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現場にあると嬉しい実用本

『本人の視点に基づく介護技術ハンドブック』

2020年2月14日

■書名:本人の視点に基づく介護技術ハンドブック
■監修:上原 千寿子
■編集:介護技術ハンドブック作成委員会
■出版社:中央法規出版
■発行年月:2019年9月

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「介護を受ける人」の視点で介護を見直そう!写真で解説、わかりやすいテキスト

介護の現場で働いているスタッフの経歴はさまざまだ。無資格でも介護職として現場で働ける今、基本的な介護の考え方や基礎技術が習得できる、わかりやすいテキストが求められているのではないだろうか。

このハンドブックは、そうした思いから発案され、多くの現役介護職との共同作業を経て、時間をかけて練り上げられた内容からできている。

そのため、本書の一番の特長は「わかりやすさ」。写真がとにかく多いのだ。
介護する人・される人の位置や動作に関係する説明には、写真が必ず添えられている。やってしまいがちな誤った位置や動作がある場合には、「〇」「×」で示した2枚の写真を並べ、比較して理解できるようにもなっている。
このような工夫により、わかりやすさは抜群だ。

介護の資格がない人がイチから学ぶことを考えても、今後の外国人介護職の受け入れを見据えても、写真やイラストを使った解説は必要不可欠なもので、本書ではうまく効果をあげていると言える。

次に本書を特徴づけるのは、「本人主体」という点だ。
ここでいう「本人」とは、介護を必要とする側、介護を受ける側の人のこと。
本書では、「本人主体」を柱に、「本人の安心」「本人の生活習慣」「本人の意欲」を大切にすることを前提にして解説がされている。

タイトルにある「本人の視点に基づく」というのはこのことで、介護には介護を受ける「本人」の視点が生かされるべき、という考えが本書を貫いている。
介護者の都合ではなく、優先的に考慮されないといけないのは「本人」の安心、生活習慣、意欲なのだ。

「第2章 コミュニケーション」に「本人の視点に基づく」のわかりやすい例が取り上げられているので紹介しよう。
たとえば「4 自己決定」の項目では、当日や翌日に着る服を選ぶ際のシーンを取り上げ、次のように書かれている。

<人の生活のなかにはたくさんの選択肢があり、そのなかから自分にあった物を自分で選ぶこと(自己決定)で、充実した生活を送ることができます。>

続けて、模範的なやりとりとして、
介護者「明日着る服を一緒に選びませんか?」
本人「はい。一緒に選びます。」

という例が載せられている。

まとめのPOINT(ポイント)欄には、「どんな場合でも決定権は介護者側ではなく、本人にあることを理解しておきます。」とある。
キーワードは、「本人主体」「意欲」だ。

本書全体で、介護の技術を「コミュニケーション」「移動・移乗」「食事」「排泄」「入浴」「衣服の着脱」の項目に分類して解説。
それぞれの章ごとにチェックリストがあるので、学んだ内容を自分で確認することもできる。

介護の技術を学べるわかりやすいテキストとして、新人介護職だけでなく、指導する立場でも活用できる。中堅のスタッフなら、自分の介護を振り返るきっかけにもなることだろう。

今一度「本人本位」を意識し、介護者の都合で無意識にしてしまっていることはないか、チェックしてみるとよいだろう。

 

監修者プロフィール(引用)

上原 千寿子(うえはら・ちずこ)さん
広島国際大学医療福祉学部教授。

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