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2014年09月05日

【回想法】過去の思い出で心を安定させる | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

介護の仕事をしていると、必ずと言っていいほど認知症の人に接します。今や、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は15%。85歳以上になると40%を超えると言われています。
また、認知症予備軍である軽度認知障害(MCI=Mild Cognitive Impairment)の高齢者も、同じくらい存在していると見られています。

もちろん、認知症の高齢者が増えているのは日本だけではありません。世界的に急増しているため、認知症の研究は欧米でも盛んに行われ、さまざまなケア方法も生まれています。
ここでは、国内・国外問わず、最新の認知症ケア方法をご紹介していきます。


思い出を共有・共感することで心が安定

1回想法は、専門家が高齢者から過去の思い出を引き出し、共感を示しながら受け入れていく心理療法のひとつ。アメリカの精神科医によってはじめられたと言われています。

認知症の高齢者は、直前の出来事については忘れても、幼少期の頃のことなど昔のことは記憶しているものです。
直近の記憶が曖昧になると、知らない人・知らない場所・知らない物事に囲まれているような不安を、常に感じてしまいます。
しかし、自分の記憶が残る部分を見つけられると、心のよりどころができるのです。

そのため、回想法を続けることで精神の安定を促すことができ、症状を緩和したり進行を遅らせる効果が期待できると言われています。

また、共感しながら積極的に昔話を聞いてもらうことで、「楽しい」「嬉しい」「懐かしい」といったポジティブな思い出がよみがえり、心の安らぎを得ることができます。
他にも、これまでの人生を振り返ることで自分に自信が生まれたり、不安がやわらぐといった効果が知られています。


回想法って、何をするの?

具体的には「故郷」「子供時代の遊び」「学校生活」などのキーワードを決め、認知症の人に昔を思い出しながら話をしてもらいます。話に相槌をうったり質問をしながら、共感を示しながら聞いていきます。
言葉のやりとりだけでなく、昔の映画・ニュース映像・音楽・おもちゃ・写真など、五感を刺激するものを取り入れながら行うとさらに効果的だと言われています。

この療法は1対1で行うことも、グループで行うことも可能。施設によって様々な取り組みがあります。
専門家の指導を受けながら行うこともありますが、普段の会話や世間話など、日常的なコミュニケーションでも気軽に取り入れることができます。

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