履歴書は、手書きとパソコンどちらで作成しても問題ありません。それぞれにメリット・デメリットがあるため、志望する業界や職場に合わせて、あなたの強みをアピールできる方を選びましょう。
この記事では、手書きとパソコンどちらで履歴書を作成するか迷っている方や、基本の書き方を知りたい方向けに、ポイントをまとめて紹介します。
目次
■ 履歴書は手書きとパソコン作成どっちが採用されやすい?
■ 手書きかパソコンか迷ったときの選び方
1. まず応募先の指定を確認する
2. 手書きとパソコン作成のメリット・デメリットを比較する
3. 応募先が「求めている人材」を把握する
4. 自分が「何をアピールしたいか」考える
■ 履歴書を手書きするときのポイント
・ボールペンで丁寧に書く
・修正テープや修正ペンは使わない
・手書き用フォーマット
■ 履歴書をパソコン作成するときのポイント
・フォントを統一する
・データで提出するならPDF化する
・パソコン作成用フォーマット
■ 履歴書作成に関するよくあるQ&A
・手書きじゃないと落とされる?
・パソコンで履歴書に写真を貼る方法は?
・履歴書のサイズはA4とB5どっち?
■ 履歴書であなたの熱意や強みを伝えよう!
履歴書は、手書きとパソコンどちらで作成しても問題ありません。応募先から指定がない場合、基本的に「手書きかパソコン作成か」だけで採用・不採用が決まることはないと考えてよいでしょう。
ただし、手書きとパソコン作成にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
また、志望する業界や職種、職場の方針などによって、採用担当者の印象が変わる可能性はあります。
履歴書を手書きとパソコンどちらで作成するかは、応募先のニーズを踏まえたうえで、自分の強みをアピールしやすい方法を選ぶと良いでしょう。
履歴書を手書きとパソコンどちらで作成するか迷ったら、以下のポイントで検討してみましょう。
履歴書の作成方法を検討する際は、まず応募先からの指定を確認しましょう。履歴書の作成方法や提出の仕方が決まっている場合、その指示に従います。
「手書きで記入してください」と言われているのにパソコン作成の履歴書を提出すると、「指示に従わない人」というマイナスな印象を与えてしまいます。
企業独自のフォーマットが用意されている場合もあるため、求人に記載の「応募受付方法」や応募先から届いたメールの内容をよく確認しておきましょう。
応募先から指定がない場合、履歴書は手書きとパソコンどちらで作成しても問題ありません。
以下のメリット・デメリットを踏まえ、自分に合う作成方法を選びましょう。
履歴書を手書きで作成するメリット・デメリットには、以下が挙げられます。
〇人柄がアピールできる
〇手間をかけた分熱意が伝わる
〇丁寧に書くと好印象になる
×字が乱雑だとマイナスな印象になる
×間違えると新しく書き直す必要がある
×パソコンより時間や手間がかかりやすい
採用担当者の印象としては、以下のような意見があります。
「字が上手か下手かは関係ありません。たとえ字が下手でも、この会社に入りたいと思う方はきっと丁寧に書いてくださるはず。履歴書はいわば自分の分身です。書き方ひとつで、その方の個性や人間性を垣間見ることができます。社会人としての基本的なルールを満たしているか履歴書で確認します」
(訪問介護事業所・エリアマネージャー)
履歴書をパソコンで作成するメリット・デメリットには、以下が挙げられます。
〇パソコンスキルをアピールできる
〇手書きより効率的に作成しやすい
〇整った印象で字が読みやすい
×人柄や個性が伝わりづらい
×入力ミスがあると手抜きな印象になる
×パソコンが苦手だと作成に時間がかかる
採用担当者の印象としては、以下のような意見があります。
「『履歴書は手書きのほうがいい』とよく言いますが、乱れた字や誤字が心配なら、パソコンで文字を打って読みやすさを優先した履歴書のほうが、私は好感が持てます。誤字脱字や字が汚すぎないことが大事です」
(サービス付き高齢者向け住宅・施設長)
履歴書の作成方法は、応募する業界や職種、その職場が求めている人物像に合わせて決めるのも大事な視点の一つです。
例えば、IT業界やウェブサービスを扱う職種など、業務で一定のパソコンスキルを求められる仕事に応募するなら、手書きよりパソコン作成が適しているでしょう。
一方、専門スキルより「人柄」や「熱意」を重視する職場であれば、手書きで丁寧に作成した履歴書の方が「社風にマッチする」と思ってもらえる可能性があります。
求人やホームページをよく見て、応募先が「どんな人材を求めているのか」を見極めると、採用に一歩近づきます。
応募先のニーズに合う自分の強みを洗い出し、「何をアピールしたいか」を整理することも重要です。
例えば「丁寧に仕事に向き合う誠実さ」をアピールするなら、手書きでじっくり履歴書を作成した方が、あなたの魅力が伝わりやすいでしょう。
「WordやExcelを使った資料作成が得意」とアピールするなら、パソコンで見やすく履歴書を作成した方が、スキルの証明につながります。
自分の強みや思いを反映しやすい方法で作成すると、より好印象な履歴書に仕上がります。
手書きの履歴書は、採用担当者にあなたの丁寧さや人柄をアピールできる重要なツールです。
ここでは、記入時に迷いやすいポイントと【手書き用】の履歴書フォーマットを紹介します。
基本的に、履歴書を記入する際は黒のボールペンを使用します。
鉛筆や消せるボールペンで書くのはNG。誰でも簡単に修正や改ざんができてしまうほか、意図せず文字が消えてしまう恐れがあり、重要な書類に使うのは不適切です。
黒の消えないボールペンで、誤字脱字のないよう丁寧に記入しましょう。
履歴書の字を書き間違えてしまったとき、修正テープや修正ペンで消してはいけません。たった一文字のミスでも、新しい用紙に書き直しましょう。
ここで書き直しの手間を惜しむと、採用担当者に「入社意欲が低い」「信頼性に欠ける」などマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
履歴書を書き終えたあとは、ミスがないかよく確認することも大切です。
履歴書は応募先から指定がない場合、市販の物を購入するか、フォーマットを自分で印刷して作成します。
手書き用の【PDF】フォーマットが必要な方は、以下から無料でダウンロードしてお使いいただけます。
*A4…印刷するときは用紙を「A3」に設定
*B5…印刷するときは用紙を「B4」に設定
パソコン作成の履歴書は、書式を整えることで読みやすくなり、採用担当者にパソコンスキルをアピールできます。
ここでは、作成時に迷いやすいポイントと【パソコン作成用】の履歴書フォーマットを紹介します。
履歴書をパソコンで作成する際は、フォントを統一しましょう。書類のあちこちに複数のフォントを使うと、統一感がなく読みづらくなってしまいます。
履歴書に使うフォントとしては「明朝体」が一般的です。Windowsなら「MS明朝」、Macなら「ヒラギノ明朝」を選ぶとよいでしょう。
フォントのサイズは10.5pt~11ptが適切です。名前など記入欄が大きい項目は、枠の大きさに対して不自然ではない程度(14pt~18ptが目安)にフォントサイズも調整しましょう。
▼MS明朝(Windows)の記入例
履歴書をExcelやWordで作成したあと、応募先にメールで提出する場合は、ファイルを「PDF」に変換して送りましょう。
PDF化するとレイアウト崩れや第三者による編集を制限できるため、基本的には自分で作成した通りの見た目・内容の書類を相手に届けられます。
ExcelやWordファイルをPDFに変換する方法は難しくありません。具体的な手順は、以下の記事を参考にしてください。
履歴書は応募先から指定がない場合、パソコンで直接フォーマットに入力して作成できます。
パソコン作成用の【Excel】フォーマットが必要な方は、以下から無料でダウンロードしてご活用ください。
*A4…印刷するときは用紙を「A3」に設定
*B5…印刷するときは用紙を「B4」に設定
ここでは、履歴書作成に関する以下の疑問に回答します。
基本的に「履歴書が手書きじゃないから」という理由だけで落とされることはありません。
ただし、応募先から手書きの指定があるにも関わらずパソコンで作成すると、「指示をくみ取れない人」と判断される可能性があります。
採用担当者は「何で履歴書を作ったか」よりも、応募者の社会人マナーと履歴書の内容を重視しています。
相手にとって読みやすく、自分の強みを最大限アピールできる方法で履歴書を作成するとよいでしょう。
手書きでもパソコン作成でも、履歴書には証明写真を貼ります。
パソコンで証明写真を貼るには、写真をデータ化してパソコンに取り込み、ExcelやWordのフォーマットに挿入する作業が必要です。
具体的な手順は以下の記事で解説しているため、参考にしてください。
履歴書にはA4サイズ(A3を二つ折りにしたもの)とB5サイズ(B4を二つ折りにしたもの)があります。
どちらを使用しても問題ありませんが、A4のほうが用紙が大きく、志望動機や自己PRをしっかり記入できます。熱意やスキルをアピールしたい方は、A4サイズの履歴書がおすすめです。
一方、書くことが少ない場合はB5サイズでシンプルにまとめることもできます。
また、同封する書類(送付状や職務経歴書)とサイズを合わせるのも一つの考え方です。
履歴書は、応募先に熱意や強みをアピールするための大切な書類です。
手書きかパソコン作成かで迷ったら、それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、最適な方法を選びましょう。
客観的なアドバイスが必要なときは、転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談することもできます。
履歴書であなたの思いやスキルをしっかり伝えることが、希望の転職・就職を叶えるための第一歩です。
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