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2021年05月07日

社会人の基本マナー!様・御中・宛など敬称の正しい使い方をマスターしよう

社会人の基本マナー!様・御中・宛など敬称の正しい使い方をマスターしよう

敬称を使うのは社会人としての基本的なマナー。
ですが、敬称には「様」「殿」「御中」「宛」「行」など種類が多く、様々なパターンが存在します。
特に新卒やまだ社会経験が短い方は敬称の使用に慣れていないこともあり、どのように使い分ければよいのか判断に迷うこともあるでしょう。

今回は、敬称の正しい使い方について、例文付きで解説します!
間違いやすいポイントなどについても紹介するので、しっかりとマスターして様々なビジネスシーンにおいて正しい敬称を使えるようになりましょう。

正しい敬称の付け方ルール

敬称は、はがきや封筒の宛先、メール、送付状の宛名を書くときなど様々なシーンにおいて使用されます。
ここでは、敬称の正しい使い方を紹介します。
〈団体や機関、組織宛の場合〉
・●●株式会社 御中
・有料老人ホーム■■園 御中
・●●株式会社 〇〇事業部 御中
団体や機関、組織宛の場合は「御中」を使用します。
〈個人宛の場合〉
・●●株式会社 人事部 〇〇 〇〇  様
・●●株式会社 人事部 採用担当者 様
相手の名前が分かっていても分かっていなくても個人の場合は「」を使用します。
〈役職付きの個人宛の場合〉
・グループホーム△△ホーム 施設長 〇〇 〇〇 様
・グループホーム△△ホーム 施設長 様(個人名が分からない場合に限る)
役職名の場合については相手の名前が分かっている場合は上記のように「役職名+名前+様」とします。くれぐれも「〇〇施設長 様」のように「名前+役職名+様」としないようにしましょう。
これは役職名がすでに敬称が込められているため、「様」を付けてしまうと敬称が重なってしまうからです。

ただし、役職名は分かっているが個人名が分からない場合に限り「様」を使用しても失礼にはあたりません。

なお、役職名に関しては「殿」を付けるケース(上記の例では、理事長から施設長宛の場合に「〇〇施設長 殿」とするケース)もありますが、「様」と「殿」との使い分けについては後述で紹介します。

間違いやすいポイント・注意点・間違い例

敬称は種類が多いため、それぞれの意味を理解していなければ誤った表現になってしまいます。ここでは、特に間違いやすいポイントやその注意点、間違いの例について解説していきます。

(1)団体や機関、組織宛に「様」は使用できません
 ●●株式会社 御中
× ●●株式会社 様
「様」は個人に対して使用する敬称になります。
そのため、団体や機関、組織宛のように個人が特定されていない場合は「御中」を使用します
「御中」は、ある組織に属する人すべてを指す言い方で、組織に対する敬意として表現されます。
もちろん、その団体等に所属する部局宛の場合も同様の理由により「御中」が使用されます。

(2)個人宛に「御中」は使用できません
 ●●株式会社 介護花子 様
× ●●株式会社 介護花子 御中
個人宛の場合は「様」を使用します。
「様」は基本的に、個人名まで特定されている場合に使用されます。個人名までは把握していないが、業務の担当者である個人宛の場合も「●●株式会社 〇〇課 ご担当者 様」と「様」を使用します。

個人が特定されていないからといって「ご担当様 御中」と敬称を併用してはいけません。
「御中」は前述のとおり、ある組織に属するすべてを指すため、特定の個人では使用できないのでご注意ください。

(3)「御中」と「様」の両方を使わないこと
 ●●株式会社 介護花子 様
× ●●株式会社 御中 介護花子 様
「御中」と「様」を併用することでより丁寧さを表現できると考える方もいるかもしれませんが、ビジネスシーンにおいては原則として敬称の併用はしてはいけません

あくまでも、団体や機関、組織宛なら「御中」のみ、個人宛の場合は「様」のみを使用するようにしましょう。

(4)「様」と「殿」との使い分け
「様」と「殿」はどちらも個人を宛先としているため、敬称においては間違いやすいポイントになります。
ビジネスシーンにおいては男女を問わず、また目上の人や目下の人にも関係なく使用ができる「様」を用いるのが一般的です。

「殿」についても男女を問わず使用できますが、基本的には目上の人から目下の人に対して、名前や役職の後に付けて使う敬称となっています。
しかしながら「殿」に関しては、昭和27年に国語審議会が建議した「これからの敬語」で、「公用文の"殿"も"様"に統一されることが望ましい」とされたことから、ビジネスシーンでの使用頻度は少なくなっています。
よって、基本的には「様」を使用するようにしましょう。

(5)郵送での「宛」の消し方
返信のやり取りについては、就職や転職活動ではあまり直面することはありませんが、ビジネスシーンにおいては基本的なマナーの一つなのでしっかりと覚えておきましょう。

まず「宛」の意味ですが、基本的には「自分に使う敬称の一つ」と考えてください。そのため、相手に郵便を送り、その返信がほしい場合は返信用はがきや封筒に「●●株式会社 (自分の名前) 宛」
と書くようにしましょう。

逆に、相手から郵便が届き、返信用はがきや封筒に「●●株式会社 (相手の名前) 宛」と書かれていたら、「宛」を消して「様」と記入して返信します。

消し方は、縦書きであれば縦の二重線で、横書きであれば横の二重線で消します。そして、縦書きであれば「宛」の左に「様」を書き、横書きの場合であれば「宛」の右側に「様」と書きます。

まとめ

ビジネスシーンにおいて、最も使用頻度の高い敬称は「様」と「御中」です。そのため、まずは「様」と「御中」をしっかりと使いこなすことが敬称をマスターするうえでは大切なことになります。

そして社会人になってからも、できる限り敬称を使う機会を増やして敬称におけるマナーをしっかりと定着させましょう。

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