甘くておいしいはちみつ。
糖分を抑えるために、砂糖の代わりにはちみつを使用している人も多いのではないでしょうか。
おいしいだけでなく、栄養価が高いはちみつですが、乳児に与えると感染症のリスクがあり危険だとされています。
それでは、加齢によって体力や免疫力が落ちてきた高齢者もはちみつを食べると危険なのでしょうか??
はちみつは乳幼児にとってなぜ危険?
「はちみつを乳幼児に与えてはいけない」と言われる理由は、はちみつにはボツリヌス菌という菌が混入していることがあるからです。
ボツリヌス菌は、自然界に広く存在している細菌で、大人であれば腸内細菌の方が強いため、万が一体内にボツリヌス菌が入っても悪さをすることはほとんどありません。
しかし、腸内環境がまだ整っていない乳児の場合、ボツリヌス菌が腸内で毒素を出してしまい、乳児ボツリヌス症になってしまう可能性があります。
そのため、厚生労働省では「1歳未満の乳児にははちみつを与えないように」と警告しています。
高齢者ははちみつを食べても大丈夫?
大人になると腸内環境が整うため、はちみつを食べてボツリヌス菌が体内に入っても、体内に抗体ができているのでボツリヌス症になることはほとんどないとされています。
はちみつは高齢者にとって安心な食べ物と考えてよいでしょう。
はちみつには栄養価が高く、手軽に食べることができるので、高齢者にはおすすめです。
こんなにすごい!はちみつの効果は?
はちみつに含まれる糖分は、単糖類と呼ばれるとても細かい糖類です。
消化する負担が少なく、すばやくエネルギーに変わるので、疲労回復効果があると言われています。
ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養価が豊富なので、食べ過ぎない程度にはちみつを食卓に取り入れてみてはいかがですか。