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2016年11月15日

【転職失敗事例】「病院の介護職は、介護施設と職務内容が違う?」編

介護の職場には、介護施設だけではなく病院で働くという選択肢もあります。でも医療がメインの病院では、介護職としての働き方が違ってきます。
今回は、病院の介護職として転職した先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!

《事例1》介護士として働いている病院では一部の看護師が高圧的で、すごくストレスを感じます。

143歳/男性/幸人

病院で介護職として働いています。自分がサポートしている患者様が元気になっていく姿を見ると、やりがいを感じますし、看護師たちとも良い連携がとれています。しかし中には、介護スタッフに対して高圧的な態度で指示したり、口出ししてくる看護師もいて…。そのたびにストレスを感じてしまいます。たしかに介護職に医療行為はできないけれど、だからといって看護師の部下ではないはず。このままだと、いつか不満が爆発してしまいそう…。

《アドバイス》
介護施設で働くのと病院で働くのとでは、同じ介護職でも内容が少し異なります。介護施設は介護が主体で、介護職のスタッフが主役となって自由に動けます。一方の病院は当然ながら医療が主体。したがって、医師や看護師の指示のもと動くというケースが多く、看護師の補助的な業務も担当します。

看護師は、介護職にはできない医療行為ができますし、医療が主体のフィールドでは介護職に指示をする立場と言えます。そのため看護師のなかには、今回のケースのように、介護職を見下すような態度をとる人もいるようです。

しかし、そもそも看護師と介護職に上下関係はありません。それぞれの職種が専門性を活かした役割を担い、連携することが求められています。

では、介護職に求められる役割は何でしょうか。
介護職の仕事は、おむつ交換や食事・入浴介助、移乗だけではありません。患者(利用者)のQOLを向上させ、自立支援をサポートしたり、レクリエーションによって認知機能や心の健康を促進するのも大事な仕事です。それには、患者一人ひとりの状態やニーズをしっかり把握し、気持ちに寄り添うことが必要です。

そうした「気持ちに寄り添う」ケアは、まさに介護職の得意分野。介護のプロならではの知識と技術を発揮し、患者と密なコミュニケーションをとっていくことができます。

まずは、そういった「病院の介護士として、患者さんに対して何ができるのか」を改めて考えなおしてみてはいかがでしょうか? そうすれば、自分のやるべきことがはっきりと見え、何を言われても自信を持って仕事に取り組めるのではないでしょうか。

介護職が、自分たちの得意分野で力を発揮することは、病院でのケアの質を高めることにもつながります。そのためには、看護師と介護職とのコミュニケーションも大切です。もし職場に、介護職の仕事やスキルへの理解が不足している看護師がいるならば、その状況を変える努力をしてみませんか? まずは積極的にコミュニケーションを図ってみましょう。お互いの職務をもっと知る機会を作ったり、話し合う場を設けたりすることで、誤解が解ける可能性もあります。

しかしいくらあなたがアプローチしても相手の言動に変化がなく、ストレスを感じる状況が続いてどうしても耐えられないというのであれば、そのときは転職を考えてみては?

転職を考える際は、もういちど病院で働くか、あるいは介護施設にするか、職場の種類を検討することから始めてみるといいかもしれません。介護施設にも、医療ケアの比重が大きい介護老人保健施設などがあります。自分がやりたい介護をもういちど見直し、職場選びに反映させると良いでしょう。


《事例2》看護師の補助業務ばかりでマンネリ気味。仕事に張り合いが感じられません。

238歳/女性/悦子

お給料のアップと福利厚生面の充実を実現したいと思い、介護施設から病院の介護職に転職しました。働いて約1年になりますが、仕事内容は相変わらず看護師の補助や、シーツ交換などがメイン。仕事がマンネリ化して、張り合いを感じません。経済的には満足していますし、身体がキツイということもないのです…。もっと積極的に介護に携わりたいし、スキルアップもしたい。もっと自分を向上させるには、どうしたらよいのでしょうか。


《アドバイス》
病院勤務の介護職がどんなことをしているかというと、一般的には、看護師の補助をはじめ、食事や排泄、入浴の介助、おむつやシーツ交換などが主な仕事でしょう。

あなたは、仕事内容にマンネリを感じているとのこと。たしかに病院は介護がメインではありませんし、看護師の補助的な仕事も多く、介護職としてのスキルアップに疑問を感じてしまうのかもしれません。

しかし、病院で働く介護職には、介護施設では得られないメリットもあります。それは、医療に接する機会が多いこと。もちろん介護職には医療行為はできません。でも、医療関係者と接する機会があるでしょうし、間近で看護師の医療行為を見ることもできます。認知症の方へのアプローチや、褥瘡、嚥下障害などへの対処法など、介護施設とは違う視点から学ぶこともできるでしょう。

看護師の指示に従っているだけ、と考えれば張り合いのない仕事でも、医療の知識を学ぶ絶好のチャンスと考えれば、やりがいはまったく違ってくるのではないでしょうか。身につけた知識は、今後きっと役立つはずです。

どんな仕事でも続けていくうちに、慣れが出てきます。そんなときにマンネリを感じてやる気を失ってしまうか、新たなチャレンジを見つけるかは、あなた次第。それは、病院でも介護施設でも、どの職場でも同じです。

医療の知識を学ぶチャンスととらえることも、ひとつのチャレンジ。
また、現在の職場での介護について見直し、さらに良い介護を提供できるように自ら改善する努力をすることも、チャレンジです。

たとえば看護師との連携を見直してみる。あるいは、患者のためにもっとできることを探してみる、など。こうしたチャレンジに目を向ければ、マンネリは打破できるのではないでしょうか。

それでも、今の職場の仕事へのやりがいに変化が感じられず、心境も変わらないのであれば、転職という選択肢を検討しても良いかもしれません。その際は、病院の専門性や特徴によって介護職の仕事内容も異なりますから、面接で詳しく聞いておくと良いでしょう。

また、病院で働く介護職の場合、キャリアという面で大きな変化は期待できません。もし将来のキャリアアップを望むのであれば、施設長などの管理職へのキャリアアップも可能な介護施設に戻るという選択肢もあります。この機会に、自分の将来像についてもう一度考えてみてはいかがですか。




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今までと違うタイプの事業所に転職し、失敗したケース
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最近増えてきた「サービス付き高齢者向け住宅」に転職し戸惑うケース
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→「志望動機」 例文集 一覧ページ
→「自己PR」例文集 一覧ページ


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