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2019年10月30日

50代から始めた介護職は、年齢に関係なく働ける仕事~転職体験Rさん1 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」



◆グループホーム(正社員/リーダー)→グループホーム(正社員/施設長)

R・Eさん(女性・59歳)
介護業界での経歴詳細
●グループホームA(パート→契約社員)(勤務期間:3年/年収約310万円)
●グループホームB(正社員)(勤務期間:3年/年収約400万円)
●グループホームA(正社員)(勤務期間:2年/年収約500万円)


保有資格:介護福祉士
介護以外でのその他経験:メーカー(事務職)、クリニック(医療事務)、配送会社(受付事務)
家族構成:夫、長女


【介護職になったきっかけ】無料で資格を取れるならラッキー!

結婚・出産で小児科クリニックの仕事を退職

小さいころから子どもが好きで、高校を卒業後に事務職として働きながら医療事務の資格を取り、小児科のクリニックで働き始めました。
とても混雑して仕事も忙しい職場だったので、結婚してからは家事との両立は大変ということで、パートの事務職に戻りました。
なかなか子どもに恵まれませんでしたが、40歳を目前に、妊娠。妊娠後すぐに入院をし、安静を続けて、なんとか無事に長女を出産しました。

もともと働くことが大好きで、出産したら子どもが小さいうちに、なんらかの仕事に復帰したいと思っていました。
ところが、心臓に疾患を抱えていた長女は通院や手術が必要で、働くよりも我が子の命を守る方が重要と思い、仕事復帰は断念。
その娘が中学生になり、ようやく医師から「もう大丈夫でしょう」というお墨付きをもらったところで、「そろそろ働こう」と思えるようになりました。

けれど、万が一の事態を考えると、昼間ずっと家をあける勇気はありませんでした。
なので、夫が家にいる夜間だけ働ける、夜勤の仕事を探していたんです。

昼は育児、夜は夜勤で仕事。勤務時間重視で仕事に復帰

そんな時、自宅近くの配送会社で夜間の受付の仕事を見つけたのです。
夜の10時から朝6時までで、時給1,100円。
条件がいいとはいえませんが、夫が家にいてくれる時間に週3日なら、安心して働けます。
それに、非常勤職員にもボーナスが出るのも魅力でした。

人には「夜勤は大変なんじゃない?」と言われましたが、医療事務の資格を取得した時も昼間は働いて夜に勉強していましたし、夜起きていることがあまり苦にならない体質です。
毎日夜勤をするわけでもないので、なんとかなると思い、働き始めました。

実際働いてみても、夜間の受付や連絡は多くなく、ラクにこなせました。

介護の資格「ヘルパー2級」が、無料で受けられる!

このままずっと受付の仕事を続けてもいいな、と思っていたのですが、あるとき、自治体の広報紙で、「ヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修に相当)の資格を無料で取得して、介護職として働きませんか?」という募集を見たのです。
今後、介護職が不足することを見込んで、資格取得を援助して介護の仕事を紹介し、介護職に確実になる人を増やす、という自治体の事業でした。

当時、ヘルパー2級を取得しようと思ったら、受講料は8万円程度。
子どもは好きでしたが、私はもともと高齢者と接するのも好きでした。
今すぐ介護職になろうとは思っていませんでしたが、無料で資格を取れるのならラッキー!と思ったのです。


【介護業界で職探し】家から近いグループホームで週5日パート勤務

新設施設のオープニングスタッフはチームワークがいい、と助言されて

しかし、無料で資格だけ取らせてくれるなんて都合の良いことはありませんよね。
自治体の面接官にも「介護職になりますよね?」と念押しされましたし、資格取得後も、何度も介護職の仕事を紹介してもらいました。

ヘルパー2級を取得して3~4カ月ほどは配送会社での仕事を続けていましたが、いつまでもこのままで許されるわけではありません。
何度となく自治体の担当の方から就職先の案内があり、そろそろ介護の仕事に就かなければ……と求人サイトや地元の就職情報紙などで探し始めたところ、自宅からバイクで7~8分のところに、新しいグループホームができるとのこと。

私のように、ある程度の年齢になってから介護職になると、ずっとその施設にいる職員からあれこれ指示を受けたり、文句を言われたり叱られたり、ということが多いと聞きました。
もちろん経験がないのですから、叱られるのはしかたがないですが、理不尽なことを言われたり、意地悪されたりすることもある、と。
「新設のホームのほうがみんな横一線でチームワークもよくていい」と、介護職として働いていた友人から聞いていたので、「ここなら条件がぴったり」と思い、面接に行きました。

利用者本位の施設長の考え方に共感してグループホームに就職!

施設長と面接すると、とても感じのいい女性で、
「よく介護業界に来てくれたわね、新しいグループホームを作り上げるために、一緒にがんばりましょう!」と言ってくれたのです。

「利用者さん本位の介護をする」「利用者さんには家庭での暮らしの延長としてここで過ごしていただきたい」など、自由度高く、利用者を尊重する仕事をしてほしい、という思いが込められているのもうれしくて、「ぜひここで働きたい!」という思いが募りました。
そこで、週5日、このグループホームで働くことにしたのです。


【はじめての介護職】グループホームは利用者さんとの距離が近いのが魅力

新しいグループホームがオープンするのは、面接から半年後だったので、まずは研修として系列のグループホームで仕事を覚えることになりました。

介護の仕事は大変だ、などとよく言われますが、私はすぐに慣れ、楽しく働くことができました。

グループホームは施設がそれほど大きくないので、利用者さんとの距離が近く、心理的にも密接なつながりを持つことができます。
また、職員は新人でも比較的年齢の高い人が多く、私のような者にもなじみやすかったです。
人を相手にする仕事は好きでしたし、子どもがいるのでオムツ換えや嘔吐の処理なども、ちゅうちょするほどのことはありませんでした。
3カ月ほどの研修期間は瞬く間に終わり、新しいホームのオープニングスタッフとして、異動しました。


【安定した契約社員へ】施設長の推薦でリーダーにも昇進

グループホームで働き始めた当初は、パートとしての採用でした。
時給は配送会社での受付業務とほぼ同じ1,100円程度、夜勤をすれば夜勤手当がつきました。
「新人なのに、夜勤にすぐ入って大丈夫ですか?」と聞かれましたが、配送会社で夜間勤務に慣れていたので、勤務時間には不安はありませんでした。
配送会社よりも忙しかったですが、それほど大変だと思うことなく、グループホームでの夜勤にも慣れていきました。

ただ、勤務を重ねていくうち、時給で働くパートではなく、契約社員になりたいと思いました。
基本給がきちんと定められますし、年間1カ月分程度ですが、ボーナスももらえます。
でも、誰もがパートから契約社員になれるわけではなく、施設長が「そろそろこの人は主力の職員になれる」と判断したら、推薦してもらえるシステムです。

施設長には「契約社員になりたい」という希望を伝え、自分なりに一生懸命に勤務するうち、1年半ほどで推薦してもらい、契約社員になる希望がかないました。

契約社員になるとともにリーダー職に任命され、フロアの取りまとめを任されました。
また、このホームでは、施設長が事務業務の大半を担っていたのですが、リーダー職はその事務業務の一部を手伝い、シフトづくりや報酬の計算なども行っていました。
こうした業務に携わることで、グループホーム全体の経営にも触れることができ、会社側にも次第に認められていきました。


<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

次回は、職場への疑問から転職し、その後、出戻りで再就職するまでの道のりを語っていただきます。
次回「グループホームに出戻り転職で、まさかの施設長に昇進!~転職体験Rさん2」は、11月6日に公開予定です。

●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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