新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中、2021年1月7日に、再度「緊急事態宣言」が発出されることになっています。
緊急事態宣言とは?
緊急事態宣言とは、国民の生命や健康、生活を守るために、内閣総理大臣から都道府県知事に対策を取るよう依頼するためのもの。
内閣総理大臣により、「いつ」「どこで」「何をするか」が発表されます。
緊急事態宣言が出されると、外出自粛やイベントの制限、緊急物資の運送など、感染症拡大防止のための具体的な対策内容が決められ、発表されることになります。
正式名称は「新型インフルエンザ等緊急事態宣言」で、新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)という法律により、適用されます。
2020年の緊急事態宣言の内容
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月に緊急事態宣言が発出されました。
2020年3月から5月まで続いた緊急事態宣言。全国での主な対策内容は、以下の通りです。
・感染の防止に必要な協力要請(マスク着用、咳エチケット、手洗い、うがいなどの実施)
・外出の自粛の協力要請
・施設の使用制限等の協力要請
なお、2020年3月の緊急事態宣言時に、東京都では「外出自粛」「施設の使用停止」「イベント開催の停止」「営業時間の短縮」などの要請がされました。
ロックダウンとはどう違う?
新型コロナウイルス対策として、欧米などでは強制的に外出を禁止する「ロックダウン」が実施されました。
緊急事態宣言はロックダウンとは異なり、罰則はありません。
特措法では、あくまで「協力要請」となっています。
今後の状況に注目
2021年になっても、新型コロナウイルスの患者数は減らず、医療機関が逼迫しているという情報が連日報道されています。
1人1人ができる対策を心がけるようにしたいですね。