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2022年09月15日

スマート介護士は、介護現場で使える資格?試験内容や受験資格、メリットなどを解説!

近年、労働力不足に対処するために、各分野でテクノロジーを導入して業務の効率化を図っています。介護業界でもその流れは例外ではなく、介護ロボット等の活用が広まっています。

そんな中で、介護ロボットの活用のプロともいえる資格に注目が集まっています。介護ロボットの活用によって介護現場の生産性向上を図る資格、「スマート介護士」について説明します!

スマート介護士とは、どんな資格?

スマート介護士とは、「介護の質と生産性を向上することができる最先端の技術を扱える介護士」と定義されています。社会福祉法人善光会のサンタフェ総合研究所が、2019年から開始した民間資格です。

介護の現場における「最先端の技術」といえば、まずは介護ロボット等が思いつくでしょう。スマート介護士試験では、ロボットの役割や活用法について、詳しく学ぶことになります。

もっともこの資格は、ただ介護ロボットの利用法を学ぶためのものではなく、ロボット等を活用して介護業務の質と生産性を向上させることができる介護士を目指すものです。そのため介護ロボットだけではなく、介護業務それ自体や、介護業務の周辺知識についても、広く知識を有していることを期待されるのが、スマート介護士です。

スマート介護士の資格で得られる知識・できるようになること

スマート介護士は、介護ロボット等の最先端の技術を用いて、介護の質と生産性を向上させることができます。

具体的には、まず介護ロボット等の導入計画を立案します。現場が現時点で抱えている課題や問題点を分析し、それを解決するにはどのような方法が考えられるかを検討します。また、実際に導入するロボットの選定等も行います。

そして、ロボットの導入前には他の職員に対して、ロボットの活用方法の研修を行います。ロボットの使用方法だけではなく、業務全体の効率化が図れるような活用方法をレクチャーします。

ロボットの運用が開始されたら、定期的に効果測定を行い、なお問題点があれば改善策を検討します。導入前に洗い出した課題や問題点が十分に解決できているかを、レビューすることもスマート介護士の業務です。

スマート介護士が活躍できる職場・就職先

スマート介護士が活躍する職場は、介護施設や病院、リハビリテーション施設などの介護現場です。介護の質と生産性の向上を図る資格であるため、介護士が介護業務を行っている職場であれば、スマート介護士は活躍することができます。

現場で働く介護職以外にも、管理者や器具の導入権限のある職員が取得することで、施設の介護業務のオペレーションを効率化していくことが期待できます。

また、介護ロボットの製造業者や、それらの販売・リース会社の社員等も取得することが想定されています。

 

スマート介護士の受験資格

スマート介護士試験には、初級レベルの「Basic」と中級レベルの「Expert」の2つのレベルがありますが、いずれもレベルも受験資格や実務経験等は設定されていないので、誰でも受験することができます

スマート介護士の試験の概要

スマート介護士の資格を取得するには、サンタフェ総合研究所が主催する「スマート介護士資格試験」に合格しなければいけません。

■試験日程
試験は、1年に4回開催されています。2022年度は、4月、7月、10月、2023年1月に実施されます。

■受験料
通常は、「スマート介護士Basic」が6,600円、「スマート介護士Expert」が8,800円、併願が13,860円です。
2022年10月に開催される第10回試験では、第10回記念価格として、Basicが4,980円、併願が12,800円に割引されます。

■申込方法
スマート介護士資格のWebサイトから申し込みます。

■受験方法
試験はオンライン方式(Zoom)で実施されます。試験に申し込んだ後に運営から送信されるメールに、当日の接続先の記載があるため、試験当日になったらアクセスします。

上記のWebサイトから動作確認テストを行うことができるため、試験に申し込む前に使用する予定のパソコンから確認を行っておくと安心です。

スマート介護士資格試験の2022年度スケジュール

■申込期間
申し込みの締め切りは、2022年10月21日(金)の13時です。この時間までに、上記のように動作確認テストを行ったうえで、受験の申し込みを行う必要があります。

■試験日
2022年10月23日(日)
Basicの試験は13時から、Expertの試験は16時からです。試験時間はいずれも60分です。

スマート介護士資格試験の内容

■試験のカリキュラム
試験は、サンタフェ総合研究所が販売している公式テキストから出題されます。

テキストの掲載内容は、介護ロボット概論、介護基礎論、介護オペレーション基礎論、介護ロボット評価論、介護ロボットの導入と運用の実践、介護業務支援システムの導入・模擬問題(Basic/Expert)の全6講です。

出題範囲はすべてテキストからであるため、テキストを購入して自学自習を進めていく必要があります。テキストは、アマゾン等のECサイトで購入することができます。

また、試験対策講義が、2022年10月1日の10:00~12:00に行われます。自学自習では難しいと感じた方は、これらも役立ててみてください。試験対策講義の申し込みも、上記のWebサイトから行えます。

■試験の形式
試験はすべて、4択の選択式です。BasicとExpertのいずれも、約7割の正答率で合格となります。

Basicはテキストを学習して理解すれば、Expertはテキストを深く学習して理解すれば合格できると言われています。これまで、介護業務に携わっていた人にとっては、そこまで難易度が高い内容ではなく、テキストを学習すれば合格することができるでしょう。

スマート介護士を取得するメリット

最後に、スマート介護士の資格を取得するメリットを紹介します。介護ロボットの活用に興味がある方やスキルアップを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■介護業務のサービスが向上する
スマート介護士は、介護の質と生産性を向上させることを狙いとした資格です。介護ロボットや介護オペレーションについて学習することで、提供できる介護業務のサービス向上が期待できます。質の高い介護を提供できるようになれば、利用者さんの満足度も向上するでしょう。

ただし、スマート介護士試験では座学の知識しか問われないため、身につけた知識を実際に提供するためには、知識の実践が必要です。事業所内で複数の職員で資格を取得し、一緒にロボット導入の計画を行うなどして、得た知識をしっかりと実践できるようにしましょう。

■自身の専門性をアピールできる
スマート介護士の資格を有していることで、介護ロボットやICTに詳しい介護士であることをアピールできます。これまで、このような技術の導入に消極的だった介護業界において、高い専門性を有していることをアピールできれば、他の介護士との差別化につながるでしょう。

専門性を有していれば、社内における高い評価につながりますし、転職の際にも有利な条件となることもあります。他の介護士にはない専門性を身に着けたいと考えている方には、おすすめの資格です。

まとめ

ここまで、スマート介護士資格について解説してきました。今後は介護ロボット等の活用拡大に伴って、スマート介護士の重要性も高まっていくと考えられます。

試験難易度もそこまで高くはないため、他の介護士にはない専門性を身に着けたい、また最先端の専門性を介護に役立てたいと考えている方は、ぜひ取得を検討するとよいでしょう。

 

《認知症介護に関する資格・研修》
認知症ケア専門士
認知症介助士
認知症介護基礎研修
認知症介護実践者研修
認知症介護実践リーダー研修

《ケア業務に活かせる資格・研修》
認定介護福祉士
喀痰吸引等研修
介護口腔ケア推進士
福祉レクリエーションワーカー
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