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2021年10月07日

介護事務管理士とは?資格概要・試験内容や取得するメリットを解説!

介護事務管理士とは?資格概要・試験内容や取得するメリットを解説!

介護に関する仕事には、介護士やヘルパーなどのように利用者さんを直接ケアする以外にも、たくさんの仕事があるんです。

「介護事務管理士」も介護現場に欠かせない資格の1つ。介護事務の専門性を証明する資格であり、介護関連の就職や転職に活かすことができます!

介護事務管理士とは、どんな資格?

介護事務管理士とは、技能認定振興協会(JSMA)によって認定されている介護事務の資格です。専門的な資格であり、介護事務管理士として勤務をするためには介護事務管理士技能認定試験に合格し、資格を取得しなければなりません。

介護事務管理士技能認定試験は、介護保険制度が施行された2000年から始まった資格試験です。介護施設における介護報酬の計算や請求書を作成する仕事が必要となったことで、介護事務管理士技能認定試験に合格した介護事務管理士の需要が高まりました。

介護事務管理士の資格は、日本全国の介護福祉業界で認知されている資格です。介護事務管理士技能認定試験の合格率は50%ほどと、ほかの介護関連の資格試験よりも合格率が高く、比較的取得しやすい資格であると言えます。

介護事務管理士の資格で得られる知識・できることは?

介護事務管理士技能認定試験に合格するための学習を通して、介護保険制度や介護請求事務の知識、請求書の発行方法などを学ぶことができます。

なお、介護事務管理士技能認定試験には学科試験と実務試験が設けられており、事務知識だけでなく、請求書を発行する手順を勉強しておく必要があります。

基本的には、介護の現場で働くためのスキルを身につけるというよりも、介護施設における事務作業全体の知識や実務を網羅するための資格試験となります。どの事業所でも必要となる存在であるため、やりがいを持ちながら資格取得の学習に励み、働くことができます。

介護事務管理士が活躍できる職場・就職先は?

介護事務管理士技能認定試験に合格し、介護事務管理士の資格を取得すると、介護施設に就職することができます。特別養護老人ホームなどの入所施設、デイサービス、訪問介護事業所といったあらゆる介護関連の施設で、介護事務として働くことができます。

また、介護業界以外では、介護システムを開発する企業や保険会社、保険請求審査機関などに就職する方もいます。

介護事務管理士のメインとなる仕事は、介護報酬請求業務です。介護保険から各介護事務所に対して支払われる報酬を、国民健康保険団体連合に請求します。一般的には、月々の医療報酬明細書や介護関連の書類作成といった専門性の高い業務を担当することになります。

また、介護事務管理士は請求書の作成だけでなく、ケアマネジャーの業務をサポートする仕事にも関わることがあります。施設利用者の対応や、介護施設で働く従業員のシフト作成など、幅広い業務を担当します。

介護事務管理士の受験資格は?

介護事務管理士技能認定試験の受験資格は、年齢や居住地などの制限はありません。また、介護職員初任者研修、介護福祉士として働いている方が受験することも可能です。

しかし、介護保険制度に関する専門的な資格であるため、介護現場に携わっている方や経理経験がある方、これから介護管理士として働きたい方が主な受験対象となります。

介護事務管理士技能認定試験の概要

介護事務管理士技能認定試験を受けるためには、技能認定振興協会(JSMA)のホームページからオンライン上で申し込みます。

受験会場は受験者の居住地ごとに会場が分けられています。ただし、2021年度試験については新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会場試験が休止し、在宅試験のみとなっている点に注意が必要です、

■受験料
6,500円(税込)

■申込方法
技能認定振興協会(JSMA)のホームページからオンライン上で申込み。支払い方法はクレジットカード、コンビニ支払いに対応。

■受験会場
各都道府県の指定会場(居住地による)
※2021年度試験は、新型コロナウイルスの感染対策として在宅試験のみ

介護事務管理士の2021年度試験スケジュール

介護事務管理士技能認定試験は、学科試験と実技試験があります。2021年度は新型コロナウイルスの影響で、試験は在宅受験のみ実施されます。

■試験日(学科・実技同日)
2021年10月24日(日)、2021年11月28日(日)、2022年1月23日(日)、2022年3月27日(日)

■合格発表日
試験実施終了後、合否に関わらず1ヶ月以内に文書にて通知。合格者には介護事務管理士の認定合格証を送付。

介護事務管理士技能認定試験の内容

介護事務管理士技能認定試験は、学科試験と実技試験に分けられています。

■学科試験
学科試験は、マークシート形式を採用しており、介護保険制度、介護報酬請求の知識、介護報酬明細書の作成、介護用語など幅広い分野から出題されます。

■実技試験
実技試験を学科試験と同日に受験することになります。実技試験は、介護保険明細書の点検問題と明細書の作成(居宅サービス、施設サービス)が出題範囲です。

■合格基準
学科試験は100点満点中85点以上、実技試験は問題ごとに60%以上を得点し、かつ3題合計で85%以上の得点率が必要です。

学科試験・実技試験ともに合格基準を満たさなければならず、片方が合格基準を下回っている場合は不合格となります。

介護事務管理士の資格を取得するメリットは?

介護事務管理士の資格を取得することにはさまざまなメリットがあります。介護業界で活躍したい方や、すでに介護職として働いているなかで介護事務管理士の資格取得を検討している方は、どのようなメリットを得られるのか参考にしてみてください。

・介護の仕事に携われる
介護事務管理士の資格を取得していると、介護の仕事に携わることができます。少子高齢化が進んでいる現在において、介護業界は人手不足が顕著な業界の1つです。

人材の需要も高まっていることから、介護に関するさまざまな資格を持っていることで転職時のアピールポイントとなりまます。

特に介護事務は、どの介護施設にも必要不可欠な仕事です。資格があれば日本全国の介護施設で働けるようになるほか、介護職から一時的に離れたとしても、復職しやすいのがメリットです。将来に渡って、介護業界で活躍したいという場合、介護事務管理士の資格を持っていることで就職や転職を有利に進めることができます。

・介護事務の専門的な知識が身につく
介護事務管理士は、介護事務に関する高度な専門性を備えている資格です。介護保険制度が改正されて以降、介護報酬の計算は介護保険制度に基づいて処理しなければならず、数字に強い人材が求められるようになっています。

また、介護保険制度は内容が見直されることが多くあり、そのたびに介護報酬の計算方法も変化します。施設としては、介護管理士の資格を取得した人材を採用しておくことで、改定があってもスムーズに書類作成業務を行えます。

新たに人材を雇う必要がないだけでなく、教育する手間を省けることから介護事務管理士の需要は高いため、資格を持つことで採用されやすくなる可能性があります。

・介護現場をサポートできる
介護事務管理士として介護施設に入職する場合、書類作成業務だけでなく、組織全体のサポートを任されることもあります。介護士のシフト作成や施設利用者からの問い合わせ対応、関係先との打ち合わせなど、幅広い業務を経験できます。

業務としての量は増えるものの、さまざまな介護事務の仕事に関われるため、将来的なステップアップを目指すことも可能です。長期的に、介護業界に携わりたいという方にとっては、やりがいを得られる資格です。


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