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2023年09月15日

感染対策アドバイザーってどんな資格?試験概要や介護職での活かし方を解説!

新型コロナウイルスやインフルエンザなど、日常生活にはさまざまな感染症による感染リスクがあります。とくに高齢者は感染症に対する抵抗力が弱いため、介護の現場では感染による被害を最小限に抑えることが求められます。そこで近年注目されているのが「感染対策アドバイザー検定」です。
本記事では、感染対策アドバイザー検定の資格や試験概要、介護職への活かし方について解説していきます。

感染対策アドバイザー検定とは、どんな資格?

感染対策アドバイザー検定は、感染症対策に関する正しい知識を身につけ正しく対策することができるようになる資格です。

2020年に誕生した比較的新しい資格で、背景には新型コロナウイルス感染症が大きく影響しています。 新型コロナウイルス感染症対策として、さまざまな業界が対策マニュアルを作成しています。

しかし、マニュアルがあっても従業員1人1人が正しい知識がないと、マニュアルも上手く機能しません。感染対策アドバイザー検定は店舗や施設の従業員などを対象に、感染症に関する正しい知識を身につける従業員教育の一環として推奨される資格です。

資格に合格した従業員が、他の従業員へ正しい感染症対策を伝え教育することで、店舗や施設の感染症対策が強固に機能するようになるでしょう。

感染対策アドバイザー検定で得られる知識・できることは?

感染対策アドバイザー検定で得られる知識やできるようになることは、以下の2つが挙げられます。

•    正しい感染症対策が身につく
•    施設の感染症対策が強固に機能するようになる

それでは、1つずつ解説していきます。

 

正しい感染症対策が身につく

試験前に閲覧する感染対策アドバイザー検定講義動画では、感染症対策に関する正しい基礎知識を学ぶことができます。感染症対策の知識が正しく身につくと、自身や周囲の人の感染リスクを軽減でき、健康を守ることにつながるでしょう。

施設の感染症対策が強固に機能するようになる

自身が身につけた感染症対策の正しい知識を、他の介護士や従業員に伝えることで、施設自体の感染症対策が強固に機能するようになります。介護施設など高齢者が生活する空間では、通常よりも感染症などウイルス対策に気を使う必要があります。

感染症対策に関する正しい知識を持つ介護士や従業員が増えることで、感染拡大を防ぎ高齢者の健康や命を守ることにつながるでしょう。

感染対策アドバイザーが活躍できる職場とは?

感染対策アドバイザー検定は、人と接する機会が多い職場で働く人におすすめの資格です。

飲食店や公共施設、スポーツジムのスタッフなど、幅広い分野で感染対策アドバイザー検定の知識を活かすことができます。また、感染リスクが高いコールセンターやオフィスでも、感染対策アドバイザーを取得する人が多いです。

他にも、感染による重症化リスクの高い高齢者が利用する施設で働く人にとって、取得する価値の高い資格といえるでしょう。

とくに介護施設では、密に高齢者の方と関わりを持つため、感染症対策に関する正しい知識は必須です。より多くの介護士や従業員が感染対策の正しい知識を持つことで、感染リスクを最小限に抑えることにもつながるでしょう。

感染対策アドバイザー検定の受験資格について

感染対策アドバイザー検定には、受験資格が設けられていません。そのため、未成年の方や外国籍の方なども受験することができます。

基本的には、店舗やオフィスで働くスタッフなど従業員教育として推奨されている資格ではありますが、誰でも受験できます。従業員の代表としてはもちろん、感染症の重症化リスクが高い子供や高齢者と同居する方の受験も可能です。

感染対策アドバイザー検定の試験概要

感染アドバイザー検定の試験日程や受験費用など、試験概要について詳しく解説していきます。

受験費用

感染対策アドバイザー検定の受験費用は、15,000円(税込)です。

受験費用には、感染対策アドバイザー検定講義動画の料金も含まれています。また、感染対策アドバイザー検定の有効期限は2年となっており、2年ごとに更新テストを行う必要があります。

その際の更新料は、8,800円(税込)です。

申込方法

感染対策アドバイザー検定は、日販セグモ検定ポータルサイトよりインターネットでの申し込みとなります。申し込む際は、日販セグモ検定ポータルサイトへのログインが必要です。

そのため、はじめて日販セグモ経由で試験に挑戦する場合は、メールアドレスなどの新規登録を行なわなくてはいけません。その後は、決済方法を選択し決済を行うと、申込受付完了のメールが届きます。

受付完了メールには、講座の動画URLや検定受験のための申し込みURL、受験チケットIDの情報が記載されています。

試験日程

感染対策アドバイザー検定は、講座受講後にJ-Testingのサイトより都合のいい日時を選択できます。

都道府県によって、会場の数や開催日程の数が大幅に異なります。東京や大阪などの大都市は、会場の数が豊富なためほぼ毎日受験することが可能です。

一方で、会場の数が少ない地域では試験を毎日実施していないため、忙しい方は日程の調整が必要です。

受験会場

感染対策アドバイザー検定の受験会場は、47都道府県にあるパソコン教室などのテストセンターです。

受付完了メールに記載されている申し込みURLより、受験チケットIDを入力して都合のよい会場や日程を選択し、検定の受験を行います。

2023年の感染対策アドバイザー検定試験スケジュール

感染対策アドバイザー検定を取得するまでの流れは、以下の通りです。

1.    申し込みをする
2.    講義動画を視聴して学習する
3.    近くのテストセンターにて受験する
4.    結果通知およびAAI認定証の送付

講義動画は全4回の講座で計50分程度なので、それほどボリュームの多い内容ではありません。

視聴可能期間は、申し込みした月の翌々月末までです。

例えば9月1日に申し込みした場合は、11月30日まで講義動画を視聴できます。仮に9月25日に申し込みした場合でも、視聴可能期間は11月30日までとなりますので、月初に申し込むのがおすすめです。

また、受験可能期間も、動画視聴期間と同様に申し込みした月の翌々月末までです。そのため、感染対策アドバイザー検定は、申し込みした月の翌々月末までに取得を目指すこととなります。

試験内容は、講義動画から出題されるため、きちんと内容を確認し理解するよう努めましょう。講義動画は視聴可能期間内であれば、何度でも繰り返し視聴することが可能です。

試験結果は、毎月1〜15日に受験した場合はその月の末頃、16〜末日に受験した場合は翌月の15日頃に通知が届きます。合格の場合は合格認定証が併せて届きますが、不合格の場合は5,500円(税込)で再受験が可能です。

感染対策アドバイザー検定の試験内容

1度で試験に合格するためには、試験の出題範囲や合格基準を知っておくことが重要です。

ここからは、感染対策アドバイザー検定の試験形式や出題範囲、合格基準などについて解説していきます。

試験出題範囲

感染対策アドバイザー検定の試験は、講義動画から出題されます。

講義動画は全4章に分かれており、合計50分程の内容です。動画視聴可能期間は動画を見返すことができるため、何度でも講義動画を視聴して試験に備えておくとよいでしょう。

試験の形式と制限時間

感染対策アドバイザー検定の試験は、全50問の択一方式で、制限時間は60分です。

記述式ではないため、暗記が苦手な人でも比較的解答しやすい試験といえるでしょう。また、1問あたり1分以上の時間を与えられているため、焦らず試験に挑むことが可能です。

合格基準

感染対策アドバイザー検定は、50問中35問正解で合格です。

合格した場合は、合格認定証が送付されます。一方、不合格となった場合は、講座の受講が免除され5,500円(税込)で再受験が可能です。

合格率と難易度

感染対策アドバイザー検定の合格率は、公表されていません。

しかし、以下のことを考慮すると比較的難易度が低い試験であると想定されます。

•    合格基準が50問中35問正解で合格
•    試験形式が実技や記述式ではなく、択一方式である
•    試験出題範囲の講義動画が計50分というボリューム

感染対策アドバイザー検定は比較的難易度が低いため、忙しい方でも取得を目指しやすい資格といえるでしょう。

感染対策アドバイザー検定を取得するメリット

感染対策アドバイザー検定は、介護職に従事する人にとってメリットが大きい資格です。

感染対策アドバイザー検定を取得するメリットは、以下の2つが挙げられます。

•    感染症対策に関する正しい知識が身につく
•    利用者さんやそのご家族の安心につながる

感染対策アドバイザー検定を取得することで、感染症対策に関する正しい知識が身につきます。身についた知識を、同じ施設の介護士やスタッフに伝え共有することで、施設全体の感染症対策が強固に機能するようになります。

その結果、施設で感染症が発症した場合に、感染による被害を最小限に抑えることが可能です。また、感染対策アドバイザー検定は、感染症対策の基礎を学ぶ講座を受けたのち検定試験に合格すると「合格認定証」が発行されます。

合格認定証は施設に掲げることができるため、利用者さんやそのご家族の安心にもつながるでしょう。

施設の感染症リスク拡大防止に貢献したいと考える方は、感染対策アドバイザー検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
 

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