今回お話を伺ったHさんは、これまでに3か所のデイサービスを経験しています。転職で最も重視してきたのは、夜勤がなく週末に休みが取れて、子どもと過ごす時間をしっかり確保できることでした。
▲Hさん(40代前半・女性)
【前職:デイサービス・介護職、生活相談員】
・勤続年数 13年(正職員)
・給料 月14万円(ボーナスあり)
・勤務 8:30~17:30、月8~9日休(日曜休み)
【現職:デイサービス・介護職】
・勤続年数 1年(契約社員→正職員になる予定)
・給料 月18万円(ボーナスあり)
・勤務 8:00~17:00、月9日休(土日休み)
【転職歴】
デイサービス①→デイサービス②(前職)→デイサービス③(現職)
目次
■ 夜勤なし・日曜休みのデイサービスで介護の仕事をスタート
■ 産休・育休が取れず退職することに
■ 出産・育児と両立できるデイサービスへ
■ 土曜休みが取りづらくなり、残業は増加
■ 新しい管理者の方針に納得できず「辞めよう」と決断
■ 自分の譲れない条件を理解してくれる職場がいい
Q 介護の仕事をしようと思った理由は?
A 大学の福祉系学科で学んだことを活かそうと思いました。
高校生のころ、地元の大学に福祉系学科が新設されたことをきっかけに、介護や福祉の分野に興味を持ちました。ちょうど進学先に迷っていた時期で、「介護、おもしろそうだな」と思い、その大学に入学することに。4年間勉強して社会福祉主事任用資格も取得できました。
卒業後は市役所の臨時職員になったのですが、8カ月の任期が終わり、改めて次の仕事を考えたとき、「せっかく大学で4年間勉強したから、やはり介護の仕事をしよう」と思いました。
Q 介護施設の中でも「デイサービス」を選んだのはなぜ?
A 日中働きたかったのと、日曜に休める職場がよかったから。
介護職の就職先にもいろいろありますが、私は働くならデイサービスがいいと思っていました。夜勤をしたくなかったのと、将来結婚して家族を持ったとき、日曜日に子どもと過ごせる職場がよかったので、そう考えるとデイサービスが最適だったのです。
その中でも最初の就職先(デイサービス①)を選んだ理由は、母体が大きな医療法人で、経営が安定していそうだったからです。面接に行ったその日のうちに「いつから来られますか?」と採用が決まりました。
Q 実際に現場で働いてみて、いかがでしたか?
A 介護の仕事は予想以上におもしろかった!
介護の仕事は初めてでしたが、想像以上におもしろかったです。私は子どもの頃から祖父母と過ごすのが好きでしたし、高齢の方とお話する時間がとても楽しくて。そのデイサービスは70名の利用者さんが登録する大きな施設でしたが、日々多くの方とお話ができるので、変化があってよかったです。それに先輩方がとても優しくリードしてくれて、指導も適確でした。
Q 恵まれた職場環境だったのに、辞めようと思ったのはなぜ?
A 産休・育休が取れず、より子育てに向いている職場に転職しようと思いました。
最初のデイサービスでは契約社員として働いていたのですが、産休・育休の制度が適用されませんでした。そのため、1人目の出産に合わせていったん退職し、少しお休みしてから再就職しました。しかしその後2人目を妊娠したので、また辞めなければいけないことに。これだと、有給も増えないし、給料も上がりません。
それに、子どもが熱を出すと保育園から「迎えに来てください」と連絡が入ることも多々あります。職場は原付バイクで15分の距離でしたが、もっと近いところのほうが安心だな、と思うようになりました。
人間関係もいいし、離れがたい職場環境でしたが、いずれにしても2人目を妊娠したので産休に入る頃には辞めなければなりません。また退職して再就職を繰り返すより、自宅に近く、子育てしながら働きやすい職場を探すほうがいいだろうと考えました。
Q 次の職場(デイサービス②)を選んだ決め手は?
A 正職員で産休・育休が取れること。施設の規模もちょうどよかったです。
このときの転職で重視したのは、正職員で働けて、産休・育休などの制度が整っていることです。また、前のデイサービスは規模が大きかったので、今度はもう少しこぢんまりしたところがいいかなと思っていました。
いろいろ探していたら、それらの希望に合う定員50名のデイサービスを見つけて、介護職兼相談員として就職することにしました。
実際働き始めてみると、職場には私のように子育てしながら働いている人も多く、アットホームな人間関係がとてもよかったです。その後3人目を妊娠したので、産休・育休で1年半弱休ませてもらい、このデイサービスには結局13年在籍しました。
Q そんなに働きやすかった職場を辞めようと思ったのはなぜ?
A 土曜日の休みが取りにくくなり、残業が増えていったのがきっかけです。
もともと日曜休みのデイサービスでしたが、希望を出せば他の曜日も休みを取れる環境でした。私はボランティアで子どもの小学校の部活の指導者をしていたこともあり、土曜日に休ませてもらうことが多かったです。もし誰かと希望が重なったら、職員同士で相談して調整すればよく、最初のうちはそれでうまくいっていました。
ところが辞める3年前くらいから、社長に「同じ曜日にばかり休むのはよくない」と言われるように。それで、「あれ、ちょっと話が違うな」と思うようになりました。
また、私は相談員と介護職を兼務していましたが、現場で退職者が出るたびに、介護業務の負荷が増えていって……。昼間の勤務時間は現場の仕事に追われ、事務作業などはそのあとにやる。そんな働き方で夜8時・9時まで残業する日が増え、「これ以上ここで続けていくのは無理かな」と思い始めました。
ただ、長く勤めて慣れている職場だったので、退職する勇気もなかなかわかず、「辞める」に踏み出すのに時間がかかりました。
Q 辞める踏ん切りがついたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
A 管理者が変わり、その方のやり方にどうしても納得できなかった。
辞めようか迷っていた頃、管理者が社長の親戚に変わったのですが、この人のやり方に納得ができませんでした。介護のことを勉強しているのはわかりますが、自分が「これをやる」と決めたら、ずっと働いてきた私や職員の話も聞かずに突き進んでしまうんです。事前に話し合いをしようとしても、絶対に自分の意見を曲げない姿勢を見て、疑問に思うことが何度もありました。
新しい利用者さんへの対応もよくなかったです。最初だけは親身になるのですが、1~2カ月経つと私たちに丸投げ状態でほったらかし。結果的に現場がバタバタして疲弊していく悪循環になっていました。
それがきっかけで、「ちゃんと次のところを探そう」と転職を決意しました。
Q 今の職場(デイサービス③)はどんな条件で探しましたか?
A 土日休みが第一優先。上司が親身になってくれることも重要でした。
私は子どもの部活の指導者を続けたかったので、「土日休み」が転職の第一条件でした。今回は正職員にはこだわらず、前職より休みがしっかり取れて、給料が上がることも条件に、求人を探しました。
それと介護度が重い方の入浴介助が少し大変になってきたので、お元気な方が多い施設がいいなという思いもあり、リハビリ特化型のデイサービスへ転職することにしました。今の職場では、主にリハビリのサポート、送迎業務、軽度の入浴やトイレ介助などを担当しています。
面接や施設見学では、上司になる方の人柄も重視していました。今のデイサービスはとても親身に話を聞いてくださったので、その対応も転職の決め手として大きかったです。
これまでの転職経験を振り返って思うのは、やはり「自分が譲れない条件」を大事にしてくれるところが働きやすい、ということですね。そこに理解があり、職員を大事にしてくれる上司がいれば、働くモチベーションも上がり、自分らしい働き方ができると思います。
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幅広くライターとして活動中、親の介護を機に2012年に社会福祉士国家資格を取得。以後、法定成年後見人として支援が必要な方の財産管理や身上監護も行う。
現在は介護、医療、教育、子育て、食などのテーマを中心にWEB・雑誌・書籍などの記事執筆を多数担当。
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