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2023年03月08日

児童発達支援士はどんな資格?介護職としての活かし方や取得方法などを解説!

介護現場での利用者さんのなかには、コミュニケーションがうまく取れない、物忘れが多い、頑固で怒りっぽいなど、接し方が難しい方がいます。

いきなりこのような症状が出てきた場合は認知症を疑うこともありますが、実は先天的な発達障害が原因である場合もあります。

そこで近年、発達障害児への対応や自立支援を目的とした「児童発達支援士」の資格を、介護職が取得するケースも増えてきました。

本記事では、児童発達支援士について得られる知識や、取得するメリットなどについて解説していきます。

また、受験資格や試験概要、2023年の試験スケジュールについても紹介しますので、気になる方はぜひご一読ください。

児童発達支援士とは、どんな資格?

児童発達支援士とは、発達障害に関する知識や発達障害児への適切な対応、自立を促す方法などを身につけられる民間資格です。

「児童発達支援士」という資格であるため、基本的に児童を対象にした内容となっています。

しかし、発達障害の方へのアプローチ方法は、心理学・脳科学に基づき作成してあるため、発達障害児だけではなく、大人の発達障害にも対応できるようになるでしょう。

児童発達支援士は国家資格ではありませんが、知名度が高いため、福祉や医療業界への就職・スキルアップに適しています。

また、子育てにも役立つ内容となっているため、子育て中の方や子どもと触れ合う機会の多い保育士、教員なども取得するメリットは大きいでしょう。

児童発達支援士の資格で得られる知識・できること

児童発達支援士を取得することで得られる知識やできるようになることは、発達障害がある利用者さんへ適切な対応ができることです。

発達障害とは、脳の働き方の違いによって、行動や情緒などに特性が表れる生まれつきの特性です。
近年は、発達障害に関する情報を多く目にするようになったこともあり、発達障害は珍しいものではなくなりました。

しかし、それはごく最近のことです。

一昔前は、変わった人や空気が読めない人などと「ただの性格」だと思われて、生きづらさを感じながら大人になった方もたくさんいます。

利用者さんのなかにも、自分が発達障害だと知らぬまま年をとった方もいるかもしれません。

発達障害があっても、本人の特性に応じて家族や周りの人が少し工夫するだけで、本人の力を発揮でき、生活がしやすくなります。

児童発達支援士は、発達障害に関しての正しい知識が身につくため、これまで生きづらさを感じていた利用者さんに対しても、適切な対応ができるようになるでしょう

また、発達障害を抱える人だけではなく、そのご家族もたくさんの苦労をしてきた場合が多いです。
児童発達支援士の資格を取得することで、発達障害の利用者さんやそのご家族に寄り添い、質の高い介護ができるようになるでしょう。

児童発達支援士が活躍できる職場・就職先は?

児童発達支援士が活躍できる職場は、児童発達支援センターや児童発達支援事業所が一般的です。

就学前の障害がある子が支援を受けるための児童発達支援施設は、資格取得で得た知識を十分に発揮できる職場といえるでしょう。

他にも、多くの子どもと接する機会の多い保育士や教員、看護師など、福祉・医療・教育業界の方も児童発達支援士の取得がおすすめです。

近年は発達障害と診断されていないグレーゾーンの人も増えているため、1人1人の性格や個性に適した対応が求められています。
児童発達支援士を取得することで、さまざまな特性をもつ子に適切な対応ができるようになるでしょう。

また、発達障害を抱えているのは、子どもだけではありません。高齢者の日常生活を支える介護業界の方も、取得するメリットは大きい資格です。

 

児童発達支援士の受験資格

児童発達支援士は、受験資格を設けていません。
そのため、年齢や学歴、国籍は問われません。

ただし、受験する前に児童発達支援士の公式テキストによる学習と動画学習が必要です

児童発達支援士の試験概要

児童発達支援士の試験概要は、以下の通りです。

■試験日程
児童発達支援士の試験は、オンライン形式での試験です。24時間365日いつでも受験可能です。

オンラインで申し込み・受験が可能なので、忙しい方でも受験しやすい資格といえるでしょう。

自宅のパソコンのほか、スマートフォンでも受講・受験ができるため、パソコンがない方もすぐに挑戦できます。

■受験料
児童発達支援士の受験費用は、総額41,470円です。

テキストと動画の受講料が37,400円で、試験料は4,070円なので、トータル41,470円で資格取得を目指せます。

試験料に関しては、実際に試験に挑戦するタイミングで支払うため、申込時にはテキスト+動画受講料の37,400円を支払います。

■申込方法
児童発達支援士の申し込みは、オンラインで行います。

申し込みは、以下の流れです。

1.一般社団法人 人間力認定協会の公式ホームページより申し込み
2.受講料の支払い(カード払い・銀行振込)
3.教材到着後、学習を開始
4.オンラインで受験申込
5.試験終了後すぐに合否判定
6.合格の場合、1か月以内に賞状が届きます
7.不合格の場合、受験料4,070円を支払うことで再受験可能

平均受講期間は1か月であり、早いと1週間ほどで資格を取得できる方もいます

受講期限は8か月間なので、必ず8か月以内に試験を受験しましょう。

児童発達支援士の2023年度試験スケジュール

児童発達支援士はオンライン形式の試験であるため、24時間365日いつでも受験可能です。

仮に、2023年2月1日に児童発達支援士の講習を申し込んだ場合のスケジュールを確認していきましょう。

2023年2月1日に申し込み、同日クレジットカードで支払いを済ませると、3日以内に「受講のご案内」メールが届き、入金から5日以内に教材が自宅のポストに投函されます。

教材が届いたら学習開始です。

受講期限は8か月以内なので、2023年10月1日までに合格を目指しましょう。

受講期間は早い方で1週間、平均でも1か月なので、やる気になれば2023年3月末までに取得することも可能です。

児童発達支援士の試験内容

児童発達支援士の試験内容は、以下の通りです。

■出題範囲
児童発達支援士の試験は、テキストとワークブック、動画学習の内容から出題されます。

そのため、教材の内容を理解していればそれほど難易度は高くない試験といえるでしょう。
テキスト学習→動画学習→確認問題の順に学習を進めるのがおすすめです。

■出題形式と合格基準
児童発達支援士の出題形式は、二択問題・四択問題です。

合格基準は、50問中35問以上正解で合格となります。

■合格率
児童発達支援士の合格率は85%程度なので、比較的合格率の高い資格です。

不合格の場合は、受験料4,070円を支払うと再受験できますが、テキストや動画の内容をしっかりと学習すれば知識ゼロからのスタートでも合格を目指せる資格です。

児童発達支援士を取得するメリット

児童発達支援士を取得するメリットは、発達障害に関する知識、支援・療育方法が身につくことです。

正しい知識が身につくため、発達障害児やその家族はもちろん、発達障害を抱える大人やその周囲の方に寄り添えるようになるでしょう。

特に、発達障害を抱える大人は、これまでに人間関係がうまくいかない、失敗ばかりしてしまうなど生きづらさを感じている方も多いです。
その結果、常にイライラして怒りっぽかったり、精神状態が不安定であったりするケースも珍しくありません。

扱いづらい利用者さんと思っていたら、じつは発達障害を抱えているのかもしれないのです。

もちろん、すべての利用者さんに当てはまるわけではありませんが、児童発達支援士を取得することで、利用者さんの気持ちを理解できることもあります

そのため、より多くの利用者さんの気持ちを理解し、介護職としてスキルアップを目指したい方は、実務経験などを問わず挑戦できる児童発達支援士の資格取得がおすすめです。

介護職として、介護の質の向上やスキルアップを目指している方は、児童発達支援士に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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