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2022年07月22日

認知症介助士とは?資格取得のメリットや試験について解説します!

公開日:2021/9/16 最終更新日:2022/7/22

認知症の高齢者へのケアに役立つ知識が学べる「認知症介助士」の資格について、徹底解説します!
特別な受験資格がないので、介護士の方の学び直しやスキルアップのほか、在宅介護をしているご家族にもおすすめの資格です。

認知症介助士とは、どんな資格?

認知症介助士は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が認定する民間資格です。
認知症の方が安心して暮らせる環境づくりのため、その担い手を社会に送り出すことを目的に設立されました。

介護や福祉の現場のみならず、さまざまな職場や地域でも活かせる認知症の知識や対応方法を身につけられる資格です。そのため、介護職はもちろん、認知症高齢者を介護している家族、サービス業などで認知症の方と接する機会が多い方など、幅広い人たちをターゲットとしています。

認知症介助士の資格取得には、検定試験に合格する必要がありますが、自分にあった学習方法や受検方法を選べること、学習期間が比較的短期間で済むことから、仕事や家族の介護などでまとまった時間を作るのが難しい方でもチャレンジしやすいのが特徴です。

同じ認知症ケアを対象とした資格の「認知症ケア専門士」に比べると、気軽に受検できる資格と言えます。

認知症介助士の資格で得られる知識・できることとは?

認知症の方への対応が難しいのは、アルツハイマー型やレビー小体型、血管性などさまざまな認知症の種類があり、特徴も違うため、それぞれ適切な対応も異なるからです。

認知症介助士の資格取得を通じて、認知症の基礎から、ケース別の適切な介助のしかた、認知症の予防といった知識を学ぶことができます。それにより、認知症の方と接するうえでの心構えを身につけ、状況に応じたコミュニケーションがとれるようになります。

すでに介護の現場で働いている人も、介護職をめざす人も、認知症介助士の資格取得を通して認知症への理解を深め、今後のケアに役立てることができます。

認知症介助士が活躍できる職場・就職先は?

超高齢化社会においては、介護の現場以外でも認知症の方に接する機会が増えてきます。そのため家庭や職場を含め、地域社会全体で高齢者に寄り添う支援の取り組みが必要で、認知症介助士で学んだ知識が幅広いフィールドで役立つことになります。具体的に主な活躍の場をみてみましょう。

もっとも資格が活きるのは、やはり介護・福祉、医療の現場。認知症の高齢者を対象とするグループホームをはじめ、有料老人ホームやデイサービスなど、さまざまな介護施設で学んだ知識が役立ちます。

さらに、デパートやホテル、飲食店、金融機関、交通機関、市役所等の公共施設など、販売や接客・接遇に携わる職場にも活躍の場は広がっています。たとえば、認知症高齢者の方が利用される際に、安全かつスムーズにご案内したり、トラブルを未然に防ぐ対応を期待されるのです。サービスの質の向上に役立てようと、資格取得に積極的な企業も増えています。

また、認知症はけっして他人事ではなく、家族や自分自身など身近な問題でもあります。そのため認知症介助士の知識は、職場以外でも、日常生活や地域貢献などで役立てることができます。

認知症介助士の受検資格は?

認知症介助士の認定を受けるには検定試験に合格する必要がありますが、検定試験には特別な受検資格はありません。「介護職員初任者研修」や「介護福祉士」などの資格取得者はもちろん、介護資格を持っていない方、あるいは介護職未経験者の方でも受検が可能です。

認知症介助士検定試験の概要

認知症介助士の検定試験の受検方法には、①公益財団法人日本ケアフィット共育機構が開講する「認知症介助セミナー」を受講して受検する方法と、②独学あるいは通信講座で自宅学習し受検する方法の、2つのパターンがあります。

認知症介助セミナーを受講して受検する場合

セミナー受講後、セミナー会場にて同日受検ができます。

開催日:9月~翌年3月。各会場にて数回ずつ開催
受講料:16,500円 + テキスト代3,300円
申込方法:公式ホームページから、会場、日程を選択して申し込み
会場:東京、名古屋、大阪、福岡など

自宅学習して試験を受検する場合

受検会場は、「共育センター」「CBTセンター」「インターネット受検」の3通りから選べます。

■共育センター
試験日程:9月~翌年3月。各会場にて数回ずつ開催
受検料:3,300円
申込方法:公式ホームページから、会場、日程を選択して申し込み
会場:東京共育センター、大阪共育センター

■CBTセンター(認知行動療法センター)
試験日程:公式ホームページにて確認
受検料:3,300円
申込方法:公式ホームページから受検者情報を登録後、確認希望日時を選択して申し込み
会場:各地のCBT試験会場

■インターネット受検
試験日程:公式ホームページから申し込み、当日24時までに受検
受検料:3,300円
申込方法:公式ホームページから受検者情報を登録後、申し込み
会場:自宅など

認知症介助士の2022年度試験スケジュール

2022年度の試験日程は次のとおりです。CBTセンターやインターネット受検については、公式サイトにて確認してください。
合格者には後日、3週間程度で「認知症介助士認定状」が届きます。

■認知症介助セミナー(検定試験付き)
東京会場:東京共育センター
2022年8月18日(木)13:00〜18:00
2022年9月12日(月)13:00〜18:00
2022年10月29日(土)10:00〜16:00
2022年11月18日(金)13:00〜18:00
2022年12月14日(水)10:00〜16:00
2023年1月12日(木)13:00〜18:00
2023年2月18日(土)10:00〜16:00
2023年3月14日(火)13:00〜18:00

沼津会場(学校法人名古屋大原学園 沼津校)※県内在住者のみが対象
2022年9月11日(日)10:00〜16:00
2022年11月11日(金)10:00〜16:00
2023年1月20日(金)10:00〜16:00

静岡会場(学校法人名古屋大原学園 静岡校)※県内在住者のみが対象
2022年8月17日(水)10:00〜16:00
2022年10月15日(土)10:00〜16:00
2022年12月17日(土)10:00〜16:00
2023年2月15日(水) 10:00〜16:00

名古屋会場:学校法人名古屋大原学園
2022年9月24日(土)10:00〜16:00
2022年9月26日(月)10:00〜16:00
2022年10月16日(日)10:00〜16:00
2022年11月23日(水)10:00〜16:00
2022年12月3日(土)10:00〜16:00
2022年12月14日(水)10:00〜16:00
2023年1月15日(日)10:00〜16:00
2023年1月26日(木)10:00〜16:00
2023年2月11日(土)10:00〜16:00
2023年2月24日(金)10:00〜16:00
2023年3月4日(土)10:00〜16:00
2023年3月23日(木)10:00〜16:00

大阪会場:大阪共育センター
2022年7月26日(火)10:00〜16:00
2022年8月18日(木)10:00〜16:00
2022年9月9日(金)10:00〜16:00
2022年10月20日(木)10:00〜16:00
2022年11月12日(土)10:00〜16:00
2022年12月19日(月)10:00〜16:00
2023年1月10日(火)10:00〜16:00
2023年2月17日(金)10:00〜16:00
2023年3月8日(水)10:00〜16:00

岡山会場:コープP&S オルガビル
2022年10月15日(土)13:00〜18:00

福岡会場:
2022年8月9日(火)10:00〜16:00

■共育センターでの受検(セミナーなし・検定試験のみ)
東京会場:東京共育センター
2022年10月16日(日)13:00~14:00
2022年12月15日(木)10:00~11:00
2023年2月13日(月)10:00~11:00

大阪会場:大阪共育センター
2022年8月23日(火)15:00~16:00
2022年9月21日(水)10:00~11:00
2022年10月13日(木)13:00~14:00
2022年11月28日(月)16:00~17:00
2022年12月20日(火)11:00~12:00
2023年1月25日(水)10:00~11:00
2023年2月13日(月)15:00~16:00
2023年3月23日(木)16:00~17:00

認知症介助士検定試験の内容

■カリキュラム
検定試験の基となる公認テキストでは、次のような内容を学びます。

認知症介助士の基本理念、高齢社会の理解、認知症の基礎知識、認知症の人への介助、認知症の予防、体験談・事例、関連法規および制度

■試験形式
30問、40分。

受検方法、受検会場により、テスト方法が異なります。
①認知症介助セミナー:講習後、マークシート方式の筆記試験
②共育センターで受検:マークシート方式の筆記試験
③各地のCBTセンターで受検:会場のパソコンで、選択肢をクリックする操作で受検
④インターネット受検:自宅などでパソコンを使ったクリック操作で受検

■合格基準
1問1点の30点満点中、21点以上が合格となります。

■合格率
合格率は、9割以上です。

認知症介助士の資格を取得するメリットは?

介護の分野では、今後グループホームに限らず、どの職場においても認知症への理解や認知症ケアのスキルが必要になります。その際、認知症介助士の資格を保有していれば、認知症への理解が深く、対応法の知識を持っていると証明できます

介護職として働いている人にとっては、認知症の基礎知識を再確認し、これまでの対応を改めて振り返ることで、ケア技術の向上につなげることができます。これから介護の仕事に就きたいと考えている人には、認知症ケアにも積極的に取り組む意欲をアピールする材料になります。

認知症介助士の資格は、受検資格が問われないなど、取得のハードルが低いのがメリットの1つでもありますが、反面、認知症ケア専門士のような専門性をアピールするには弱いため、給与アップなどにはつながりにくい面もあることは留意しておきましょう。


《認知症介護に関する研修》
認知症介護基礎研修
認知症介護実践者研修
認知症介護実践リーダー研修
認知症対応型サービス事業管理者研修
認知症介護指導者養成研修
認知症対応型サービス事業開設者研修
小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修

《認知症介護に関する資格》
認知症ケア専門士
認知症介助士

 

 


あなたの資格をアピールできる!
ケース別「自己PR」例文集はこちら
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