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介護現場で働く力がアップ

『肺炎は「口」で止められた!』

2018年3月2日

■書名:肺炎は「口」で止められた!
■著者:米山 武義
■出版社:青春出版社
■発行年月:2017年11月

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介護現場でも使える!誤嚥性肺炎を防ぐための口腔ケアがわかる一冊

肺炎での死亡数は年々増加し、今や肺炎は日本人の死因第3位となっている。
高齢になり飲み込む力が低下すると、食べ物の誤嚥から「誤嚥性肺炎」を引き起こすことは、近年よく知られるようになった。
実際には、食事中の誤嚥を防ぐ以外にも、肺炎の予防には「口腔ケア」が有効なのだという。

著者の米山医師は、約40年にわたって訪問診療や介護施設で口腔ケアの指導を行ってきた歯科医だ。
長年の経験の中で、口腔ケアに肺炎を予防する効果があることに気づき、専門的な調査を実施。その結果、口腔ケアを行うことで誤嚥性肺炎が4割減ったことが明らかになったそうだ。

ここでいう口腔ケアとは、虫歯や歯周病などの治療だけではない。歯・歯茎・舌・粘膜を清潔にすることや、咀嚼や嚥下などへのアプローチも含む。
こうしたケアを怠ると口内で細菌が増殖してしまうため、誤嚥で唾液などと共に細菌が肺に入り込むと肺炎が引き起こされる。睡眠中に起きる誤嚥のケースも多いので、やっかいなのだという。

「食べないときこそ歯磨きが必要」であることも興味深い。
意外に思えるかもしれないが、口から食べられない経管栄養の人こそ、唾液による洗浄作用が少なくなるために細菌が繁殖しやすく、したがって口腔ケアが重要になってくるのだそうだ。

<ケアを怠ると唾液に含まれるたんぱく質がネバネバや口臭の原因となってしまいます。放置すると細菌の温床であるバイオフィルムになって、歯茎、頬の内側、喉と、口腔内のあらゆるところに貼りつき、口臭や不快感は相当なものです。当然、細菌を誤嚥することによって発症する誤嚥性肺炎のリスクも上昇してしまいます。>

同じ理由から、人工呼吸器をつけた人においても、肺炎予防には口腔ケアが効果的であるとのこと。
口腔ケアは、口から食べていなくても、いやむしろ食べていないときこそ重要なのだ。
高齢者に限らず、誰もが意識しておくとよいことだろう。

口腔ケアの具体的な方法についての解説では、「朝イチの歯磨き」が目新しい。朝食後の歯磨きでは遅いのだそうだ。

<一晩寝て起きた「顔の皮膚」よりも「口腔内」のほうがうんと汚れています。その汚れを朝食と一緒に体内に取り込んでしなわないように、ぜひ、洗顔と一緒に「朝イチ」の歯磨きを習慣にしてください。>

睡眠中は、唾液の量が起きているときの半分以下になり、唾液の洗浄効果が弱くなる。細菌がどんどん増加した状態で朝を迎えることになるので、朝食の前に細菌を口腔内から出しておくべきだと解説している。

高い抗菌力がある口腔機能水「次亜塩素酸水」でのうがいも、是非取り入れてみたい。
著者は訪問診療の際には、お年寄りにまずこれでうがいをしてもらうのだそうだ。
口臭を瞬時に消し去る効果があるほか、歯肉炎などの治りもよくなるとのこと。高齢者本人にとってはありがたい。

著者の長年の経験と研究で実証された内容なので説得力がある上に、とても読みやすい。
どのような立場で読んでも学びがあり、介護職であれば、きっと利用者に歯磨きを勧めたくなる本だ。

 

著者プロフィール

米山 武義(よねやま・たけよし)さん
1954年静岡県生まれ。歯学博士。医学博士。日本老年歯科医学会指導医・専門医。1991年米山歯科クリニック開業。早くから高齢者における口腔ケアの重要性に着目し、介護施設で口腔ケアと誤嚥性肺炎の関連を調べる研究をおこなう。クリニックでの診察のほか、訪問診療や介護施設での口腔ケアの指導にも力を入れており、在宅医療を約40年にわたりサポートしてきた。第66回保健文化賞受賞。

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