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介護現場で働く力がアップ

『認知症フレンドリー社会』

2019年4月12日

■書名:認知症フレンドリー社会
■著者:徳田 雄人
■出版社:岩波書店
■発行年月:2018年11月

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認知症の人が暮らしやすい世界へ。アップデートするべきなのは“社会全体”

「認知症フレンドリー社会」は、近年注目されているキーワードのひとつだ。
著者の徳田氏は、かつてNHKの番組ディレクターとして認知症を取材し、現在は認知症をテーマにNPOなどの仕事にたずさわる人だ。
本書では、元テレビマンならではのわかりやすい言葉遣いで「認知症フレンドリー社会」を紹介してくれている。

まず知っておくべき現実として、2018年時点で日本全国に認知症の人は約500万人。総人口の3〜4人に1人が高齢者で、さらにその7人に1人が認知症という計算になる。
つまり、今や認知症の人が「普通に」いる時代なのだ。

そのような社会では、変わらないといけないのは認知症の人や家族ではない。社会の側こそ変わる必要がある。
著者は、「社会全体を、認知症対応に『アップデート』する必要がでてきている」と話す。

<私たちの生活をとりまく法律や制度、企業活動などは、すべて、認知症の人や高齢者がこれだけ多くなる前に作られたものです。認知症の人がこれだけ多く地域で普通に暮らしていることを念頭に作られたものではありません。(中略)そろそろ基盤となる社会全体のOSを”アップデート”する時期にきているのではないかと思います。>

アップデートして目指す「認知症フレンドリー」とは、「認知症の人にやさしくしてあげましょう」というような意味ではない。「ユーザーフレンドリー」という言葉があるように、「フレンドリー」は「〇〇にとって使いやすい」「〇〇に適応している」という意味で使われている。
つまり、「認知症フレンドリー」が実現するなら、認知症になっても社会から排除されず、普通に暮らしていくことができるというわけだ。

社会全体のアップデートは簡単ではないが、少しずつ活動は始まっている。特に先進的な事例として、東京都町田市のデイサービスDAYS BLG!の取り組みが興味深い。
このデイサービスでは、利用者さんたちが、近くの自動車販売店で展示用の車を洗ったり、野菜卸業者からの依頼で業務用のたまねぎの皮むきをしたりと、地域へ出て仕事をしている。地元企業から依頼される仕事で、若干の報酬が支払われているという。

以下は、このデイサービスを利用しながら地域で仕事をする認知症の人の言葉だ。

<通常のデイサービスでは、折り紙やゲームをして一日を過ごすことが多いけれど、ここに来ると仕事があって、地域や社会に貢献しているという実感が持てるので、楽しい>

この事業所の代表者は、認知症の人が居たいと思える場所を考える中で、地域に出てつながる必要があると思い行動に移したそうだ。認知症の人が地域に貢献していると感じられるような環境は、まさに認知症フレンドリーと言えるのではないだろうか。

これまで介護職として、「困難を抱えた人をどのように支援していくか」といった視点でのみ働いてきた人にとっては、大きな発想の転換を促されることだろう。
認知症の人に最も近いところで働く立場として、是非とも読んでおきたい1冊だ。

 

著者プロフィール(引用)

徳田 雄人(とくだ・たけひと)さん
1978年東京生まれ。2001年東京大学文学部を卒業後、NHKのディレクターとして、医療や介護に関する番組を制作。2009年にNHKを退職し、認知症にかかわる活動を開始。2010年よりNPO法人認知症フレンドシップクラブ理事。NPOの活動とともに認知症や高齢社会をテーマに、自治体や企業との協働事業やコンサルティング、国内外の認知症フレンドリーコミュニティに関する調査、認知症の人や家族のためのオンラインショップの運営などをしている。

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