大みそかの夜に、家族そろって年越しそばを食べる--。
昔からある日本の年末の風物詩です。
小さい頃の年末年始の思い出に思い出す人も多いのではないでしょうか。
年越しそばの由来は?どんな意味があるの?
理由や意味を知ってから食べると、楽しみ方も違ってきますよ。
年越しそばに込められた意味とは
1年の終わりに食べる「年越しそば」。
「そば」は身近な食品ですが、昔から縁起物としても食べられてきました。
「年越しそば」も、縁起物・験担ぎの1つ。
良い新年を迎えるための験担ぎとして、「年越しそば」を食べるようになったと言われています。
■知ってる?「そば」の験担ぎ
・寿命が延びる(そばは細く長く伸びていることから)
・1年の苦労や災いを断ち切る(そばが切れやすいことから)
・金運を呼ぶ(金細工を作る時に、金粉を集めるためにそば粉を使っていたから)
など
新しい年がどんな年になるのかを考えながら、年越しそばを食べるのもいいですね。
年越しそばを食べる時間に決まりはある?
年越しそばを食べる時間には、特に決まりはありません。
でも、「1年の苦労や災いを断ち切る」ためには、年をまたがないで食べ終わった方がいいかもしれません。
12月31日は仕事…という人は、もちろん大晦日より前に食べても大丈夫!
あわただしい年末ですが、暖かいおそばをゆっくり食べる時間を見つけたいですね。
年が明けたら「年明けうどん」?!
大みそかに年越しそばを食べて厄を落としたら、1年の始まりには「年明けうどん」を食べましょう!
「年明けうどん」とは、香川県のさぬきうどん振興協議会から始まったもの。
白いうどんの上に赤い具を乗せて、おめでたい「紅白」にした新年の行事食です。
あたたかいうどんの上に梅やかまぼこなどを乗せて食べれば、運気がアップするかも?!