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2014年12月08日

介護の現場は、セクハラが日常茶飯事? | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo20141208毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週は、「ヘルパーへのセクハラは日常茶飯事」という話題を紹介します。

公益財団法人介護労働安定センターが行った「平成25年度 介護労働実態調査」によると、訪問介護員の92.4%、サービス提供責任者の87.7%、介護職員の75.2%を女性が占めており、介護の現場は圧倒的な女性社会だ。それだけ女性が多ければ、どうしても起こるのが「セクハラ」。悲しい現実だが、介護の現場では、セクハラは日常茶飯事なようだ。

都内の介護事業所で働くベテランの女性ヘルパー・Hさんは、もはや諦め顔で、「それ(セクハラ)をさらりと受け流すのもヘルパーのスキルの一つ」と言い切っている。新人を含む10人近くの部下を統括する立場でもあるHさんは、実際に部下にもそのように指導しており、「ふとももを触ってくるぐらいカワイイもの」だという。

そこでHさんの部下の女性ヘルパー2人にセクハラについて尋ねると、彼女たちは顔を見合わせて恥ずかしそうに笑いながら、「ありますね」「しょっちゅう」と答えた。それ以上の具体的な回答は得られなかったが、聞き手が男性だったということを考えると、現場でいかに“お触り”が横行しているかは、想像に難くないだろう。

ネットにも、利用者からのセクハラ相談はゴロゴロと転がっていて、

「介護員の服を上にあげて、肌が見えると喜んでいます」
「独居の男性利用者さんで、やはり時々わたしのおしりに触ってくる方がいて…」
「『アダルトビデオを一緒に見よう』と誘われた」
「『前回のヘルパーはおっぱいを触らせてくれたよ』と言って抱きしめられた」


といった被害報告が寄せられており、

「はっきり言ってノイローゼ気味です」
「とにかく、男性の利用者さんとは、しばらく一定の距離をおきたいのが、正直な気持ち」
「一生懸命介護しているのに、そんな嫌な思いまでしてやる気がしません」


など、深刻に悩んでいる人も少なくない。

先述のHさんも、「受け流せ」とは指導しているものの、そういった“事件”を起こした利用者がいた場合は逐一報告するよう求めており、その次の回からは可能な限り男性の職員を派遣するようにしているという。ただでさえ慢性的な人材不足の介護業界だが、そういった意味では、男性の介護人材の確保は急務になっているようだ。

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