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現場にあると嬉しい実用本

『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』

2018年4月6日

■書名:認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方
■監修:鈴木 みずえ
■出版社:池田書店
■発行年月:2017年11月

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パーソン・センタード・ケアの3ステップで信頼関係に基づいた認知症ケアを

徘徊する、お金を盗まれたと言う、暴力を振るう、意欲・関心がなくなる……。認知症の症状は人それぞれで、その人に合わせた対応がいくつもあり大変だ。
認知症だから仕方がない、治らないのだからと半ばあきらめてしまってはいないだろうか。それは間違いで、多くの人が勘違いしていると本書の監修者の鈴木みずえさんはいう。

本書では、認知症の人のケアを行うために不可欠な「パーソン・センタード・ケア」に基づく3ステップを解説。具体的な場面での実践例も数多く紹介し、まとめられている。

パーソン・センタード・ケアとは、「年齢や健康状態にかかわらず、すべての人々に価値があると認め、尊重すること。そして、ひとりひとりの個性に応じた取り組みを行い、認知症をもつ人の視点を重視し、人間関係の重要性を強調したケア」。1980年代にイギリスの社会心理学者トム・キットウッド教授によって提唱されたものだ。
認知症を正しく理解するための方法で、認知症の人も、私たちも、同じ人であり、認知症を含めてその人として理解することが原点だという。

掲載されている事例は、介護士、看護師、作業療法士などの専門職に取材し、認知症ケアの現場で実際にあったことをベースにしている。

認知症の症状は、中核症状とBPSD(認知症の行動と心理症状)とに分けられる。
中核症状を治すことは難しいため、その人の苦手なものとして理解したうえで、BPSDをケアによって改善することが重要だ。
徘徊、暴力・暴言、抑うつなどの症状はBPSDであり、ケアを見直すことで軽減できる。そのために有効とされるのが次の3ステップだ。

・ステップ1 思いを「聞く」
・ステップ2 情報を「集める」
・ステップ3 ニーズを「見つける」

このステップをふむことで、相手の思いがわかり、問題行動の理由を探ることができる。そして、満たされていない思い(心理的ニーズ)に気づき、その思いに応えるために必要なケアを考えることができる。

本書では、起床、更衣、排泄、入浴などのシーン別と、攻撃的な言動をする、「帰りたい」と言う、意欲が低下しているなどの行動別での聞き方・話し方を紹介。どれも介護現場で起こるかもしれない事例ばかりで、すぐにでも参考にできそうだ。

マンガやイラストを使って、認知症の人の行動や心情の解説、聞き方・話し方のポイント、ケアの内容が一目でわかるようになっているので、忙しい介護職でも読みやすい。
また、専門職からの情報を“COMMENTS BY PROFESSIONALS”として短いコメントで紹介しているページもあり、認知症ケアの現場で取材した情報が余すことなく掲載されている。

社会生活を円滑に送るには、人との信頼関係が何よりも大切であることを私たちは知っている。認知症の症状があっても、信頼関係が大切であることに変わりはないという当たり前のことを本書は気づかせてくれる。

<「認知症の人は忘れてしまうから、今だけ、ごまかしておけば大丈夫」「うそをついても、わからないからいい」といった、認知症の人に対する間違った考え方は、認知症の人の価値を低め、ひいてはBPSDを起こす原因となります。忘れてしまったとしても、ごまかされたこと、うそをついたことによる「なんとなく変だな」「バカにされているのかな」といった不信感は、認知症の人に残ります。人と人との信頼関係を築くために、してはいけないことは、誰に対しても行ってはなりません。>

日頃のケアでの問題を解決するのに役立てるとともに、介護が人を相手にする仕事であることを改めて認識するきっかけにもなる。

 

監修者プロフィール

鈴木 みずえ(すずき・みずえ)さん
浜松医科大学医学部看護学科教授。医科学修士。医学博士。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。筑波大学大学院医学研究科環境生態系専攻博士課程修了。大学院生の頃から高齢者の転倒予防の研究を始め、その後も認知症高齢者の研究を続ける。特に、認知症高齢者と介護者の生活をよりよいものにするための研究に力を注ぎ、病院や介護施設などの協力を得ながら、パーソン・センタード・ケアやタクティールケア、音楽・動物・ペット型ロボット療法などを取り入れたケアの質の向上のための研究を進めている。

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