転職面接の疑問「自己紹介と自己PRの違いは?」
先日の面接で、面接官から「自己紹介をお願いします」と言われた後に、「自己PRをお願いします」と言われました。
自己紹介と自己PRってどう違うの?と頭の中が真っ白になってしまい、しどろもどろになってしまいました。
自己紹介と自己PRの違いって何ですか?何を答えるのが正しいかったのでしょうか?
面接の中で「自己紹介」と「自己PR」の両方を求められた時に、違いがわからずつい同じ内容を語ってしまったり、無理やり別の答え方をしようとして話がまとまらなかったりしたことがある方もいるのではないでしょうか。
自己紹介と自己PRは似たような言葉ですが、その意味は異なります。
今回は、自己紹介と自己PRの違いや『何を答えるべきか』をわかりやすく解説します!
自己紹介と自己PRの違いは「●●●●」があるかどうか
自己紹介と自己PRの一番の違いは、
アピールが含まれているかどうかです。
自己紹介と自己PRはよく似ているので混同してしまうかもしれません。ただ、この2つの質問の意図はまったく異なります。
自己紹介は、
簡潔に自分が何者であるのかを伝えることが求められています。
それに対して
自己PRでは、
これまでの実績や経験、能力などをアピールすることが求められています。
どちらの質問も、自分のことを面接官に知ってもらう大事な機会となりますが、そこに
アピールが含まれているかどうかが最大の違いです。
自己紹介だけを求めているのに、これまでの実績や経験を延々とアピールされたら面接官も困ってしまいます。
また、自己紹介は済んだ上で自己PRを求めているのに、自分の名前や年齢などまったく同じ内容を話し始めたら、「それはさっきもう聞いたよ」と言いたくなるでしょう。
自己紹介と自己PRを混同し、質問者の意図を理解しないまま回答してしまうと、「人の話を聞いていない」「コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまう可能性もあります。
面接官の質問の意図を考えて、適切に回答することを心がけましょう。
自己紹介とは「簡潔に自分のことを知ってもらうためのもの」
自己紹介は
「簡潔に自分という人間を知ってもらうためのもの」です。主に面接の最初に行われます。
面接の緊張感を緩和するアイスブレイクとしての役割も果たしています。
自己紹介で伝える内容は、
自分の名前・年齢・所属などの基本情報がメインです。これらの基本情報を伝えた上で志望動機などを伝えます。
自己紹介は
1分程度で答えるように求められることが多いため、簡潔にまとめる能力も必要です。
自己紹介は面接の最初に行われることが多く、面接での第一印象を左右します。話す内容ももちろん大事ですが、履歴書に書いている内容を確認する意味合いが強くなっています。
むしろ、面接官は内容よりも
簡潔に必要な内容を伝えるコミュニケーションスキルが備わっているかどうかをチェックしています。
話し方や姿勢、表情などを意識し、面接官に好印象を持ってもらえるよう心がけましょう。
自己PRとは「自分の強みを知ってもらうためのもの」
自己紹介が「簡潔に自分のことを知ってもらうためのもの」であるのに対し、自己PRは
「自分の強みを知ってもらうためのもの」です。
これまでの経歴で身につけてきたスキルや達成した実績などをアピールします。実績を伝えるときには、より客観性のある情報として
具体的な数字が含まれているとアピールの内容が伝わりやすくなります。
介護職の場合、数値として目に見える実績を提示することが難しいのですが、
どのようなケアに取り組んでいたのか、経験年数、取得した資格や前職で任されていた役割などは大きなアピール材料になります。
これに加えて、
自分が持っている能力を入社後にどのように生かしていきたいかを伝えます。
大事なのは、自分が採用されればどのような部分で企業にとって力になれるか、企業にどのようなメリットをもたらすことができるのかを面接官にイメージしてもらうことです。
まとめ
自己紹介と自己PRの違いについてまとめました。
自己紹介は簡潔に自分を知ってもらうためのものであり、自己PRは自分の強みをアピールするためのものです。質問者の意図を理解し、求められている内容を適切に回答しましょう。
どちらにも共通して言えるのは、
胸を張って自信を持って伝えることが大切だということです。
下向き加減に、弱々しく話す内容では、自分に自信がないのではないか、意欲が薄いのではないかと見られてしまいます。
自信と熱意を持って伝えるよう意識しましょう。
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