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2019年01月23日

介護は楽しい!と思えたけれど、上司が尊敬できなくて~転職体験Sさん1 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」



◆飲食店(社員)→デイサービス(パート→正社員/介護職)→デイサービス(正社員/管理者)

S・Uさん(女性・36歳)
●飲食店(勤務期間:4年/月収手取り約19万円/ボーナス約19万円×年2回)
●デイサービス(勤務期間:8年/月収手取り約23万円/管理者手当あり・ボーナス約25万円×年1回)


保有資格:ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)、介護福祉士
家族構成:夫、長男、次男

*S・Uさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目、2回目3回目4回目(最終回)はこちら

【介護職になったきっかけ】飲食業の店長業に疲れ果てて

憧れの気持ちだけでカフェ店員になったけれど…

地方の高校を卒業後、東京のカフェに就職しました。当時はカフェブームで、東京のおしゃれなカフェに勤めることは、女の子の夢でもありました。
私が働いていたそのカフェは、雑誌などにも多数取り上げられる有名店。そこが職場だと言うと、周囲からうらやましがられました。
人気店なのでとても忙しかったですが、最初はやりがいがありました。支店に異動し、3年目で店長になったときは「異例の昇進」と言われ、自信がつきました。

でも、それからが大変でした。
当時、私はまだ21歳。パートやアルバイトの方は、10歳近く年上だったり、有名大学の大学生だったりで、人生経験の少ない自分が多様な人たちをまとめるのが、すごく難しくて。
店の売上管理やスタッフ採用などの仕事もあり、毎日12時間働いて、休みが月に2~3日。それでいてお給料は手取りで20万円に満たないのです。
店長になって1年で疲れ果て、結局4年でカフェを退職しました。

夢破れて退職。飲食業でパートとして働くうちに結婚、妊娠

体調を壊して退職したので、その後はのんびり、パートやアルバイトとして飲食店で働くことにしました。それでも正社員のときとそれほどもらうお金は変わりません。なんだか不思議な感じがしました。
そのうちに結婚し、すぐに長男を妊娠したので飲食店で働くのを辞め、専業主婦に。

でも、長男が5歳になった頃、「もう一度外に出て何かしたい」という気持ちになって、求人雑誌などを読むようになりました。
求人サイトを見ているときに、家からほど近いところにあるデイサービスの求人を見つけ、パートで働こうと思ったのです。これが私の介護の仕事との出会いでした。


【介護職のやりがい】介護なら、利用者さんを知るほどやりがいが生まれる

介護職は同じ利用者さんと深く付き合い、理解できる

「飲食業から介護?」と、人には不思議がられましたが、どちらも接客業で、お客様のことを大事にすればするほど、感謝していただき、お役に立てる。
しかし、飲食業ですと、ほとんどは一期一会のようなお客様ばかりです。仲良くなって、その方の性格や嗜好なども知って、深く付き合うことはなかなかできません。

その点、デイサービスでは同じ利用者さんが繰り返しいらしてくださいます。
介護の現場なら、利用者さんとよいお付き合いを目指し、いい関係を築いていくことで、もっとお役に立てるのではないか、と考えて、介護現場で働くことを決めたのです。

子どもが小さいので夜勤のないデイサービスへ

年齢的にも、飲食業でやっていくより、長く働くには介護業界のほうがいい、と思いました。
母が看護師で、ケアマネジャーを兼務していたこともあり、介護業界は身近だった、というのも、デイサービスで働く遠因になっていました。

また、長男がまだ小さかったので、夜遅い仕事はできません。
入居型の介護施設ではなく、デイサービスを選んだのは、夜勤がないから、というのが大きな理由でした。


【はじめての介護職】自分にとても合っている業界

想像どおり、利用者さんとのやり取りが楽しい

デイサービスで働きだした頃は介護の資格もなく、介護助手のような仕事をしていました。
介護について右も左もわかりませんでしたが、利用者さんと話したり、レクリエーションを盛り上げたりするのがとても楽しかったのです。
また、最初に想像したとおり、介護では、何度もお会いしてお付き合いが続くうちに、利用者さんの思いに触れて、「このような方だったのか!」と気づきをいただくことがたくさんあります。

利用者さんと仲良くなって、その方の思いを知るほどに、「お役に立ててうれしい」という思いが強くなって。
この仕事なら、ずっと続けていける気がしていました。


【職場の人間関係への戸惑い】利用者を大切にしないリーダーへの不信感

尊敬できないリーダーと働くことが辛い

介護の仕事は楽しかったのですが、副主任のケアリーダーの方とは、肌が合いませんでした。
勤務経験が長く、50歳を過ぎていたでしょうか。
この方がスタッフの指導をし、ケアの方向性を決めるのですが、介護に対する思いが軽く、利用者さんを深く理解することもなく、下に見て「世話してやっている」という感じでした。

私たちのような若いスタッフのことも下に見ていました。
それなのに、施設長や看護師、ドクターにはコビを売るような感じ。
この不公平感にがまんができなくて、辞めていくスタッフも多かったのです。

髪はバサバサで、服装もだらしがなく、利用者さんへの言葉遣いもぞんざいで、この人がリーダーだなんて、はずかしいな、という思いもありました。
人間的に尊敬できない、とずっと思っていました。

管理者を尊敬できるから、辞めずにとどまれた

ケアリーダーからスタッフへの、ちょっとしたいじめもありました。
私の場合は、保育園の迎えがあると伝えているのに、一番遅い時間の送迎の付き添いを命じられることがありました。私がひやひやしたり困ったりするのを楽しんでいるように見えましたね。

そのようなことが何度も続いて、本当にひどいと思い、管理者に訴えることにしました。
管理者が、「Sさんは保育園のお迎えがあるから、あまり遠いところの送迎をお願いすると、間に合わなくなるの。スタッフの働き方についても考えてあげて」と言ってくれましたが、謝ることも反省することもありません。

でも、長く勤務しているケアリーダーは、デイサービスの大切な戦力だから、辞めさせるわけにはいかない、と管理者に言われました。
たしかに、このデイサービスの生き字引のような存在でもあり、管理者さえも彼女に過去のいろいろなことを聞いて、業務に生かしていました。

ただ、管理者の方が「あなたの気持ちはよくわかる。申し訳ないね。私が管理者としてきちんと管理していくから」と言ってくれたのです。
管理者の方は、何でも話を聞いてくれる、とても頼りになる方でしたね。


【育休取得】理解ある管理者を信じて介護現場に復職

しかし、デイサービスで1年働いたところで、次男を妊娠。無資格のまま、育児休暇に入ることになったのです。

このまま辞めてしまおうか、とも思いました。
けれど、管理者の方が、「必ず戻ってきてくださいね」と言ってくれたのです。
出産後も勤務先を確保してくださるなんて、とてもありがたい。
ケアリーダーが原因で仕事を辞めるなんて、バカバカしいし、必ず復職しようと、心に決めました。

そして、1年間の育休を取り、その間にヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)を取得。
無資格の介護助手の状態から、身体介護ができるように自分をキャリアアップさせました。
そして、次男の保育園が決まると、デイサービスに復職しました。

ところが、当時の管理者との約束はひっくり返されました。
管理者が異動になり、副主任だったケアリーダーが自動的に管理者になっていたのです。

次回は、尊敬できない上司のもとで働くSさんの「自己改革」について伺います。

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

*S・Uさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目、2回目3回目4回目(最終回)はこちら


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