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2020年01月29日

登録ヘルパーを掛け持ち!月収48万円の高収入を達成~転職体験Sさん2 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」



◆訪問介護事業所(正職員)→訪問介護事業所(登録ヘルパー)

S・Tさん(女性・47歳)
介護業界での経歴詳細
●訪問介護ヘルパー(正職員)(勤務期間:5年/年収約360万円)
●訪問介護ヘルパー(登録ヘルパー)2事業所掛け持ち(勤務期間:8年/合計月収約48万円)


保有資格:ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)
家族構成:夫、長女(26歳)、長男(24歳)

*S・Tさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目(前回)はこちら


【1度目の転職】登録ヘルパーなら介護現場に集中できるかも

初めて働いた訪問介護事業所で、正職員のヘルパーとして5年目で年収360万円もらっていたのは、恵まれていたと思います。
でも、管理者やその奥さんに「正職員は経費がかかる」「福利厚生は経営を圧迫する」などと言われていやになってしまって、他の事業所への転職も考えないまま、退職してしまいました。

ただ、介護の仕事が嫌いになったわけではなかったのです。
利用者さんのお役に立てるこの仕事にやりがいを感じていました。
でも、介護事業所の中には経営が難しいところもあり、そういうところで働くヘルパーは、辛くなってしまいます。
「経営が大変」などと言われたら、辞めさせられるんじゃないかと不安を感じます。

登録ヘルパーなら、仕事をした分は時給で確実にもらえるし、嫌みを言う経営陣に長く顔を合わせることがないので、気持ちも楽だと思えました。
夫の仕事を手伝うために、介護の仕事自体を辞めようかとも思っていましたが、自分の経験や技術を生かして仕事ができるなら、と元同僚から打診された難病の方の援助は二つ返事で引き受けました。


【登録ヘルパーとして再スタート!】別の事業所からも声が掛かり…

別の訪問介護事業所のサービス提供責任者から登録の打診が

登録ヘルパーとして働き始めて半年も経たないうちに、別の事業所からも連絡がありました。
「Sさんが登録ヘルパーをやっていると聞いたから、ぜひうちでも働いてもらえないかと思って」と。

訪問ヘルパーの仕事の取りまとめをしているのは、それぞれの事業所のサービス提供責任者(サ責)です。
介護業界は、近隣のエリアで転職する人も多く、サ責同士が知り合いで、転職したヘルパーや手が空いていそうなヘルパーの情報交換をし合っていることもよくあります。
特に私が仕事をしているエリアでは、サ責同士のつながりが強く、登録ヘルパーとして事業所に登録したことがサ責同士の情報交換で回り、「掛け持ち」を直接打診することもあるということでした。
それで、すぐに別の事業所から連絡があった、という次第です。

時給の高い事業所で登録ヘルパーとして臨機応変に訪問

2つめの事業所で仕事の説明を聞いたところ、時給の高さに驚きました。
また、この事業所は介護保険外サービスの提供も行っていました。
たとえば、介護保険サービスの生活支援では、大掃除ができなかったり、庭の掃除ができなかったりしますが、介護保険外サービスを行っていれば、自費で利用者さんが望むことをサービスとして提供できます。
「自費サービスの部分も担当してくれない?」と頼まれたので、それも引き受けることにしました。

時給が高いので、できるだけこの事業所の仕事をたくさん引き受けたいと思い、事業所のサ責に頼むと、「あなたのように臨機応変に対応してくれる人がほしかった」と喜ばれ、望むように仕事を入れてくれました。
夫の仕事の手伝いもあるので、フルタイムというわけにはいきませんが、とにかくこちらが希望するだけの仕事を入れてもらいました。

もともと体は丈夫なほうなので、曜日は関係なく仕事を入れてもらいました。
土日は休みが欲しいというヘルパーが多いようで、土日に働けるというと歓迎されました。
時給もアップしてもらい、平日の仕事を楽にしてもらえるなど、さまざまな意味で優遇してもらいました。
夫の会社の事務の仕事は、ヘルパーの業務の合間や夜中にもできるので、むしろ訪問介護の仕事のほうがメインになっていきました。

その甲斐があってか、いつの間にか、ふたつの事業所の収入を合わせる、処遇改善手当や交通費も合計すると、月収が48万円くらいになっていました。
時給で働く登録ヘルパーなので、月によって多少の違いがありますが、これなら正職員で働くよりもよいかもしれないと思い始めました。

別の仕事をしていた自分の長女も、仕事に悩んでいたので、「介護職員初任者研修を受けて、この業界に入ってきなさい」とすすめました。
今では娘も年収が480万円くらいになっています。
毎日働くので、社会保険もつけてくれました。

こういう働き方もあるのだと、登録ヘルパーになって初めて知りましたし、この働き方が合っているのだと自分でも思えました。


【登録ヘルパーの働き方は?】働いた分だけ稼げる!

たくさん働けばたくさん稼げる!時間も曜日も融通が利くのがメリット

2つめに登録した訪問介護事業所の仕事を中心に、1つめの事業所では難病の方のお宅を訪問し、夫の会社の事務の仕事も手伝うという、三つの仕事を掛け持ちする日々はたしかにあわただしかったです。
しかし、もともと働くのは好きなので、忙しくなってもストレスはなく、むしろ仕事をいただけることの喜びを感じていました。

正職員であれば、仕事が多いと、残業代という形での見返りがあっても、「たくさん働かされて損する」という感覚でした。
けれど、登録ヘルパーとして働き始めると、仕事がいただけなければ収入もない、という状態。
がんばってたくさん働こう、という気持ちになれます。
人手不足なので仕事はたくさんあるし、時間帯や曜日も自由に選べます。
登録ヘルパーって、働きやすいな、というのが実感でした。

現場の効率化も利用者の満足も、サ責の仕事次第?!

時間や曜日に融通が利いて働きやすい一方で、登録ヘルパーは、サ責から仕事の依頼があってから、自分の仕事が始まります。
訪問の調整の仕方が悪いと、効率が悪く、あまり稼げないということになります。
1日3件の訪問スケジュールを組むときに、移動時間も含めてちょうどうまく経路を作ってあると効率的ですが、早朝に1件・午後に1件・夜に1件の訪問となると、移動時間を考慮しても空き時間が増えてしまいます。

2つめに登録した事業所のサ責はシフトの組み方が下手で、こうしたことがしょっちゅうでした。
ニーズがあるのに「ヘルパーが手一杯」と断ってしまうので、利用者さんからの評判もいまひとつだったのです。

自分のシフトを調整してもらわないとやっていられないと思い、サ責に相談して空き時間が少なくなるようスケジュールの組み方を変えてもらいました。
すると、ちょうどいい具合に仕事が入り、効率よく訪問できるので、現場でのケアに集中できるようになりました。空き時間が減ったのでサービスに回れるヘルパーも増え、利用者さんにも喜ばれるのです。

これまでサ責をやったことはなかったのですが、ヘルパーの調整役としての仕事の重要さを知りました。
訪問介護事業所の経営も、このサ責の調整にかかっているのだと感じ、サ責の仕事にも興味を持つようになりました。


<三輪 泉(ライター・社会福祉士)>

次回は、2つめの事業所でサ責とともにシフトの効率化に取り組みながら、「独立」を意識するまでのSさんの経緯についてお伝えします。
次回「理想の介護を目指して、業務効率化の次は「独立」~転職体験Sさん3」は、2月5日に公開予定です。

*S・Tさんの「転職 成功・失敗 体験談」…1回目(前回)はこちら


●○● 介護業界で転職する時の 基本ノウハウ ●○●

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