面接は何かと緊張するもの。あとから「こうすればよかった…」と後悔しないように、事前の準備を怠りなく。
あわてず平常心で面接に臨むための「当日の過ごし方」「やっておくとよいこと」をお教えします!
到着時間は余裕を持って!何分前がベスト?
面接場所には、
遅れず余裕を持って到着するのが、鉄則です。そこで、あらかじめ所要時間や場所をチェックしておきましょう。
介護施設が会場の場合、駅から遠かったり、道がわかりにくいことがあります。
利用者さんは車で送迎するので交通の便がいい必要がなく、施設の場所は駅から徒歩20分、バス10分などというケースも少なくありません。
あらかじめ、
場所を地図でよく把握し、なじみのない地域なら、当日、目的地を探せずパニックにならないよう、前日までに面接場所まで足を運び、
建物の位置を確認しておくことも大事です。
電車利用なら時間が読めますが、当日遅延があったら焦りますよね。バス利用だと渋滞でバスが遅れるなど、アクシデントもありそう。
面接会場には
「30分以上前に着く」つもりで家を出ましょう。
時間が余ったら近隣を散歩すると、採用になったときのイメージもつきますし、施設の様子を外からうかがっておき、気づいたよいことなどを面接で話すこともできます。
「早めに到着して近隣を散歩しようと思っていましたら、中からスタッフと利用者様の楽しそうな話声が聞こえてきて、すばらしい施設だと感激いたしました」
などと言うことができれば、好印象間違いありません。
逆に、時間に余裕がないとイライラしたり、到着した途端にほっとして汗が大量に出て困ることも。
時間の余裕は、心の余裕につながり、面接成功にもつながります。
出かける前に最終チェック!面接用の服装と身だしなみは?
面接には、ジャケットを着ていくのが原則です。
普段着ないスーツやジャケットを当日出したらヨレヨレだった、ということにならないよう、前日までに一通り揃えて確認しておきましょう。
前日にコーディネートしてハンガーにかけておくと安心です。
シワがあったらだらしない印象になってしまうので、全体にスチーマーなどをかけておくとよいでしょう。
夏場で暑い日のインナーは、ヨレヨレでないポロシャツや襟つき半袖シャツを。
シャツはやはりシワを伸ばしておきます。
靴には、意外に目がいくもの。
布などで靴を磨いてからでかけます。
そして、
寝癖もチェック!
寝癖は意外に直りません。朝、起きたときにしっかりと水や整髪料をつけて直しておかないと、その後いくら髪をなでつけてもハネたまま。
面接当日は余裕を持って、整髪にも時間をかけましょう。
出かける前にチェック!面接好印象のポイント
■スーツ・ジャケットにシワはないか?
■靴はきれいか?
■髪は整っているか?
企業情報をプリントアウト!ニュースのチェックもおすすめ
面接を受ける法人・企業については、事前に知っておきましょう。
インターネットなどで調べ、
創立の経緯、法人や事業所の歴史などに目を通しておくとよいでしょう。
ホームページで法人の理念や事業の広がり、サービス内容などを頭に入れておくのがベスト。移動中にも確認できるように、できれば
プリントアウトして持って出かけるようにします。
介護情報にかかわらず、面接当日は
最近のニュースもチェック。社会情勢を知っておくことは、面接での受け答えにも生きてきます。
特に、新型コロナウイルスの広がりは、介護業界には深刻な問題なので、地域での広がり、また他県の状況なども知っておき、介護職としてどう対処すべきか、考えをまとめておくと、面接に活かせます。
想定質問の答えを準備!覚えておくためのコツは…
面接で聞かれそうな質問に対しては、
あらかじめ答えを用意しておきましょう。
ただ頭の中で答えを出しただけでは、いざ話そうと思うと言葉に詰まることがあるので、あらかじめ答えを書いておき、その紙を持ってでかけます。
スマホのメモに入れておき、
想定質問を思い出したら書き足す、さらによい答えを思い出したら書き直して整える、というのも有効です。
・転職したいと思ったきっかけ
・以前の職場ではどういう立場でどんな仕事をしていたか
・所有資格と介護職として目指すキャリア
・応募の動機
・応募先にどのような印象を持っているか
・給料や休日などの希望があるか
・採用されたらどのように仕事をしたいか
上記の内容については必ず自分の答えを出しておきましょう。
「転職したいと思ったきっかけ」では、前の職場の悪口をまくしたてるのは絶対に避けましょう。
採用担当は「このように文句の多い人は、うちの職場でも不満が多いはず。ときとして職場をかき回す」と考え、印象を悪くします。
明るく前向きな人、と思われるような答えを用意し、自分も本気でそうしたい、と思いながら話せるように準備しておきます。
面接当日の持ち物チェックリスト
面接に必要な持ち物は、前日にそろえておきましょう。当日にあわてないように、チェックリストと照らし合わせて確認しましょう。
■面接当日に必要なもの
・バッグ
・履歴書・職務経歴書(コピー)
・会社案内や法人・企業の資料
・面接会場の地図
・メール連絡のコピー
・筆記用具と手帳やメモ
・スマートフォン・携帯電話
・腕時計
・ハンカチ・ティッシュ
■面接当日にあると安心するもの
・想定質問の答えのメモ
・資格者証
・マスク・除菌用品
・モバイルバッテリー
・印鑑
・替えのストッキング
・手鏡
・折り畳み傘
バッグや面接会場の地図などは面接を受けるのに必要なものです。履歴書や職務経歴書を事前に提出してある場合は、コピーを持っていくと安心です。
それ以外にも、当日いざという時にあわてないように揃えておくと安心なものも、バッグの中に入れておくと余計な心配が少なくなります。
「モバイルバッテリー」は、外出先で携帯電話を充電するのに便利なグッズ。念のため準備しておけば、遅延などで応募先に連絡したいときなどに「携帯電話の電源が切れちゃう!」とあわてなくてすみます。
スカートで面接に臨む人は、
「替えのストッキング」を持っていくのをおすすめします。やぶけたストッキングで面接すると、「だらしがない」印象になりがちです。
このほか面接を受ける
法人や企業の公式ページのプリントアウトも持っていくと、どんな会社なのか理解できますし、面接のときの話題の幅が広くなります。
面接直前に緊張したら
面接前は、時間が迫ると緊張してくるものですが、しっかり準備をすれば、それだけで少し落ち着くことができます。
緊張しそうになったら、
ゆっくり何度か深呼吸しましょう。それがおまじないになって、いつもの自分を取り戻せるでしょう。
面接前にこちらもチェック
■服装・持ち物に関するマナー
■面接当日に関するマナー
■メール・連絡に関するマナー
例文あり!面接対策
転職のステップガイドはこちら