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転職「成功・失敗」体験談

グループホームに出戻り転職で、まさかの施設長に昇進!~転職体験Rさん2

2019年11月6日

◆グループホーム(正社員/リーダー)→グループホーム(正社員/施設長)

R・Eさん(女性・59歳)
介護業界での経歴詳細
●グループホームA(パート→契約社員)(勤務期間:3年/年収約310万円)
●グループホームB(正社員)(勤務期間:3年/年収約400万円)
●グループホームA(正社員)(勤務期間:2年/年収約500万円)

保有資格:介護福祉士
介護以外でのその他経験:メーカー(事務職)、クリニック(医療事務)、配送会社(受付事務)
家族構成:夫、長女

*R・Eさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目(前回)はこちら

 

【職場への不満】多すぎる業務とサービス残業

リーダー職になったら残業時間が激増

グループホームでリーダー職になった当初は、昇進し、契約社員として年棒で給料をもらえるようになったので、意気揚々と仕事に取り組んでいました。
現場で働くのが楽しくて働き始めた介護業界でしたが、事務仕事も任され、施設長から頼りにされていることも実感し、うれしく思っていました。
ところが、事務仕事は手をつければきりがなく、きちんと終えて施設長に渡そうと思うと、現場の勤務後、膨大な残業時間をかけてこなすことになります。

当時はこうした残業に対する手当もあいまいで、いわゆる“サービス残業”が多くなりがちでした。
夫や娘は「仕事、大変だね、体を壊さないようにがんばって」と受け止めてくれていましたが、主婦でありながら家のことがおろそかになってしまうことが申し訳なく、また自分としても不満でした。

料理も掃除も大好きで、家事をきちんとこなしたいと思っているのに、次第に夕食はお惣菜を買ってくるようになり、家の中は乱雑になり、いったいなんのために仕事をやっているのか、だんだんわからなくなってしまいました。

介護現場の業務の後に、午前2時まで事務仕事をすることも…

ひどいときは、昼間現場に入り、夕方から事務仕事をし、午前2時まで仕事をしても終わらず一度家に帰って2時間ほど仮眠。早朝に出勤してそのまま夕方まで勤務、などということもありました。
元来丈夫ではありましたが、50代半ばでのこの勤務に、いつまでも耐えられるわけではありません。

ちょうどその頃、夫が体を壊し、入院することに。
でも、入院当日も、仕事が忙しくて病院を出たり入ったり。
その後も、利用者さんの入退院のやりとりが大変で、夫の看病もできないなんて……。
それでも必死に働いていたら、ある日、現場の職員に、「Rさん、ちょっと働き過ぎじゃない?最近やせたよ。もう限界なんじゃないの?」と言われてはっとしました。
こんなことでは倒れてしまう。倒れたら、夫や娘はどうなるの?

もっと家族や自分を大事にしよう、と思い直しました。
それができないのなら、この職場に見切りをつけようか……。
そんなことを考えていると、別のグループホームの施設長から連絡がありました。

 

【1度目の転職のきっかけ】別のグループホームの施設長からのスカウト

知り合いのその施設長が何を言い出すのかと思ったら、「うちの施設でリーダーをやらない?」と。スカウトの話でした。

「今と同じリーダーのポジションと、今より多い給料を保証するわ。
でも、そんなに働く必要はない。仕事とプライベートがうまく折り合うように勤務時間を考えたいと思っているの」と。
まるで、自分の心を読んでくれたかのような言葉です。

私を介護職として育ててくれた初めての職場を裏切ることになるのですから、もちろんとまどいはありました。
でも、過重労働にはもう耐えられない。完全にキャパオーバーだと感じていたんです。

何と言って退職したらいいのか迷いましたが、正直に伝えることにしました。
「この職場に、そして施設長には本当に感謝しているんです。でも、もう体がついていきません」

施設長もいろいろ思うところはあったと思いますが、黙って退職を受け入れてくれました。
そして、私は新しいグループホームにリーダー職として転職したのです。

 

【転職後の仕事】待遇面に満足できても、尊敬できない施設長との関係に悩み

施設長の交代で介護現場は混乱

新しい職場は、信頼できる施設長のもと、余裕をもって楽しく働けました。
以前と同じリーダー職で、しかも正社員。
前の職場は施設長までキャリアアップしないと正社員にはなれない仕組みになっていたので、福利厚生が充実した転職後の環境が、とてもありがたく思えました。
ボーナスも出て、給料の面でも満足でき、「転職してよかった」と思えていました。

けれど、1年もしないうちに、施設長が異動に。
次の施設長は本部から来た若い男性で、介護の実務経験がなく、そのくせ命令口調で、「そんなのできてあたりまえでしょう」などと言うのです。
現場では日々上司への不平不満が多くなり、職場の雰囲気も悪くなってきました。

実務経験のない施設長を信頼できないスタッフが次々と離職

そのうち、1人、2人と退職する人が出てきました。
リーダーとしては踏みとどまらせたいけれど、本人のことを思うと引き留めることもできません。
一緒に「いい介護をしよう」とがんばってきた仲間が、ひとりひとり失望して辞めていくのを見るのがとてもつらかった。
そして、自分もモチベーションが上がらず、次第に疲弊していきました。

辞めたい、とばかり思うようになりました。
でも、辞めてどこに行くの?と考えた時、以前の施設長が懐かしくなりました。
仕事の先輩としても、人生の先輩としても、尊敬できる人でした。

勤務のきつさに、当時のスタッフはみんな辞めてしまったけれど、辞めてからも、彼女たちとは連絡を取り合っていました。
それぞれ別のグループホームに転職したけれど、やはり「前の職場がよかった」というのが共通の気持ちでした。

 

【2度目の転職】以前のグループホームへ出戻り転職がしたい…

引き抜きされて転職してから3年が経った頃、いろいろ考えた末、どうしても以前働いていたグループホームの施設長ともう一度一緒に働きたいと思い、連絡を取ることにしました。

「自分勝手で本当に申し訳ありません。でも、私、戻っていいでしょうか?」
ドキドキしながら言いました。
すると、こう言われたのです。
「あら、うれしい。これから新しいグループホームを立ち上げるの。あなたがそこの施設長になってくれない?」

耳を疑いました。
裏切って転職したのに、こんなに温かく迎えてくれるなんて……。
しかも、施設長としての採用です。リーダークラスが施設長になるには、施設長以上の役職の人の推薦がないとなれないのです。

自分の都合で退職した私ですから、現場に復帰できればそれだけでありがたい、と思っていたのに。
なんて懐の深い施設長なのでしょうか。

以前辞めていった仲間たちも、戻ってきたがっていました。
そのことを伝えると、「あなたが信頼できるスタッフを集めて陣営を作りなさい。自分のカラーで新しいグループホームを作ったらいいわ」と。
ますます感激し、施設長に深々と頭を下げました。

2度目の転職後は、系列の別のグループホームに勤務しながら、オープン準備と施設長になるための研修を受けていたので、目が回るほど忙しかったですが、その忙しさは以前に感じていた先の見えない忙しさとは違いました。

新しいホームを作り上げるためなら、なんだってできると思えたのです。
実際、私は研修をすべて予定どおりにクリアし、施設長として本部にも認められ、新しいホームの開設準備に飛び回りました。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

次回は、現在、施設長をしているグループホームでの仕事内容をお伝えします。
次回「私の理想の介護ができる!施設長はやりがいがいっぱい~転職体験Rさん3」は、11月13日に公開予定です。

*R・Eさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目(前回)はこちら

●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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