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介護現場で働く力がアップ

『健康以下、介護未満 親のトリセツ』

2020年9月21日

■書名:健康以下、介護未満 親のトリセツ
■著者:カータン
■出版社:KADOKAWA
■発行年月:2020年4月

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介護家族のリアルがわかる!人気ブロガーが介護の本音を描いたコミックエッセイ

著者は、カータンBLOG「あたし・主婦の頭の中」で人気の主婦ブロガーだ。笑いあり涙あり、独特の味のあるマンガにファンが多い。

本書では、高齢の両親が次第に老いて「健康以下、介護未満」の状態になっていく様子を赤裸々に描いている。

著者ならではの着眼点と表現で、親自身とその家族にどのようなことが起こり、どのような気持ちで向き合っていくのかがパワフルに伝わってくる。
たくみに笑いに変えてはいるが、親を介護する家族なら大抵が出会うあらゆる悩みが詰まっているので、介護や医療の現場で支援する側の者にも役立つはずだ。

著者は、「はじめに」でこのように書いている。

<「それ、さっきも聞いたからね」「ちょっとしっかりしてよ」とイライラした。しかし、実家のゴミが少しずつ溜まっていく様を見るうちに、悟り始めた。これって…、まさかの! (中略)ダメだ、こりゃ。どうすりゃいいのかわからないまま、ただ飛び込みしかなかった、先の見えないこの渦に。年老いた親とのつき合いは、切なさと苛立ちの連続だった。その時々で、親子の立場が入れ替わり立ち替わり。>

「うちの親は心配ない」と思っていたのに、突然やってきた親の老い。著者は大いに戸惑いながら、しかし姉や家族と一緒に協力して立ち向かっていく。

その様子が次の7つの章にまとめられている。

第1章 実家の断捨離
第2章 父の介護
第3章 母の物忘れ
第4章 介護認定&現場のプロたち
第5章 世話する側にも人生と生活がある
第6章 独身&独居の叔母の問題
第7章 高齢な親との日常あるある

親が老いていく過程で出会うさまざまな困難を、家族としてどう向き合って乗り越えたかがよくわかる。

その中でも、介護職の立場で読むならば、直接関係する内容になっているのが「第4章 介護認定&現場のプロたち」だろう。

介護について何もわからないところからスタートし、まずは市役所で相談。地域包括支援センターにつなげてもらって、頼りになるケアマネジャー、そして父親にぴったり合ったデイサービスに出会う。
父親がデイサービス通いをとても気に入り、著者たち姉妹に感謝する姿にはほろりとする。

母親の場合は厄介で、介護認定の様子やヘルパーを家に入れるまでのドタバタについて詳しく描かれている。

コミカルな表現なので思わず笑ってしまうものの、著者によると、この時期何度も涙が溢れそうになったとのこと。ぎりぎりの疲労や緊張の中で、いつも親身になって相談に乗ってくれるケアマネ、優しく頼もしいヘルパーなど、人の温かさや優しさに触れて泣いてしまったのだそうだ。

介護職のように高齢者を支援する立場の者は、高齢者自身だけでなく、その家族との関わり方も大切に考えておきたいところ。

そのために、家族のリアルな気持ちがわかる本書は貴重だ。重いテーマも著者ならではの表現力で楽しく読み進められてためになる。

 

著者プロフィール(引用)

カータン(かーたん)さん
1967年4月生まれ。元客室乗務員で、現在は2007年よりスタートしたブログが一日30万アクセスを誇る人気ブロガー。家族は夫と二人の娘。著者に『女ふたり台湾、行ってきた。』(小林希との共著)など。

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