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2014年09月26日

【学習療法】音読や簡単な計算で脳を活性化 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

介護の仕事をしていると、認知症の高齢者と接する機会が多くあります。今や、65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は15%。85歳以上になると40%を超えると言われています。
また日本だけでなく、世界的にも急増している認知症。現在盛んに研究が行われ、さまざまなケア方法が生まれています。
ここでは、国内・国外問わず、最新の認知症ケア方法をご紹介していきます。


前頭前野を活性化させ、脳の老化を防ぐ

ryouhou20140926「学習療法」とは、読み・書き・計算などの学習によって、脳を活性化させ、認知症の予防・改善を目指すものです。

人の認知や思考、創造性など人間らしさを形成するための中枢部分は、大脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)にあると言われています。前頭前野は、感情やコミュニケーション、身辺の自立などのコントロールをしており、脳の司令塔とも呼ばれます。
そして、認知症の症状の多くは、この前頭前野の機能に関係しています。

<前頭前野の主な働き>
・意識や注意を集中したり分散したりする
・感情や行動をコントロールする
・思考し、計画をたてる
                            ・意思決定する


前頭前野の機能が低下すると、これらが上手にできなくなります。認知症の方の行動を考えると、思い当たる点が多いでしょう。

最近の研究によって、人は考えこんでいる時よりも、一桁の足し算などの簡単な計算問題や本を音読している時のほうが、前頭前野が活性化することがわかってきました。こうした研究に基づいて生まれたのが、学習療法です。


楽しみながら、毎日続けることが大切

学習療法では、高齢者と学習を支援する人が、共にコミュニケーションをとりながら音読や計算などを行います。

学習療法を取り入れることで、実際に認知症の症状が改善され、笑顔が見られるようになった、尿意や便意を伝えることができるようになったなど、生活の質が向上したとの成果が報告されています。

多くの施設で採用されている学習療法。ドリルなどの教材を使ったり、新聞を音読するなど、気軽に取り組めますが、大切なのは「継続して行うこと」。
各施設が行っている、楽しく続けるための工夫の例をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

・楽しくスラスラできる教材を一人一人に合わせて選んでいる
・脳が活発に働くと言われる朝食後に学習している
・できたことをほめて、一緒になって喜ぶ

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