアマネジャーの資格を取得する条件は整っていました。
とにかくケアマネジャーになるための勉強をし、出産2か月前に試験に合格しました。そして、ケアマネジャーの資格を取得してから、介護福祉士の資格を取りました。

資格はとったものの、子どもがまだ小さいので、仕事をするといっても早朝勤務も夜勤も難しい。どうしようか……。
そんな折、近くの特別養護老人ホーム(特養)で生活相談員の募集をしているのを、たまたまインターネットの求人サイトでみつけました。

その法人はなんと、職員のために保育設備があり、子どもがいる職員はその保育施設に子どもを預けられるのです。
近くの保育園にあきがなく働けないと思っていたので、「これは幸運!」とばかりに応募をし、生活相談員として雇用されました。

しかし実際に働いてみると、ここはひどかった。
初日にノートパソコンを1台支給されると、「自分の裁量でやって」と言われるだけなのです。引継ぎもないし、組織の説明もほとんどありません。
あとで聞いたら、教育担当の女性がとても意地悪で、いつもこんな調子とのこと。
仕事に悩む職員が悩みを打ち明けても、「そんなことで悩んでどうするの!」と叱責するだけで、何もしてくれないと言っていました。

パソコンを前にボーっとしていてもしかたがないので、周囲の人たちに少しずつ質問をしながら、自分なりに仕事をみつけていきました。
とはいえ、利用者さんの情報を更新したくても更新のシステムが不備でうまくいかなかったり、職員に周知ができなかったり、とにかくひどい状態です。
これでは相談員としての仕事もまともにできない。子どもを預かる保育施設の環境もよくなく、もうここでは働けないと思い、3カ月で辞めました。


ケアマネジャーは地域包括に言われるがまま?

「これからどうしようか……」と思っていたら、病院時代の同僚が、居宅介護支援事業所を立ち上げたので、ケアマネジャーの資格を使って手伝ってくれないかと、タイミングよく誘ってくれました。
近くの保育園にようやくあきができ、子どもを預けようと思っていた矢先のこと。
二つ返事でOKし、勤務しました。

ここでは2年半ほど勤めました。
最初は、ケアマネジャーの仕事が学べる上に給料ももらえる、とうれしく思っていました。
ですが、しだいに人間関係に疲れてきたのです。

この事業所は、地域包括支援センターから利用者の紹介を得られることが多かったので、地域包括と良好な関係を築くことを、暗黙のうちに社員にも求められていました。
それを知っているから、地域包括の職員の言うことが、必ずしもご本人の利益につながらないと思えるときにも、「NO」ということが難しい。
「なんのための福祉なんだ、介護なんだ」という気持ちがしだいに強くなっていきました。

私を誘ってくれた同僚にも話してみたのですが、「経営のためには我慢しなければいけないことがある」と取り合ってくれません。
「持ちつ持たれつよ、もっと大人になりなさい」という言葉に納得できず、結局は辞表を書くことになりました。

そしてまた、失業してしまったのです。

次回は、訪問介護でのヘルパー、そして成年後見人として働くことに決めたOさんの心境を伺います。

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

*O・Uさんの「私が転職した理由」…1回目2回目、3回目、4回目(最終回)はこちら



●先輩たちの職場選びの失敗事例に学ぼう
→ 「こんなはずじゃなかった…」 転職先選び 私の失敗談


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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