特定健康診査は、国が生活習慣病予防のために2008年4月から毎年実施している健診のこと。医療費の約1/3を占める生活習慣病を予防することにより、医療費削減につなげたいとの狙いがある。
40～74歳の医療保険の被保険者と被扶養者が対象。生活習慣病と関連が深いとされるメタボリック・シンドローム（内蔵脂肪症候群）の判定に着目した項目を診査する。
特定保健指導は、特定健康診査により、健康の保持に努める必要かあると診断された人に対して行われる保健指導のこと。
メタボリック・シンドロームと判定された40～64歳の人にはカウンセリング（話し合いによる生活指導）と継続的な指導などが盛り込まれた積極的な支援（65～74歳の人には動機付け支援）、その予備軍と判定された人には動機付け支援（主にカウンセリング）が用意されている。
メタボリック・シンドロームの該当者は年齢とともに増え、平成23年度の診査では70～74歳(19.1%/受診者に対する該当者の比率)が最も多く、次いで60～64歳(17.4%)、65～69歳(17.3%)となっている。
例「特定健康診査でメタボリック・シンドロームと判定された人は、特定保健指導を受けて改善に努めよう」
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