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2024年04月10日

大王製紙「排泄ケアと睡眠」テーマに論文発表

 大人用紙おむつ「アテント」を展開する大王製紙(東京都千代田区、若林賴房社長)は「排泄ケアと睡眠」をテーマとした論文を発表し、このほど日本睡眠環境学会の機関紙「睡眠と環境」に採択・掲載された。筆者は同社グローバルマーケティング本部の杉山渉氏ら。

 論文の主題は、夜間のおむつ交換回数削減など、病院や介護施設でのおむつケアの変化。以前は「頻回におむつ交換を行うのがよいケア」とされ、日中・夜間を問わず2時間おきなどに交換されることが多かったが、近年では利用者の安眠確保や職員の負担軽減を目的とし、特に夜間のおむつ交換削減が進んでいる。

 病院・介護施設を対象に同社が行った調査では、おむつを利用する入院患者や入所者が「睡眠の課題を抱えていると思うか」と質問に対し、「とても思う」30%、「やや思う」56%と、8割超が課題を感じていた。課題を感じている状況については、「日中うとうとしている」「夜間、何度も起きてしまう」などを挙げる病院・施設が多かった。

 また95%が、夜間の安眠確保のための取り組みを実践しており、「夜間はおむつ交換間隔を空ける」(46%)に取り組む病院・施設は、「日中リハビリなどで動いてもらう」(79%)、「毎日決まった時間に起床・就寝してもらう」(53%)に次いで多かった。さらに98%の病院・施設が、夜間のおむつ交換回数を削減することで、「利用者の夜間安眠が確保できる」と回答し、90%が「職員の業務負担が軽減する」と回答している。

 同社の調査によると、病院・介護施設で一回のおむつ交換にかかる時間は、モレなしの場合で3.0分。さらにモレが発生すると、アウター(テープ型・パンツ型)交換で5.5分、衣類交換が必要な場合は9.3分、リネン・シーツ交換まで加わると13.1分かかる。100人がおむつを利用する施設で、一人1日4回交換した場合では、月間608~2656時間が費やされるという。

 同論文では、おむつ交換回数削減に伴い、基本機能である尿や便のモレ防止に加え、長時間の使用で起こり易いスキントラブル発生リスクの軽減や不快感の軽減ができる「高機能・高吸収量の紙おむつ」が求められていると指摘。そうしたニーズに対応した同社おむつ製品の解説などにも触れられている。

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<シルバー産業新聞 2024年4月10日号>

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