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転職「成功・失敗」体験談

訪問介護事業所の立ち上げまでの、介護職としての道のり~転職体験Sさん1

2020年1月22日

◆訪問介護事業所(正職員)→訪問介護事業所(登録ヘルパー)

S・Tさん(女性・47歳)
介護業界での経歴詳細
●訪問介護ヘルパー(正職員)(勤務期間:5年/年収約360万円)
●訪問介護ヘルパー(登録ヘルパー)2事業所掛け持ち(勤務期間:8年/合計月収約48万円)

保有資格:ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)
家族構成:夫、長女(26歳)、長男(24歳)

 

【介護との出会い】仕事の空き時間で資格が取れた「ヘルパー2級」

実家は山口県で、食品や雑貨を扱う販売店を営んでいました。
仕入れと販売だけでなく、そばや惣菜を作って道の駅に卸すなど、販売の形態も幅広く、人手が必要だったので、高校卒業後は家の事業を手伝っていました。

出張で山口県にやってきた夫と知り合って、21歳で結婚。
夫は東京で建設業者として事業をやっていたので、当初は別居結婚のような形をとっていましたが、長女が小学校に入学する頃に、子どもを連れて上京しました。

上京当初は、住まいの近くの手作りのお惣菜屋でパート勤務していましたが、ほどなくして夫の仕事が軌道にのり、忙しくなりました。
夫の建設会社では外国人の研修生を受け入れて寮に住まわせていたので、食事のしたくをしたり、故郷との連絡をとったりと、研修生の世話役をする人間が必要だったのです。
そのため、私がお惣菜屋のパートを辞め、寮母として夫と二人三脚で仕事をするようになりました。

ただ、寮母は、研修生たちが現場に働きに出てしまう昼間は比較的時間が空いていました。
知り合いの看護師さんから「ヘルパーの資格を取ると将来役に立つわよ」と言われたのがきっかけで、昼間の空き時間を利用して、ヘルパー2級の資格を取得しました。
とはいえ、介護の仕事をしようとは思わず、そのまま寮母を続けていました。

しかし、3年ほどたつと、夫の建築会社の経営が思わしくなくなり、他の企業に事業をゆずることに。
夫は個人事業主としてこぢんまりと仕事をしていましたが、会社の縮小と同時に寮も閉めてしまったため、寮母の仕事もなくなってしまいました。

 

【未経験で介護職へ】無職の時に見かけた「ヘルパー募集」の求人

寮母の仕事がなくなって1カ月ほどは無職の状態でぶらぶらしていたのですが、ふと「訪問ヘルパー募集」という張り紙に目が止まりました。
『そういえば、ヘルパー2級の資格を持っていたな。』
『特にやりたい仕事がないのなら、ヘルパーをやってみようかな。』
そんな軽い気持ちで面接を受けに行ったのです。

自分は調理が得意なこと、誰とでも緊張しないで話せることなどをアピールしました。
資格はあるものの介護は未経験だったので、採用されるかどうか自信はありませんでしたが、「すぐに来てほしい」という連絡が。
未経験だったので研修期間ありという条件でしたが、3カ月の研修期間を経て正職員として採用されました。

 

【初めての介護の仕事は?】訪問ヘルパーとして生活援助をしていたけれど…

ヘルパーは、1つの事業所で正職員として働く人と、登録した事業所で都合のいい時間だけ働く登録ヘルパーと、2種類の働き方があります。

正職員だと朝から退社までの間、勤務時間の中で訪問のスケジュールを組み、フルに現場に出ます。
一方で、登録ヘルパーの場合は、『週3回午前中だけ』『週5回午後から夜にかけて』『土日だけ』など、働き方に融通が利きやすく、その人の事情や働ける日数などを加味した働き方ができます。

私が初めてヘルパーとして入職した訪問介護事業所は、できるだけ正職員として採用して利用者のニーズに応えていく方針だったので、私も正職員として働き始めました。

入職したての頃は、調理や洗濯、掃除など主に生活援助を担当することになりました。
介護現場が未経験だった私には、身体介護の技術が備わっていなかったのです。

調理は実家の販売店の頃から始まり、惣菜屋での製造、寮母時代の食事作りなどで経験があり、自信がありました。
短時間でバランスよく何品も作るのが得意だったのです。
しかし、私が作るとスピードの点でも品数の点でも、他のヘルパーさんと差がつきすぎると言われました。
「別のヘルパーさんに不満が集中するから、もっとゆるくやってほしい」とサービス提供責任者には言われましたが、うまく手を抜くことができないため、調理が必要な訪問には担当せず、身体介護を担当するようになりました。

体が全く動かない方のオムツ交換など、大変な部分はありましたが、コツをつかんでしまえば身体介護もスムーズに行えるようになりました。

 

【介護の仕事を辞めたきっかけ】事業所の考え方が理解できない!

初めての介護の仕事は、思った以上に楽しいものでした。
利用者さんと話し、親しくなりながらご本人の好みや持病、性格などを把握して、ご本人が意欲を持てるような介護をしようと思うと、技術だけでなく、自分の人間的な面も磨いていかねばなりません。
ハードルが高いと思いながらも、勉強をすると少しずつよい介護に近づいていく気がして、うれしくなりました。

しかし、一生懸命に利用者さんのことを考えていても、管理者からは「そんなことをしなくていい」と言われました。
「ていねいに介助しすぎるとそれが当たり前になってしまうから、やりすぎないように」と言うのです。
ちゃんと時間内に終わるのだし、問題はないはず、と言ってみたら、
「生意気だわ、あなたはうちの事業所にふさわしくない。おとなしくしたがっていればいいのよ!」と言い放ったのです。

それに、経理を担当していた管理者の奥さんが気分次第で言うことが変わるのにも、振り回されていました。機嫌がいい日には「よい」といっていたことも機嫌が悪い日は許可しない、ヘルパーの給与についても「福利厚生を充実させると経費ばかりがかかり、経営を圧迫する」などと言うのです。
気分次第で言いたい放題の管理者たちに嫌気がさし、とうとう「辞めます」と辞意を示して帰宅してしまいました。

そのうち、夫の事業がまた忙しくなってきたので、夫の仕事のサポートに専念することにしました。
せっかく始めた介護の仕事は楽しかったのに、もう当分介護の仕事はいい、と思うほど疲れていました。

 

【転職のきっかけ】元同僚からの依頼で登録ヘルパーに

しかし、初めて入った訪問介護事業所を辞めてすぐ、その事業所を先に辞めていた元同僚ヘルパーさんから連絡がありました。
転職先の事業所でサービス提供責任者になったという彼女から、
「ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っている利用者さんがいるのだけれど、担当できるヘルパーがいないの。うちで手伝ってくれない?」と打診を受けました。
ALSとは、筋肉の萎縮や筋力低下が徐々に起こり、やがて寝たきりになる病気です。

治療法が確立していない難病で、ご本人も非常につらい思いをされている。
体が徐々に動かなくなることを想定して、精神的にもサポートができるヘルパーは「あなたしか思いつかない」と。

そんなことを言ってもらえるなんて、とうれしくなりました。
そして、「私にできることがあれば」と登録ヘルパーとして働き、その利用者さんだけを担当することにしました。

夫の仕事のサポートと登録ヘルパーの掛け持ち。
今から思えば、この時が自分らしい仕事人生をスタートするきっかけになっていたと思います。

 

<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

次回は、登録ヘルパーとしての高収入を得ることになるSさんの働き方を語っていただきます。
次回「登録ヘルパーを掛け持ち!月収48万円の高収入を達成~転職体験Sさん2」は、1月29日に公開予定です。

 

●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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