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介護福祉士マンガ家が綴る、介護現場の苦笑・爆笑エピソード!

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介護漫画19 ★ 涙と笑顔、看取りの思い出

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介護現場で働く力がアップ

『中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます』

2019年5月3日

■書名:中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます
■著者:吉田 美紀子
■出版社:双葉社
■発行年月:2018年9月

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未経験でヘルパーデビューしたマンガ家の、介護のお仕事コミックエッセイ!

著者の吉田美紀子さんは、20年以上のキャリアを持つマンガ家だ。ところが時代の流れで仕事が減った上に両親が介護年齢になって、働かねばという思いに駆られる。

「と…とにかく、えーと「資格」だ。なんかそれっぽいのがあると多分なんかいいハズ…」

このような“ふわっとした”理由で通いだしたのが『介護職員初任者研修』。研修終了後、無事、訪問介護の事業所でヘルパーとして働き始めた吉田さんだったが…。

本書はマンガ家の著者が、介護というまったく違う世界に文字通り体当たりで挑んだ体験を綴ったコミックエッセイだ。
訪問介護サービス、発達支援事業所、精神科病棟での看護助手、障がい児の移動支援、特別養護老人ホーム(特養)と、介護業界・福祉業界のさまざまな職場を経験し、多くの利用者さんと出会い、経験したエピソードを、かわいい絵柄でユーモアたっぷりにわかりやすく紹介している。

マンガのほかに、それぞれの職場での仕事内容、人間関係、問題点・疑問点など、吉田さんが感じたことを1ページにまとめたコラムもついている。
介護の仕事と一言で言っても、働く施設や場所によってかなり違いがあり、介護職に就いている人でも発見があることも多いのではないだろうか。

本書のユニークなところは、単なる職業エッセイにとどまらず、著者の新たな居場所探しになっていることだ。
マンガ家という職業柄、他人とほとんど関わらず生きてきた吉田さんは、介護ヘルパーとしてたくさんの人と出会いながら、自分を必要としてくれる場を探していく。
掲載されているエピソードをいくつか紹介しよう。

・徘徊グセのため、同居の息子さんがドアの内側にも外側にもがっちり施錠したアパートに暮らす、小柄でいつもにこにこしているかわいい「ニコちゃん」。
・無表情の片マヒの「コンピュータおばあちゃん」は、とてもふくよかなので、トイレ介助がものすごく大変。移乗もオムツ交換も上手にできず、吉田さんは介護ヘルパーとしての自信を失う。
・「ボーちゃん」は、精神病棟で話ができる唯一の患者さんだったが、吉田さんのうかつな一言で混乱させてしまい、先生や看護師さんに力づくでベッドに拘束されてしまう。
・特別支援学校に通う1年生の「みあちゃん」は、ダウン症で性格は小悪魔だ。学校からの送迎バスからニコーと笑って、体重12kg、カバン6kgの重量で吉田さんにダイビングしてくる。
・特養の「森尾さん」は、血尿を出し施設で看取ることになる。わずかな食事もほとんど飲み込めず、「無理な栄養補給は体に負担を強いる」のではないかと食事介助に不安や疑問を抱く。
・2週間のショートステイで特養に来た「栄さん」は、縫いものが得意で穏やかな人だ。手作り作品を見せてもらったり話をしたりして、吉田さんは心を和ませる。そしてお別れの日に「あなたに会えてよかった」と言われ、職場で泣くことはないと思っていた吉田さんは涙を見せる。

利用者さんだけではなく、介護現場で一緒に働くスタッフの人たちとの関わりも興味深い。
精神病棟でテキパキと仕事をこなす美人の先輩ヘルパーさん。
特養には、白鳥のごとく軽やかでスムーズな移乗を行うヘルパーさんや、たった10分で5人の利用者さんの介助をこなしてしまう手際の良すぎるヘルパ―さんもいる。

もちろん、いい人ばかりではない。
自分は仕事ができると思い込んでいるおばちゃんヘルパーもいれば、アンガーマネジメントができない特養のユニットリーダーには苛立ちを覚え、介護職に不平不満を募らせる吉田さん。

しかし、25歳の若い介護福祉士の織田くんに衝撃を受ける。
利用者さん同士のケンカに巻き込まれた吉田さんを助けようとして自分もケガしたというのに笑っているし、衰弱していく終末期の利用者さんを気遣い、進んでエンゼルケアを行う織田くん。

「そうか、この人、仕事が好きじゃなくて人が好きなんだ。被害者意識強くて自分の不満ばかり募らせていた私と大違い」と、吉田さんは、自分の視野の狭さに気付かされる。

<仕事なんか全然楽しくない。だからほんの少しのキラキラが愛おしい。>
<何歳になろうとどんな経験も職歴もムダにはならないと信じて、今日も頑張ってます。>

たくさんの人との関わりを通して、1人前の介護ヘルパーとして成長していく吉田さんのコメントは、同じ介護職に従事する人たちへの大きな励ましになるに違いない。

 

著者プロフィール(引用)

吉田 美紀子(よしだ・みきこ)さん
山形県生まれ。20代からおもに4コマ誌で活躍。セカンドキャリアで介護の仕事を始める。コミックエッセイに「40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら」(双葉社刊)がある。

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