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2021年10月21日

介護職・ヘルパーの就業形態による働き方の違いは?

介護職・ヘルパーの就業形態による働き方の違いは?

介護業界で働く魅力の1つは、ライフスタイルなどに合わせて柔軟な働き方ができることです。
介護職・ヘルパーの働き方は、雇用形態によってどのように違うのでしょうか?

雇用形態による業務内容の違いやメリット・デメリットを詳しく解説します!

介護業界での就業形態(雇用形態)の種類は?

介護業界での働き方を大きく分けると、正規雇用と非正規雇用という2つの雇用形態があります。

正規雇用というといかにも堅苦しいですが、いわゆる正社員のことです。正社員は、介護事業所に直接雇用されるのが一般的で、雇用期間の期限がありません

一方の非正規雇用には、パートのほか、契約社員派遣社員などの働き方があります。正社員と異なる点は、期間限定で勤務したり、勤務日数や勤務時間、時間帯を限定するなど、自由度の高い働き方を選べるところです。

施設などの介護職は一般的に正社員が多く、訪問ヘルパーは非正規雇用の割合が高くなっています。

正社員とパート・契約社員・派遣社員には、雇用期間のほかに賞与の支給や待遇面などでそれぞれ違いがあります。そうした違いを理解し、転職活動・就職活動では、どの働き方が自分にとって合っているかをしっかり見極めることが大切です。

●雇用形態による違い

正社員 パート 契約社員 派遣社員
雇用契約先 介護事業所 介護事業所 介護事業所 派遣会社
雇用期間 無期 主に短期 最長3年 期限あり
勤務日数・時間 多い 選択可 多い 選択可
給料 主に月給 主に時給 主に月給 主に時給

正社員で働く介護職・ヘルパーの働き方と仕事内容

正社員で働く介護職・ヘルパーの働き方と仕事内容

正社員で働く介護職やヘルパーは、1日8時間、週5日のフルタイムで働くのが一般的です。介護施設に勤める介護職ならば、残業のほか、夜勤にも就くケースが多くなります。

メインの仕事は、食事介助や入浴介助、排泄介助など、ケアを必要とする利用者の身体介護です。

とくに介護施設の介護職の場合は、そうした個々の利用者さんへのケアに加え、事業所や施設全体の業務を把握すること、上司や他のスタッフと円滑にコミュニケーションをとることも仕事の一部として求められます。また、新人や後輩の指導・研修といった業務も、正社員の大切な仕事です。

正社員は幅広い場面で責任を担っていると言えるでしょう。

正社員に期待されるのは、各現場の責任者としての役割です。介護施設であれば、フロアリーダーなどを経て、管理職として活躍する人たちもたくさんいます。また訪問介護事業所であれば、ヘルパーとしての経験を積んだのち、サービス提供責任者として活躍できます。

介護職・ヘルパーの正社員の求人はこちら

介護職・ヘルパーの正社員で働くメリット&デメリット

正社員は勤務で拘束される時間が長い分、収入や待遇面での優位がメリットとなります。パートに比べて責任も大きくなりますが、それをチャンス(=メリット)と捉えるか、負担(=デメリット)と捉えるかは、個々が望む働き方次第でしょう。

■正社員で働くメリット
1. 雇用・収入が安定している
正社員は直接雇用、かつ期間が限定されない無期雇用なので、長く安定した身分で勤めることができ、生計も安定します。

介護職の正社員(無期雇用職員)の平均月給額は、介護職員が223,981円、訪問ヘルパーが227,037円です。多くの事業所では、賞与の支給もあります。

(参考:介護労働安定センター「令和2年度 介護労働実態調査結果」)

2. 昇給のチャンスがある
事業所によっては、年に1度の定期昇給があります。
経験を積みながら、年収額も増やしていくことができるので、将来設計も立てやすいでしょう。

3. キャリアアップの可能性が広がる
業務経験やスキルに応じて責任ある仕事やポジションにチャレンジすることができ、着実にキャリアアップを重ねることができます。スタッフの育成や指導などの経験を積むことも、将来の役に立つでしょう。

4. 福利厚生が利用できる
事業所によっては、各種の福利厚生が用意されている場合があります。そうした福利厚生を利用できるのも正社員のメリットです。

5. 研修制度をフル活用できる
多くの事業所では、正社員向けに入職時からレベルごとのさまざまな研修を用意しています。転職先・就職先選びの際に、研修制度が充実した事業所を選べば、介護職としてのレベルアップに役立つほか、マネジメントの知識などを学び、キャリアアップに活かすことも可能になってきます。

■正社員で働くデメリット
1. 勤務時間が長い
正社員は夜勤を含むフルタイムで、週5日勤務という働き方が多いので、パートに比べて拘束時間は長くなります。

また、介護記録の整理などの事務作業や新人の教育係や各種委員会など、実際の介護以外の業務に時間を割かれたり、場合によっては残業が増えることもあります。

2. 異動・転勤の可能性もある
運営母体がいくつも施設や事業所を展開している場合などは、異動や転勤を命じられる可能性もあります。

パートで働く介護職・ヘルパーの働き方と仕事内容とは

パートで働く介護職・ヘルパーの働き方と仕事内容とは

パートは、正社員と同様に介護事業所と直接雇用契約を結びます。勤務日数や勤務時間などの働き方は、人それぞれです

シフトを決めるときに、自分の希望を事業所や各施設に伝えることができるので、ライフスタイルに合わせて勤務スケジュールを組むことができます。

パートの介護職には、無資格の人も少なくありません。そのため施設では、正社員の補助的な役割が期待されます。

具体的には、正社員のサポートとして、食事介助や入浴介助、排泄介助などの身体介護を行います。また、無資格でもできる部屋の清掃や食事の配膳など生活援助を担当するケースも多くなります。

訪問介護のヘルパーは、パートであっても介護職員初任者研修の資格を取得する必要があるので、訪問先での業務は正社員と同じ身体介護と生活援助の両方を担当します。

介護職・ヘルパーのパート・アルバイトの求人はこちら

介護職・ヘルパーのパートで働くメリット&デメリット

パートの場合は、正社員に比べ、多くの収入や福利厚生は期待できません。そのかわり、自分が働きたい曜日を選んだり、勤務日数や時間を調整することができるので、介護の仕事以外に時間を使いたい人には大きなメリットがあります。

■パートで働くメリット
1. 勤務時間やシフトの自由度が高い
正社員が基本的にフルタイム勤務なのに対し、パートの場合は短時間の働き方ができるほか、平日午後だけ、あるいは夜間だけ勤務する、週末の2日間だけ勤務するなど、柔軟な働き方も可能です。

そのため、
・子育てや家族の介護と両立させたい人
・体力的な負担を軽くしたい人
・いったん離職し、ブランク明けの人
などに向いている勤務形態です。

2. 残業がない
勤務時間が定まっているので、基本的に残業はありません。

3. 正社員と同じ実務経験と認められる
パートとして働いても、その実務経験は正社員と同様の扱いです。実務経験を積みつつ、介護福祉士などの資格の勉強を両立させたい人にとっても有効な働き方です。

4. ダブルワークも可能
パートの場合は、勤務を柔軟に決められるので、他のアルバイトなどをかけ持ちすることも可能です。

■パートで働くデメリット
1. 安定性に欠ける
基本的に定年まで勤めることができる正社員とは異なり、パートの身分はやや不安定です。パート勤務で長期間の将来設計を描くのは難しいかもしれません。

2. 年収が正社員に比べ少ない
正社員との大きな違いは、月給ではなく時間給であること。令和2年度のパートで働く介護職員の平均時給は1,024円、訪問ヘルパーの平均時給は1,287円です。(参考:介護労働安定センター「令和2年度 介護労働実態調査結果」)

介護職のパートで1日6時間、週4日で働いたとして、月に9万円~10万円ほどですから、正社員に比べると、収入面では大幅に少なくなります。

また、パートの場合、賞与なしの事業所がまだまだ多く、あっても正社員に比べるとわずかです。残念ながら、賞与という楽しみは期待できません。

3. 責任のあるポジションにつけない
管理やマネジメントの役割は正社員が主に担うため、リーダーや管理職としての活躍やキャリアアップを目指すのであれば、パートという働き方は向いていません。

まとめ

介護職・ヘルパーの仕事は、正社員でもパート社員でも利用者さんへのケアという点では大きな違いはありません。

しかし、勤務時間や待遇によりメリットとデメリットがあることを理解して、自分の望む働き方ができる介護職・ヘルパーの仕事を探すようにしてみてください。

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