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2013年06月24日

まるでレンタカー? 介護職員の悲しい実情 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo41rentacar毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。今週のテーマも「介護施設での暴力」について。今回は介護施設で働く現場側の声を紹介します。

前回も紹介した、埼玉県春日部市の高齢者介護施設で、高齢者3人が相次いで死亡した事件。埼玉県警は、傷害致死の疑いで元職員の男を逮捕した。守るべき高齢の入居者を殴りつけ、死に至らしめるという言語道断の今回の事件。
しかし、都内の介護施設で働く30代の女性職員Eさんは、このような事件の発生に「大きくは驚かなかった」と語る。

Eさんによれば、今回の一件は、施設職員の間でも大いに話題になったという。しかし、職員から出てきた感想は、「信じられない」「ありえない」ではなく、「あるかもしれないね…」というものが多かったのだとか。
というのも、前回も触れた通り、介護という作業はしばしば「密室で」、しかも「1対1で」行われるため、問題が起こっても、介護側が「私は何もやっていない」と言ってしまえば、暴力や虐待の事実を確認することはなかなか難しい。結果的にやった・やらないの水掛け論になってしまいがちなのだという。そのため、事実を徹底的に追求し再発防止策を講じる、という行動がとられにくい。

ただこれは、逆に、施設側・介護者側にとってのリスクでもある、とEさん。暴力や虐待などの事実がなくても、皮膚が弱っている高齢の利用者などが、ちょっとしたはずみで青アザなどを作ってしまい、それを見た利用者の家族が、「介護者のミスだ!」「暴力だ!」と騒ぎたてる例は少なくないそうだ。

それゆえ近頃では、利用者の体の様子をこまめに撮影して、青アザや切り傷などの有無を確認するケースもあるそう。
「初めて訪れたお宅で、『まず全身の写真を撮らせて頂きます』なんて言いにくくて……」「そんなレンタカーを借りる時みたいなこと……」(Eさん)と、現場職員も尻込みしがち。トラブル回避のために必要な写真確認が、利用者と介護者に新たなギクシャクを生む例もあるという。

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