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2013年07月22日

数字で見る 「家族介護」 の難しさ | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo38kazokukaigo毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は、介護スタッフだからこそ分かる、「家族介護の難しさ」について紹介します。

これまでさまざまな形で介護業界で働くハードさ、辛さをご紹介してきたが、それでも介護スタッフはあくまで介護は仕事であり、プライベートでは介護から離れられる瞬間が存在する。

都内の訪問介護施設に勤務するIさんによると、例えば利用者が認知症なら、ご飯を食べたかどうかを忘れてしまうようなことは当たり前。しかし、認知症が重度のものとなると、「ご飯はまだか?」、あるいは「今、何時?」「今日は、何年何月何日?」「孫が来るのはいつ?」など、利用者の頭の中で気になっていることを、「それこそ秒単位」(Iさん)で尋ね続けてくるケースも決して珍しくない。しかしIさんはそのような例について、

「私たち介護スタッフは1~2時間だからいい。私たちが帰った後も、家族はずっとそれに対応し続ける訳でしょ?……大変ですよね」

と、家族での介護の難しさを語る。

実際、介護がうまくいかないための不満のはけ口と判断できる「虐待」の数値を見ると、厚生労働省が2011年に行った、介護家族による高齢者虐待調査では、養護者(介護する家族)による虐待相談・通報例は2万2636件に上り、そのうち1万6599件が養護者による虐待だと判断されている。

その内訳は、息子が40.7%と圧倒的に多く、以下、「夫」(17.5%)、「娘」(16.5%)、「息子の配偶者」(6.7%)の順。その中には、虐待での死亡例21件という数字も含まれており(2011年度)、前述の1万6000件以上の虐待判断例と合わせ、家族介護の難しさは、数字として如実に表れているのだ。

【参考】
平成23年度高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果-厚生労働省

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