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2026年02月24日

学びを軸とした転職でキャリアを築く。利用者と社会に貢献していきたい

学びを軸とした転職でキャリアを築く。利用者と社会に貢献していきたい

介護・福祉業界で30年以上のキャリアを築いてきたAさん。“次にやりたいこと”を見据えて、常に新しいことを学びながら前進してきました。先進的な法人で夢中になって働く時期もありましたが、資格取得やさまざまな経験を経て、現在はフリーランスの社会福祉士として活躍されています。

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▲Aさん(60代前半・女性)

【前々職:特養・施設ケアマネ/管理職】
・勤続年数 3年(正職員)
・給料 月25万円(ボーナスあり)
・勤務 8:30~17:30(残業あり)、月8~9日休
【前職:特養・生活相談員】
・勤続年数 20年(正職員)
・給料 月30万円(ボーナスあり)
・勤務 8:30~17:00(オンコールあり)、月8~9日休

【現職】
フリーランスで介護・福祉業界の仕事に従事
【転職歴】
民間企業→知的障害者更生施設→特養併設の在宅介護支援センター→特養(前々職)→特養(前職)→独立型社会福祉士(現職)

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社会福祉士として在宅介護支援センターへ

介護業界の歩み

Q 介護業界で最初のお仕事は?
A 社会福祉士として働きたいと思い、在宅介護支援センターに転職しました。

福祉系大学を卒業後、一度は民間企業で会社員をしていましたが、その後「やはり福祉の仕事をしよう」と思い、知的障害者更生施設に就職。ここで働きながら、通信教育で社会福祉士の資格を取得しました。

それから社会福祉士として仕事をしたいと考えるようになり、特別養護老人ホーム(以下、特養)併設の在宅介護支援センターへ転職することにしました。

★「在宅介護支援センター」とは…
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように支援する相談機関のこと。介護保険制度の見直しに伴い、その多くは「地域包括支援センター」に移行した。

転職後に介護福祉士やケアマネ資格も取得

Q 在宅介護支援センターではどんな仕事をしていましたか?
A 相談員業務をしながら、特養立ち上げや現場の仕事も経験しました。

私が転職先として選んだ「在宅介護支援センター」は、地域の高齢者の生活相談を請け負うのが事業の中心です。私は社会福祉士の資格を活かし、生活相談員として採用されました。

一方、ここで経験した仕事は相談員業務だけではありません。転職当時はちょうど介護保険制度が始まる頃で、法人内でもさまざまな介護事業を展開し始めていました。そのため私も、新たな特養や訪問介護事業所の立ち上げを経験することになったのです。

主としていた在宅介護支援センターの仕事だけでなく、こうした立ち上げメンバーにも加われたことは、とてもいい経験になりました。

その後は立ち上げた事業所をスムーズに運営するために、自分も2年間介護現場に出ました。この実務経験によって、介護福祉士やケアマネジャーの資格も取ることができ、私の介護業界でのキャリアの土台が形成されました。

※当時の介護福祉士/ケアマネジャーの資格取得要件は現在と異なります

先進的な法人に転職するも、多忙すぎてやりたいことができない

Q やりがいのあった在宅介護支援センターから転職したのはなぜ?
A 先進的な法人を紹介され、IT化の取り組みに魅力を感じたからです。

私が在宅介護支援センターで働いている間に、ケアマネジャーの需要は急速に高まっていました。どこもケアマネ不足で、知り合いの方から「特養の施設ケアマネが足りなくて困っている法人があるから行ってみないか」と誘われたんです。

そこでその法人を見に行ったところ、当時あまりIT化が進んでいなかった介護業界で、さまざまな介護関連のソフトを先駆けて使っていることに感銘を受けました。「早めにこういう法人でIT化に慣れ、次世代の介護を担うようになったほうがいいだろうな」と直感し、転職を決めたのです。

Q 転職後のお仕事はいかがでしたか?
A 施設管理者、新規立ち上げ、ケアマネ、介護業務…いろいろやるので多忙でした。

私の所属先は特養でしたが、そこの運営にとどまらず、法人の展開に合わせて各地を飛び回ることが多かったです。県全域で事業を拡大する野心的な法人だったので、あちこち出張や施設見学会に行かせてもらえる環境は、とても刺激的ではありました。

でも、自宅には家族もいます。新規立ち上げで管理者への誘いもありましたが、ここの法人にいたら、県内のどこに飛ばされるかわからないというのは悩ましいところでした。

私は施設ケアマネとして入職しましたが、肩書きは特養の相談課長で全体統括のようなことも任され、人手が足りないところには現場職としても応援に行く。

気付けば仕事の幅がどんどん広がっていて、前のめりで楽しいと思う気持ちより、「この法人では仕事が広がりすぎて、自分のやりたいことに集中するのは無理だな」と思うようになりました。

「学ぶことは学べたし、前進あるのみ」

Q 忙しすぎる仕事に悩んだ次の選択は?
A 自分を豊かにできる時間が持てる法人を探して転職しました。

多忙な日々のなかで、「自分はこの先何がしたいんだろう」とふと立ち止まって考えてみました。多様な経験は自分自身の糧になるけれど、私は上から言われて何かをするより、もっと自分で選んだ学びを活かして、社会に還元したい。それには仕事が忙しすぎる……。

「ここで学ぶことは学べたし、また前進あるのみ」と考えて、勤めていた法人を退職することにしました。

次の職場を探すとき私が重視したのは、自分の学びや対外的な交流の時間を確保できることです。前のような残業が月に40~50時間もあるようなところではなく、もう少しゆったり働けて、休みの日にやりたいことに取り組めるところがいい。
そう思っていたら、ちょうど家から近いところで特養が新規開設されると知り、そこの相談員兼ケアマネ補助として採用してもらうことになりました。

Q 転職してどんな変化がありましたか?
A 自分がやりたい勉強の時間が確保できるようになりました。

転職先の特養には、約20年勤めました。仕事としては穏やかでそれほど変化がありませんでしたが、残業もあまりなく、体はとてもラクになりました。希望休も調整しやすかったので、休日に大学院へ通い、ソーシャルワークの学びを深めることもできてよかったです。

働きながら自分のやりたい資格取得にも力を入れられましたし、介護支援専門員協会や社会福祉士会の役員にも手を挙げました。

    

働きながら“次”のキャリアに向けて準備

Q 仕事をしながら資格の勉強や団体の活動をするのは大変では?
A 将来のキャリアが広がって、プラスの面が大きいと思います。

仕事をしながら介護支援専門員協会などの活動もするのは「面倒」と思うかもしれませんが、とにかく勉強になるし、人脈も広がります。先輩たちの姿を見ることで、自分の将来設計にも役立つので、プラスの面が大きいです。私は講師としてさまざまな会から依頼を受けることが多くなり、それもまた自分のキャリアにつながる良い機会だと思っています。

また、私の場合は60歳になることを見据えて、「独り立ちしてもやっていけるように、より多くのことを学んで準備しておこう」という考えもありました。介護福祉士や社会福祉士などの資格はもう取得してあるので、フットケアやホワイトボード・ミーテイング®の認定講師など、「介護・プラスアルファ」になるような資格を取っていこう、と。

多方面でスキルを習得しておくと、介護職員としてのお給料以外にも収入を得る道ができて、新たなキャリアの選択肢も広がります。

こうした職能団体の活動や資格取得は、介護・福祉業界で働く若い世代にもおすすめしたいです。新たな学びを得ることは、自分のスキルアップと共に、クライアント(利用者さんやご家族)の利益にもつながると思います。

複数の仕事や活動ができるフリーランスに

Q 現在の仕事内容は?
A 独立型社会福祉士として活動の幅を広げています。

60歳を期に前職の特養を退職して、今はフリーランスといいますか、独立型社会福祉士として活動しています。成年後見人もしていますし、さまざまな講座の講師として呼ばれることもあります。非常勤の相談員業務で収入のベースを作り、自ら講座を開くなど、さまざまな活動に力を入れて取り組んでいます。

フリーランスになる前は、所属する法人のために働いているような感覚がありましたが、私たち介護福祉職は、本来利用者さん・地域社会のために働くもの。常勤で仕事に追われていると、だんだんそれを忘れてしまうこともあります。

もちろん生活のための労働は必要ですが、この業界で働くからには、「自分は何のためにこの仕事に就いたのだろう」とときどき深く考えることも重要かもしれません。今後の働き方としては、利用者さんのため・地域社会のためにできることを、ひとつでもふたつでも実践していけるといいなと思っています。

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著者:三輪 泉

著者:三輪 泉

社会福祉士、介護職員初任者研修、福祉住環境コーディネーター2級。
幅広くライターとして活動中、親の介護を機に2012年に社会福祉士国家資格を取得。以後、法定成年後見人として支援が必要な方の財産管理や身上監護も行う。
現在は介護、医療、教育、子育て、食などのテーマを中心にWEB・雑誌・書籍などの記事執筆を多数担当。

著者:三輪 泉

著者:三輪 泉

社会福祉士、介護職員初任者研修、福祉住環境コーディネーター2級。
幅広くライターとして活動中、親の介護を機に2012年に社会福祉士国家資格を取得。以後、法定成年後見人として支援が必要な方の財産管理や身上監護も行う。
現在は介護、医療、教育、子育て、食などのテーマを中心にWEB・雑誌・書籍などの記事執筆を多数担当。

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