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転職「成功・失敗」体験談

転職は経験の蓄積。介護業界では不利にならないと実感~転職体験Kさん4

2019年9月25日

◆グループホーム(正社員/介護職)→訪問介護事業所(準社員/サービス提供責任者)

K・Sさん(男性・36歳)
介護業界での経歴詳細
●グループホーム併設レストラン(給仕係)(勤務期間:半年/月収手取り約14万円)
●グループホーム(介護職)(勤務期間:5年/月収手取り約16万円)
●訪問介護事業所(ヘルパー→サービス提供責任者)(勤務期間:2年半/月収手取り約20万円)
→訪問介護事業所(管理者)(勤務期間:2年半/月収手取り約20万円+管理者手当・ボーナスあり)
→訪問介護事業所(準社員/サービス提供責任者)(勤務期間:1年半/月収手取り約16万円)

保有資格:介護福祉士
家族構成:妻

*K・Sさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

【転職するときに気を付けたいこと】給与などもきちんと確認を

介護職として初めて勤務したグループホームは、理念と介護技術、科学的な知識がすばらしかった。
しかし、その理念を実現するために、コストバランスを考えられない会社で、経理事務もあいまいだったため、経営に陰りがあり、優秀な社員が次々に辞めていきました。
理念や技術・知識だけでは、事業は継続していけません。

確実なコスト管理、間違いのない経理事務、将来を見据えたマネジメント。
どれも完璧にやるのは難しいですが、少なくとも給与体系がしっかりし、日々の経理に間違いがないことが大切だと思います。
面接のときには、お金のこともきちんと確認したほうがいいです。
給与はいくらなのか、残業代は出るのか、ボーナスや失業保険はあるのか。
お金のことを自分から言い出すのは苦手な人が多いですが、お金は自分の生活を支えるものですから、しっかりと聞くべきだと思います。
その質問に対してきちんと答えてくれる会社ならば、転職してからも安心だと思います。

 

【働きやすい勤務体系は?】週4日勤務のため、職務変更も

今働いている訪問介護事業所では、もともとフルタイムの正社員の管理者として働いていましたが、実家の事業をサポートするために一定の時間が必要と考え、週4日勤務ができないか打診しました。
うちの会社ではそのような勤務体系は今までなかったため、本社は驚いたと思いますが、交渉の末、自分の提案を受け入れてくれました。
僕は、従来どおりの働き方や条件を変えたことになります。

もちろん、どんな会社でもこのようなことを受け入れてくれるわけではありませんが、介護業界は人手不足です。
会社にとって、必要な人材と思ってもらえたら、こちらの条件を受け入れてくれることがあります。

しかし、それにはまず、自分が会社や事業所にとって、有益な人間になるということです。
僕の場合は、訪問介護事業所の実績を上げたことが本社に認められ、「いなくなるよりは週4日勤務でも勤務してくれたほうがいい」と思ってもらえたのだと思います。

自分の希望を聞き入れてもらうため、管理者からサービス提供責任者(サ責)に降格ともいえる異動を提案したのも、自分です。
週4日の勤務で事業所全体を管理者としてみるのはハードルが高いと思ったからです。
自分らしい働き方をするためには、肩書にこだわらないのも、一つの考え方だと思っています。

 

【ダブルワーク】「地域」を視野に実家のマンション経営をサポート

訪問介護事業所のサ責としての仕事を準社員の立場で週4日勤務。
残りの時間を実家の事業サポートにあてる、といっても、事業のほとんどの部分は父親が今も手掛けています。
自分は、賃貸マンションの管理人として、入居者の方々に仲良く楽しく生活していただけるよう、後方支援をするのが仕事だと思っています。
たまたま部屋があいていたので、妻とふたりで自分が管理人を務めるマンションに暮らし、気軽に話しかけられる大家さんのような形で、入居者の方と交流し、地域に根差す活動をしています。

梅の実のなる季節には、裏山の梅の実をとるイベント、夏には流しそうめんの会、ハロウィーンの季節には、お子さんたちと一緒にお部屋を回ってお菓子をもらうイベントも開催しました。
どれも参加を強制するようなものではなくて、「たまたま時間があったら来てください」という、ゆるい募集です。
それでも、みなさん喜んで、家族そろって参加してくださり、楽しんでいただいています。

そうした中で、隣人ファミリーと知り合っていただければ、いざ何か困ったとき、そして災害が起こったときにも助け合える関係性が生まれます。
賃貸マンションは入れ替わりが多く、お子さんが小さかったり、ご夫婦が共働きだったりすると、入居者同士が顔見知りになりにくいものです。
それを補うようなサポートを提案したいと考えています。
おかげさまで、みなさんが通りがかりに会話ができるような関係を築いてくださっています。

そのほか、修繕を含め、入居者のみなさんが快適に暮らせるように、お声をかけ、気軽に意見を言ってもらうのも、自分の役目だと思っています。
そして、マンション経営だけを視野に入れるのではなく、マンションの周辺の方々や周辺の土地も含め、地域を豊かにしていきたい。
それが、古くから土地に根を下ろしているうちの家族のやるべきことだろう、と考えています。

 

【介護+「別の仕事」の利点】他事業の視点を介護の世界にも

黒子としてヘルパーさんたちをサポート

不動産の仕事は、地域に根差し、住む方の地域生活を豊かにしていくことだと思っています。

介護の仕事も同様で、特に訪問介護は地域に住む方々のご自宅におじゃまし、困っていることを支援し、地域生活を豊かにしていただくのが任務です。
そのためには、地域全体を視野に入れ、地域を守っていく視点も必要だと痛感します。
うちの介護事業所のへルパーさんたちの中には、支援する地域に住んでいない人もいますが、毎日その地域に通うのだから、地域を愛し、地域のために動くような気持ちを持ってもらうよう、サ責として伝えていきたいと思います。

実際に利用者さんと密に接するのはヘルパーさんたち。
僕は黒子として、ヘルパーさんたちの活躍の支援をする。
これもまた、マンションの管理人の姿勢と通じるところがあるように思います。
不動産の仕事をしていることで、訪問介護の仕事を別の視点でみつめていけるのが、ダブルワークのメリットでしょう。

ヘルパーさん同士の連携をまとめるのもサ責の重要な仕事

ヘルパーさんたちのサポートという点では、自分が学んできたこと、収拾してきた情報を伝えて示すこともあります。
「脱水しそうだからお水を飲んでもらう」ではなく、1日にどれくらい飲水していて、何mlくらい水分が足りないのか。
しっかりと把握して適切に水分補給をしていただく必要があります。
グループホームでの科学的分析が、今の訪問介護でも生きています。

ただ、例えば水分補給のことだけを考えても、グループホームでは24時間、施設の中で管理ができますが、訪問介護だと週のうち決められた曜日の決められた時間しか利用者さんの様子を見ることができず、ひとりのヘルパーが利用者さんの状態を把握し続けるのは難しいのが実情です。

だからこそ、ヘルパー同士の連携が大事になります。
ひとりの利用者さんの支援に複数の事業所が入っている場合も多いですから、事業所を超えた連携も非常に大事です。
そこをまとめるのが、サ責としての重要な任務であり、やりがいになっていると感じています。

 

【転職の利点】介護職の転職は不利にならない。積み重ねていける

以前、美容師を目指していた人から、こんなことを言われました。
「美容師はたとえ国家資格を持っていても、最初の頃はカットをさせてもらえず、シャンプーと掃除ばかり。一度お店を辞めてしまうと、次はまた、シャンプーから仕事が始まる。いつまでたっても髪をカットする仕事につながっていかない。

けれど、介護職の人は、介護職員初任者研修の資格を持っていれば、最初からベテランと同じ身体介護ができる。しかも、転職しても、不利にならないのがうらやましい」

なるほど、と思いました。

たしかに、介護職の転職はマイナスになりません。
特に、自分がどうキャリアアップしていきたいかの設計図が描けている人にとってはプラスに働きます。

グループホームを経験したから次は訪問介護、資格を取得して居宅介護支援事業所のケアマネジャー、そして地域をコーディネートする相談員になるなど。
自分の理想とする介護の夢を自分の技術や個性を生かして描き、転職によって実現できることすらあります。

みなさんにも、ご自身の夢を実現するために、よい転職・前向きな転職をしていって欲しいと思いますね。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

*K・Sさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目2回目3回目4回目(最終回)はこちら

 

●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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