2019年07月31日

『職場の人間関係が冷えきっている』お悩み相談室 | 介護求人ナビ　お役立ち情報

介護の仕事は、利用者の生活に寄り添う仕事。人として成長することもでき、他の仕事に代えがたい魅力があります。しかし一方で、肉体的・精神的なストレスは少なくありません。介護特有の仕事のストレス、人間関係のストレス、給与や体力への不安…
介護福祉士・心理カウンセラーの篠雅行さんがアナタのお悩みにアドバイスします。

今週のお悩み事例

ゆうじさん（特別養護老人ホーム　1年目　介護職　28歳）

今年、有料老人ホームから特別養護老人ホームに転職しました。前の有料老人ホームは、オープニングスタッフとして入ったからか、若い人が多く、みんなで苦労して立ち上げを乗り越えた一体感があり、とても楽しかったのです。

給料の面や相談員の道を検討して今の職場に転職しましたが、人間関係が冷え切っているように感じて、あまり楽しくありません。

篠さんからのアドバイス

ゆうじさん、日々のお仕事、本当にお疲れ様です。

転職したての時は、人間関係で戸惑いますよね。私は営業職から特別養護老人ホーム、訪問介護事業所、障害者授産施設と3つの職場を経験しましたが、やはりそれぞれ雰囲気が全然違いましたね。

特別養護老人ホームは、10年以上前からある施設だったのでベテラン職員が多く、確かに人間関係が固まっているように感じていました。とはいえ、その中でも気が合う同僚や先輩を見つけ、飲みに行ったりするようにしていました。その飲み会の席で、仕事上の問題を共有し、話し合ったりもしていました。そのうち新しい職員も入り、飲みに行く同僚の人数も増え、徐々に職場の雰囲気も変わってきました。

職場の風通しを良くするのは「新しい職員の役目」かもしれませんね。
まずはあせらず意気投合出来る職員と話し合ったり、ランチを一緒に食べたり、飲みに行ったりしてみてください。

そうして輪を広げているうちに、また新しい職員が入ってきます。新人は、きっとゆうじさんと同じ疑問や悩みを感じていると思いますので、ぜひ悩みを聞いてあげてください。

新しい人にとって、それが何より嬉しいと思います。次第にゆうじさんと意気投合出来る人が増えてくれば、職場の雰囲気も変わってきます。

焦らず、長い目で取り組んでみてくださいね。

プロフィール

篠雅行（しの・まさゆき）

老人ホームや在宅介護事業所、障害者授産施設で介護職を務めるなかで、介護業界で働く人を精神的にサポートしたいと思い、カウンセラーの勉強を始める。介護福祉士、認定心理士、一般社団法人心理技能振興会心理カウンセラーの資格を持つ。

公開日：2014/10/16

最終更新日：2019/7/31

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著者：介護求人

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